8.新人ラッセル山行(広見山)
平成15年2月8日 三浦章、比呂子、村岡、高田、塚本、吉田、山内(宇部山岳会)、石田(下関市役所山岳部)、光森(無所属)、上田(山大山岳部)
宇部市恩田を早朝4時に出発、小郡で石田と合流し、匹見へ向かう。予報では雨だが、今のところ大きな崩れはない。
やや到着が遅れたため、7:50に亀井谷林道入り口から歩き始める。今日は結構暖かい。雪も湿った残雪特有の重いものだ。30分も歩いて、いきなり林道脇から急斜面にとりつく。急登を我慢すれば、沢を渡渉せず、ヤブもうるさくないルートだ。
雪がわかんに付着し、足取りが重いが、交代でラッセルし、がんばる。
稜線に出ると、緩やかな歩きとなり、間もなく1035ジャンクションピークに到着。1月に頂上まで行けなかった恐羅漢山を今回も目指していたが、時間的に遅いことと、天候の悪化が予想されるため、広見山へ変更することとした。個人的には訪れたことのない山だったため、歓迎である。遠望すると鋭角的でなかなか立派な山だ。
途中ヤブがうるさいところもあったが、頂上直下の稜線は真っ白な雪稜で、アルペン的な雰囲気である。昼前に頂上と思われる雪の丘に到着。風が強く、視界がよくないため、周囲の状況からの確認ができない。1月下旬に三浦夫妻、大岡が訪れた際は標識が見えていたそうだが、今日は雪で埋まってしまっていたのだろう。
やや下山し、風を避けるため、稜線を少し外れ、昼食をとることとする。三浦夫妻が豚汁を作り、皆が感動しながら食べる。雪山では温かいものが体にとても効いてくる。
元気が出たところで、12:20に出発。コウラ谷脇の稜線を北西に忠実に下山。最後に幾度となく渡渉をせねばならないが、迷うことはないすっきりとした尾根である。13:30過ぎには下道川下の道路に出ることができた。
本日は天候には恵まれなかったが、人数も多く、また若者2名(山内、上田)も参加して有意義で楽しいものであった。なお、今回のタイトルは三浦のリクエストによるもので、若者2名の今後の頑張りに期待したもの。
以上 記:吉田
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