平成15年11月23日  御船山RC、黒髪山ハイク

M、T、F、Y(岩:FYKルート、槍フェースルート)、O夫妻、M夫人、大わんこ、小わんこ(ハイク)、

 会で誰も行ったことがない御船山に訪れる。いろいろ教えていただいた『嵐』のKさんからは「あまり大きな期待はされないほうが(笑)」とのことでしたが、間近で見るとなかなか立派。

「おお、すごい」

「でもちょっとヤブっぽいね」

「ふむふむ」

 

 8時過ぎに公園が開園、入口で記帳して入る。池の朝もやと紅葉が幻想的である。散歩道奥にルート案内の看板があった。岩場の基部にはすぐ着いた。つんつるてんの岩場。ここはどこじゃ?古い字が消えかかった看板をよく見ると、どうも何年か前の国体女子九州ブロックのルートらしい。この右側からとりつく。

 

 MとY、TとFが組む。MグループはFYKルート、Tグループはチムニールート。1Pはヤブっぽいところから登りはじめる。ほんまにここかいな、と思いながら登ると2P以降はピンに導かれて行く。ぼろぼろのハーケンもあるが、新しいしっかりした支点もある。3Pのトラバースは高度感があって、びびった。下のほうでは公園の観光客がこっちを見てなんか言ってる。

 

「おーい、兄ちゃんら、気ーつけーやー、げらげらげら」

 

今それどこじゃない、こっちは必死じゃ。それに皆兄ちゃんでなく、おっさんである。Tパーティーはルートが判然としないため、一旦引き返し、FYKに転進した。

 

 A1のルートはアブミを下に置いてきたので、スリングを足に引っ掛けて登る。最後は頂上付近に抜けられる。少し歩いて頂上へ。胸のすくような大展望、天気もいいし、暖かいし、大変満足である。雲仙と思われる山も遠望できた。

 

 下降し、昼食をとって、次に向かう。槍フェースのA1もスリングを使って登る。ペツルもうってあったから、このスラブをフリーで登る人もいるのだろう。次のピッチは槍のカンテを直上、高度感満点。2本目の槍で懸垂下降で下山した。

 

 ハイク組も黒髪山と御船山の大展望を満喫でき、大満足だったようだ。ここは武雄温泉のそばなので、今度は温泉つきで訪れたいなあ。

 

※御船山の岩場について北九州山岳同好会『嵐』様よりご教示いただきました。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。

 

記:Y

御船山頂上

夕暮れの御船山

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