アナノ谷 抜月川 沢登り

平成15年8月19日  三浦 章、斎藤宗喜(宇部山岳会)、松尾(やまびこ)

 高津川の支流、抜月川に鈴ノ大谷山と盛太ケ岳の間にアナノ谷があり、ドンブリ淵というのがあり、遡行してみたくなった。メンバーは斉藤さんとやまびこの松尾さん。「開拓の沢なので、行って見ないとどんな沢か分からないよ!!」

 盛太ケ岳の頂上を踏んで下山する予定なので、割合下流から入る。大堰堤からから入る。流れ込む水が澄み切って深い。泳げそう。幅の広い河原が続く。赤っぽい岩床がきれいである。水量が多く、流れも速い。

 F1は堰堤と合体している。二俣まで堰堤ばかり。今日は「はずれ」か・・・・!?

 二俣の上で二つの堰堤を越えてからこの沢が変わる。急なゴーロと滝登りが楽しくなる。大きくゴルジュ状となり、円形劇場のようなドンブリ淵とF5。名前のとおりドンブリの形である。だがほとんど土砂で埋まっており、淵の部分は1/5しかない。埋まる前は相当な淵であったことがうかがえる。

 F5、8mを直登、ロープを使用する。つるつるであるが、バランスで登る。その上のF6,7も直登、このあたりが最もいい個所である。

 それから上流も赤滑、小淵、小滝と沢の中を進み、周囲の植生も落葉樹でまぶしいほど美しい。

 盛太ケ岳へ登って取りつきへ登りたいので、左側のV字ガリーへ入る。水が涸れて100mで境界尾根へ出る。はっきりした尾根であるが、笹のびっしり密集したヤブ漕ぎで大汗流して山頂へ。くだりは登山道を降りる。

今日は大当たりじゃ!!★★★★

記:三浦

 

 

 

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