市民ハイキング山行報告(蒜山)

期 日:27日(土)〜8日(日)

参加人数:一般参加者33名、宇部山岳会員22

 ここ数日強烈な冬型となり、山陽自動車道から見える景色は立派な冬景色である。なにもわざわざ蒜山まで行かなくても・・・などと冗談を言いながら宇部市営バスとラッセル隊を乗せた車は蒜山を目指す。米子自動車道に入ると雪量はさらに多くなり、蒜山高原SAでチェーンを巻く。犬挟峠は岡山県と鳥取県との県境であるがこの時期鳥取県側は除雪がしてないためここで行き止まりである。ここが下蒜山の登山口である。1月に下見登山を行ったが、その時雪は少なくワカンは必要なかった。しかしそれからかなり雪が降っており、ラッセル隊7名の精鋭がワカンを履いて一般参加者のためにトレースをつけて登っていく。そのスピードは速くあっという間に見えなくなった。本隊はゆっくりと頂上を目指す。天気は小雪。しかし冬山の天気としては上上である。雪がないときは急な階段状の歩きづらい登りであるが、今回は雪が豊富にあり、ラッセル隊がしっかりしたトレースを付けてくれているので快適に高度を稼ぐ。雲居平から上は樹林を抜け風が強くなるが、全員頑張って登る。下蒜山頂上(1100.5m)1430分着。集合写真を撮り、登って来た道を下る。宿泊は休暇村蒜山高原。温泉で初日の疲れを癒し翌日の山行に備える。

 二日目は上蒜山スキー場までバスで移動し、上蒜山(1202m)から中蒜山(1122m)を縦走し塩釜へ下山する約5時間行程である。期待した天気は相変わらずの雪であるが、雪の天気でしか見られない霧氷の中のルートを全員で頂上を目指す。この日はラッセル隊と塩釜からの逆コース出迎え隊の構成で一般参加者本隊をサポートする。さすがにこの日は初心者とベテラン者との進行に差が出るが、会員でフォローしながら上蒜山に1130分頃着。途中雪庇が発達しているところがあるが、普段その辺の山では見ることの出来ない自然現象に皆歓喜の声をあげながら、尾根上の確実なトレースを進む。中蒜山とのコルで出迎え隊と合流。ここから先は出迎え隊のつけてくれた確実なトレースをたどり、中蒜山避難小屋、頂上を目指す。13時頃中蒜山頂上着。風は強く景色はないが、皆の顔には達成感の笑顔、笑顔。避難小屋には出迎え隊が沸かしてくれた、あったかいコーヒーサービス。しばしのコーヒーブレイクを満喫。ここまでくれば後は塩釜まで一気に下るだけである。偵察の時見えていた道標も雪に隠れていた。塩釜着1430分。雪道の悪条件の中を宇部市営バスが迎えに来ていてくれた。感謝感謝。 帰りのバスの中は既に来年の市民ハイキングの計画で盛り上がる。宇部に2130分着。

 一般参加者、宇部市営バスの運転手さんお疲れ様でした。 そして、頼りないリーダーをサポートしていただいた宇部山岳会の皆さん有難うございました。

(リーダー記)

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