・ 深野の乗用車で宇部を7時に出発、小野田から高速道路、北九州を過ぎたあたりで交通事故があり、渋滞するが4、50分のロス、空港付近の駐車場を予約していたが、場所が分からず、3、40分のロス、それでも搭乗には1時間以上の余裕、「早起きは三文の得。」
・ 「やれやれ、遠くにきたもんだ。」空港からにタクシーに乗り、YMCAのホテルに泊ることにする。ホテル内にある「トランス・キボ」という旅行会社で入山料、ガイドの手配等の手続きをする。料金が値上がりしているとのことで、6日の行程を5日に変更し、ガイド1人、サブガイド1人、ポーター2人、クッカー1人で総額1800ドル、チップは別払いである。「まあ、いいか。」
眼前にキマンジャロの雄姿が見えるプールサイドのレストランでキリマンジャロという名称のビールを少々。旨い。
キリマンジャロ | キリンじゃろ? |
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・ ゲートで入念に登山手続き、深野は売店でストックを一本借りる。(8ドル)、ガイドのアロン(30才)と登山開始、うっそうとした樹林帯の緩やかな道をマンダラハットに向かう。ポーター達は先を行っているとのこと。下山者と行き交う。「ポレポレ(ゆっくり、ゆっくり)、ジャンボ(こんにちは)」とスワヒリ語が飛び交う。
・ ここはジャングルかとアロンに聞いたらフォレストであるという?。樹林帯を抜けるとそこがマンダラハットだった。大小の山小屋がと林立している。時間を持て余し、マウディ・クレーター(噴火地)を散策する。サルが遊んでいた。私たちも遊んでいる。
ジャングルかフォレストか? | マンダラハットの朝 |
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・ 朝の雲海、ゆるやかな草原帯、黄色と白のお花畑、サボテンのような姿をしたセネシア、ロベリア、空気はカラッとして、空は澄みきっている。草原の前方に雪をかぶったキボ峰が見えるが一向に近づかない。右前方には黒褐色の岩稜が特異なマウエンジ峰、いくつかの涸れ沢を横切りながら、ようやくホロンボハットヘ。
・ 行程を1日短縮したので、少し休んで、高所順応をすべくゼブラロックに向う。垂直の岩壁に白と黒とのコントラスト、これはガイドに聞くまでもなく、「ゼブラ」ですね。
・ 今夜は4人部屋でドイツ人夫婦と私達。疲れたので18時頃に眠るが2時頃に眼が覚める。朝まで眼がさえて眠れなかった。これは少々苦しかった。工藤も同じような状況だったとのこと。
歩いても、歩いても、遠い山 | 花一輪 |
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・ 湿原があり、お花畑もあるが次第に風景は変わり、荒涼とした砂礫と瓦礫になる。キボ峰とマウエンジ峰の間を通過してキボハットに着く。少々寒い。もっと寒いのはここのトイレ、落下距離が10数mもある。(涸れ渓流の上に建設)である。怖る怖る慎重に・・。
・ 24時に出発とのこと。17時頃から寝袋に入るが眠れない、ダイアモックスを半錠飲む。利尿作用があるとの事で、2回も恐怖のトイレに行く。ますます眼が冴える。
工藤も体調不良のようだ。(高度障害か?。)
道はまだ続く。 | 不気味なマウエンジ峰。 |
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巨大なキボ峰 | 荒涼としたキボハット |
・ ウトウトとしていたようで、周辺の声で眼が覚める。軽食を軽くつまんで、ヘッドランプの明かりを頼りに出発。工藤とガイド、深野とサブガイドでペアを組む。砂礫の急斜面を黙々と登る。
・ すごい星空、ホロンバットで見た星空もすばらしかったが、ここから見る星はその数がべらぼーに多く、息をのむ。そのうち空を見上げる余裕が除々になくなっていく。
・ 頂上に近づくに従い、寒さで手足がしびれる。10歩あるいては複式呼吸。そのうち5,6歩あるいてはストックに体をあずけて、しばしの休憩。寒いのであまり休めない。時折、足がふらついて千鳥足になる。頭はすこし重いが痛くはない。(ダイアモックスが効いているのか、どうかはよくわからない。)
・ 4時半頃、火口のふちの頂上ギルマンズポイントに登頂。深野はここでギブアップ、「酸素に負けた?、いいえ、自分に負けました。」
・ 最高峰ウフルピークの登頂は工藤に託す。宇部山岳会で酒の肴にされないように、格段の奮闘を祈りつつ深野とサブガイド・フレッドは黙々と下山する。
・ 工藤はその後、氷河からの寒風に震えあがりながらも、艱難辛苦ものかわと、ボロボロ、グチャグチャになりながら、ウフルピークに登頂。タンザニア時間、6時30分でした。
おめでとう・・・・・・・次は6千ですね?。
※ マラングゲートで工藤は金色の登頂証明書、深野は緑色の登頂証明書をいただきました。
※工藤のコメント
「深野さんが降りた後、ガイドともめながらも、ピークに立ったのですが、最初は頂上に立った喜びよりきついというのが本音でした。少し経ってから周りを見て感動しました。アフリカ大陸で一番高い所は、やはり、凄いと思う。」
スッゲー、その1 | スッゲーその2 |
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スッゲー、その3 | おめでとう、震えてる? |
・ アロンと工藤が「ポーターの1名追加、深野の荷物が重かったのでチップの5割アップの要求などなど・・・。」の価格交渉を行いながらポレポレと下山する。既成事実ありき、でアロンが寄り切りの勝ち。円満解決?。明日のサファリも面倒なのでアロンにガイドをしてもらうことにする。毒食えば皿まで?。(サファリでの価格交渉はうっちゃりで工藤の勝ちでした。五分五分?。)
・ YMCAに宿泊、前回と同じ部屋(宿泊料13ドル)、ビールを少々。山行中はノンアルコールでした。
交渉成立 |
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・ アロンがジープの運転手と一緒に迎えに来て、4人で出発する。アリューシャはメルー山(4566m)の麓にある都会です。治安はあまりよくないようですが、街中から眼前に広がるメルー山は雄大で、まさに街のシンボルです。ただ、停電が頻繁にあるようで、19日の昼間はよかったのですが、19日の夜からずっと停電状態で20日の昼前にレストランに行っても、食事が作れないと断られるような状態でした。宿泊は「レ、ジャガンダホテル」(宿泊料40ドル)でした。
・ サファリはそれなりでしたが、ファミリーなら楽しいと思いますが、おっさんのツアーでは何となくしまらないというか。街にいると190cm位のマサイ族の兄ちゃん達が強烈なセールス攻勢を掛けてくるので、フォレストにいるほうが平穏無事ではあります。
・ 街をぶらぶらし、偶然に入ったレストランのオーナーに誘われて、昼前にマサイ族の家畜市場に行きました。
・ ナイロビ空港では3時間もフライトが遅れ、その間、説明もアナウンスもなく、職員も何も知らずで、くたびれました。往路にも似たような状況がありました。東アフリカはポレポレの世界のようです。
・ バンコクではチャオプラヤ川(メコン川)で遊覧船に乗りました。2〜3時間のコースでビールを飲みながら、夕闇せまるバンコクの景観を堪能しました。お客は我々だけでした。これは想定外の楽しい体験でした。
(記 深野)
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