平成15年8月7日  お楽の滝沢(仮称)☆  表匹見峡本流  沢登り

三浦 章、吉田英彰(宇部山岳会)、入江(無所属)

 前回小虫谷の際に話題で触れた「お楽の滝」に向かう。その際は雨の直後ですごい迫力だったが、今日は湧き水みたいなのがちょろちょろ流れてるだけで、とてもしょぼい。これじゃただの崖である。なんかいやな予感がする。

 表匹見峡本流をわたり、滝左岸からとりつく。下部は潅木越しをまいた。中段に出てきてそこでロープを出す。上段を岩登り。三浦がリードであとを二人が続く。潅木で支点をとり、特にハーケンやナッツは使わない。20mくらいのピッチ。この岩場はV級もない。

 いろいろ想像をめぐらしていたその先は・・・・・・・・、ただのガレ沢だった・・・・・。潅木を巻いたりして適当に登っていたが(むちゃくちゃ蒸し暑かった!!)、そのうちもう引き返そう、ということで、2ピッチ懸垂下降でそのままお楽の滝の釜にザブンと降りる。それまで暑くて不快極まりなかったので、ひんやりしてとてもさわやかだ。

 まだ時間があったので、表匹見峡をしばらく遡行する。長い泳ぎ、泳ぎ、泳ぎ、僕は途中で足がつり、お助けロープで引っ張ってもらう。とても楽チンである。終了点手前で道路に上がって、引き返した。

 帰りの道中、台風の影響か、雨が降り出す。行動中は天気がもったのが幸いだった。

 お楽の滝は降雨直後に鑑賞するとよいが、そうでないと周りの崖とあまり変わらない。滝上部も遡行価値はない。まあ資料も何も無い沢を遡行すると、ヒット作は10本に1本だろう。

※★5つで満点、☆は半分。初見の沢に対する僕の勝手な独断と偏見に満ちた曖昧な評価です。

記 吉田

お楽の滝下段を懸垂下降する入江

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送