この谷は 標高差100m少しだが 全コース滑床からなり 退屈な河原歩きは殆んど無い珍しい谷である。 所々 滝が現れて適度な緊張を持続できる。
場所は 広島県佐伯のR186 道の駅「スパ羅漢」から北に1km(吉和側)中電取水口あたりから 小瀬川を渡り西に入渓する。国道からも赤っぽい滑床が見えるのでまず間違うことは無い。
入渓するとすぐナメラが始まる。
岩盤は赤っぽい花崗岩で フエルト底の沢靴に良く馴染み 快適遡行ができる。
三浦夫妻らは 先日西日本有数の石鎚・雪瀑谷を2日がかりで完登している。
このビッグな登攀のクールダウンに容易なここを選んだそうだ。でも遡行速度はとても速い。まるで
足裏に吸盤でもあるように滑らずスイスイと進んでいく。それに比べてここは本番のつもりの私はヨタヨタ・もたもたで恥ずかしい。
「オーイ待ってくれ」 | 「彼は水の上も歩ける?」 |
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天候は薄曇りだが、水温は高めで 泳ごうと思えばそれなりの深みはある。
いくら進んでも滑床は尽きない不思議な沢である。沢登り初心者には格好の入門コースとなり、
中級者はそれなりのコースとりも可能である。
「こんな水量なにクソ!」 |
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「どこまでも滑床」 |
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空に高圧送電線が見えると、残りは少ないが 最後まで ナメラと小滝が連続し、快適である。
石積みの橋脚が両岸に現れると右岸に踏み跡が見つかる。ここで終了とする。
延べ距離は約 1.7kmで1時間半程度で抜ける。
笹の中に切り開きとピンクテープがあるので、これを伝うと林道に出る。左に進むと三叉路になるのでここも左にとるとR186に合流する。約50分の歩きだろう。この日は、釣舟草、ママコナ、ミゾソバ
等が咲いていた。
赤ナメラ谷位置図 |
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昼食は肉や野菜等具たっぷりのカレーうどんを頂き、その気になり もっと下流の "悪谷"の核心部 比丘尼淵周辺の偵察と試登を行った。
記 : 斉藤
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