平成15年7月14日 表匹見峡 小虫谷? ★
三浦章、吉田英彰
またしても天候不順のため、大山行きをあきらめ、近郊の沢とする。当初は表匹見峡沿いの道(野入〜下道川下)の中間右岸に「お楽の滝」というかなり高度がある滝があり、その滝に注いでいる沢を行う予定であったが、表匹見峡本流を渡らなくてはならない。今日は水量が多く、渡れないのであきらめる。しかし、この滝はカッコイイ。地形図を見ても沢は短くもかなり急峻そうだ。感じが切籠切窓に似ている。次のお楽しみにとっておこう。
少し野入側に戻ると南東の方向に突き上げる沢がある。ここだと道路沿いでアプローチが簡単だし、取りつきやすい。いきなり滝があるが、水量が多くて登れない。この後も滝が続くが直登できないので、巻いてばかり、なんか爽やかでない!?沢側のそま道を歩く。地図だと稜線を超えて裏匹見へと通じている。途中の990mピークまで歩くこととする。
そのうち沢側の道が消失し、稜線狙って斜面を直登する。「まだつかないのか!?」あまりに長いのぼりで段々腹が立ってくる。藪もうるさい。へとへとになってようやく半四郎山から南西へ続く稜線と思われる稜線に上がったが、踏み跡も何もない。仕方ないので、馬蹄形に北へ枝尾根を適当に降り、元の道へ戻った。ヤレヤレであった。
下部は滝もあり、水量も少なければきれいな渓流だろうが、すぐ平凡になるし、あまり遡行価値は無いように個人的に感じた。
※なお、国土地理院の地図ではこの沢には標記がありません。桑原良敏氏著「西中国山地」に「大虫、小虫谷」と書いてありますが、一般的にそう呼ばれているのかは不明。沢側の中国電力の看板に「岩節渓流」の標記があります。なお、「お楽の滝」は道路側に看板があって、よく鑑賞できます。
記:吉田
※「お楽の滝」
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