仁寿峰(韓国の岩場)

2005年6月2日(木)〜6日(月)

メンバー:村谷・山本(祐)・三浦(章)・深野

6月2日(木)
福岡空港発  〜 仁川空港  〜 ソウル東バスセンター  束 草(ソクチョー) 
(13:45)      (15:10)   (19時頃)         22時過ぎ

・ 仁川から束草へのバスの直行便はないとのことで、バスでソウルに行く。東バスセンターが終着と思っていたが、ホテル・シェラトンが終着であった。乗り過ごしであった。 
・ 4人とも大きなリュックを担いでおり、タクシー2台でバスセンターにもどる。夕方のラッシュアワーの中、もたもたしながらも19時頃束草行きのバスに乗る。ソウルは20時ころまで明るい、経度の関係とのこと。束草のバスセンターの前のホテルに泊まることにする。1部屋4人の素泊まり。乾杯をして就寝。

6月3日(金)
束草 〜 ウルサンバイ・取付き 〜 山頂 〜 束草 〜 ソウル 〜 ウイドン
6時      8時            13:40  17時   20時    22時
・ウルサンバイへの往復はタクシー利用。


● ウルサンバウイ(○山岩) ※ ○は草冠に慰と書く。

○ 文理大ルート(キジョンキル)
・ ルートの長さ201m、6ピッチ。天気は上々、風なし、ソラク山を背にしてのクライミングである。クラックが大部分で、外開きのチムニー、短いスラブもある変化に富んだルートである。足指が痛い。
1p 25m Y    ハンドクラック
2p 45m X−   外開きの長いチムニー
3p 35m X+   スラブからチムニーそしてバンド
4p 20m X−   フェイスのクラック
5p 20m X    凹角から狭いチムニー
6p 40m Y    ワイドクラックからバンドそして外開きのクラック

文理大ルート・核心部は次です。

・ 三浦がリード、2本のザイルに村谷と山本が後続し、山本からのザイルに深野が後続す
るという1:2:1のスタイルで登攀する。後半のピッチは村谷がリード。深野は6pの一部でゴボウあり、他の3人は難なく完登。     
・ 帰路は束草の「高速バスセンター」までタクシーで行くが、行くべきは「市外バスセンター」であった。再度タクシーに乗車し、昨夜利用したホテルで荷物を受け取り、一路ソウルへ。地下鉄、バスで宿泊地(ウイドン)に無事到着。24時間営業のサウナでごろ寝、疲労とマッコリ・ソジュ・メクチュのお陰で爆睡。

6月4日(土)
ウイドン・トソンサ〜白雲山荘(ペグンサンジャン)〜取付き〜山頂〜白雲山荘(泊)
6時       8時      9:40   13:10
● インスボン(仁寿峰)
○ インスB
・ 仁寿峰東面の左側にある明瞭なクラックである。ルートの長さ100m、3ピッチ。天気は上々、風なし、ソウル市が一望できて快適なクライミングである。足指が痛い。
・ 取り付きまでの大スラブが2p
1p 40m 5−8  広いクラック
2p 30m 5−7  コーナークラック
3p 30m 5−6

・ 終了点から20m上に歩いて、やさしいフレーク状クラックからやさしいクラックへ約60m登って終了となる。終了後は、踏み跡をたどり「狸の腹」から頂上へ。 
・ 村谷がボルダリングのエリアに行っており、3人で登る。三浦がリード。
・ 山頂でクローニーキルを登ってきた40代の4人組の韓国パーティーにマッコリ、海苔巻き等の饗応を受ける。日本語を話せる人がおられ、電話番号、Eメールアドレスを教えてもらう。次回は一緒に登ろうと約束をする。 
・ 白雲山荘に下りて、マッコリ、ソジュ、メクチュで時間をつぶす。村谷は18時ころ帰荘、ボルダリングを堪能したとのこと。今晩は山荘で50名程度のコンロン登山学校の講習会が開催されるとのことで、我々は山荘のスタッフルームを割り当てられた。登山ガイドの森中龍一朗氏が講師として来ておられ、相当の時間、氏と雑談ができた。
・ 韓国では月曜までが3連休で登山者は引きも切らずで大盛況である。

6月5日(日)
取り付き 〜 山頂  〜 白雲山荘  〜 ウイドン
7:20 12:40 14時〜15時  17時
○ クローニーキル
・ 仁寿峰でもっとも長いルートの一つ、220m、8p、インスBと並列している。
足指が強烈に痛い。 
1p 50m 5−8   小スラブ
2p 25m 5−7   スラブ
3p 25m 5−8   スラブ
4P 10m 5―10a 振子トラバース
5P 25m 5−9   クラック
6P 25m 5−8   フレーク状
7P 25m 5−7   ジェードル
8P 40m 5−8   クラック

クローニキル・核心部 ガンバ、ムラッチ

・ 終了後は踏み後をたどり頂上へ。三浦、村谷、山本が交代でリード。深野は足指の痛さに耐えられず、後半はA0の連発。 
・ ウイドンの24時間サウナに連泊、近所の食堂での打ち上げは店のお客、店主の息子を巻き込んで多いに盛り上がる。少々飲み過ぎたか?。

6月6日(月)
6時 トソンサ(バス)〜スス・ミョンドン(地下鉄・バス)〜 11:30仁川空港〜13時 福岡空港 〜 16時 宇部
                        
感想・反省
・ 好天にめぐまれて、楽しいクライミングでした。村谷が仁寿峰からの下山中にカメラを紛失(盗難?)したのは残念でした。
・ リードをした3人のクライミング技術に圧倒された深野は未熟を痛感し、帰国の翌日に は中学生の次男とその友人と3人で山口県セミナーパークのボルダー施設でトレーニングを開始しました。持続されんことを祈念します。

(記 深野)
 

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