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山口県山岳連盟では毎年会員の登山技術の向上と懇親を図るため沢登り講習会を実施している。宇部山岳会では毎年参加しており、今年も沢好きの会員10名が参加した。
初日、宇部山岳会6名は、下関山岳会6名と9時30分に裏匹見狭駐車場で合流して、簡単な開会式を済ませた後、早速裏匹見狭に入る。(コース詳細は「西中国山地の沢」三浦章著を参照)。水はさほど冷たくなく、快適。参加者最高齢は68歳だが、山行日数の少ないわれわれ40歳代の会員より元気が良いように感じる。勝手知ったる裏匹見狭のつもりだったが記憶と違う箇所が多い。歳のせいだろうか。途中2,3回休憩を取り終点の平田淵に着いたのが13時過ぎ。昼食をとっているときに雨が降りだした。次第に雨脚が強くなり、雷雨となった。雨の中を舗装道路を歩いて取り付き点に戻った。仲間のうち2名はゆっくりする間も無く帰宅。4名は残留し後発隊の到着を待った。
16時頃から匹見狭レストパーク休息所で反省会。18時頃後発のK氏が手料理をさげて合流。さらに23時過ぎには残り3名が到着。軽く酒を飲んで就寝。夏なのに気温が低く、シュラフを使わないと酒の酔いだけでは眠れなかった。
開講式 | 各自コースを選んで泳ぐ |
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二日目は、紙祖川渓谷。滝は無いが流れが速いのが特徴だ。車道とほぼ平行して流れているので山の中の沢登りではなく河原歩きといった趣の沢だ。ザイル等の登攀具はまったく必要ない。しかし、ヘルメットとライフジャケットは着用したほうがよい。距離が長いので結構疲労した。
この日は各山岳会の後発組が合流して総勢22人。(下関山岳会(8名)出光登山部(5名)、山歩(1名)、宇部山岳会(8名))。途中、数人の渓流つりを楽しむ人に出会ったが、こちらの数の多さに圧倒されてか、今日は誰も文句を言う人はいなかった。
流れに逆らい果敢に進む | 河原歩きも長く疲れる |
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15時前に三葛小学校跡に到着。いまは宿泊施設になっているようだ。ここの広場で閉会式を済ませて解散した。あらかじめ終了点に車を回していたので解散もスムーズだった。
コースタイム;8:40入渓〜10:15~30休憩〜11:30~50小さい堰堤上部で昼食 〜14:03~13大堰堤の上部休憩〜14:40三葛小学校跡着
今年の沢登り講習会はザイルワーク等の講習はなかったが、実践から学ぶ有意義な二日間であった。沢の中ではほとんど会話は交わさないが何か心通じるものがあり、親睦が深まった気がした。
(江本 記)
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