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物見ヶ岳の新コース探し(その2)
2007年12月5日
 
メンバー:斉藤宗、斉藤滋、(やまびこ)F,(コンパス)H、(OHC)K,(一般)T 以上6名
 今年の2月 篠目の物見ヶ岳の崩落危険箇所を避けるコース探しをしたが、完全では無かった。
HPに発表したので(2007.2.6日付)関心を持たれた方々が 道の整備やテープ付けをされたと聞く。
623mピークを通る尾根は問題なさそうである。お節介な我々は 崩落危険箇所を避けるコース探しをするため 再度 逆コースから入山した。
 篠目の橋本地区に駐車させてもらい、9時半 前回の下山地点に向かう。赤テープと小さな木の標識がついている。 あまり踏まれていないが 上方に難無く登れる。しばらくは 急坂が続き 寒いが一汗かく。 危険箇所も無く(登りでは)迷う心配はない。
 物見ケ岳急坂
  一本調子の尾根の登りの後に、地形は複雑になる。 その度に立ち止まり、読図力をつけるため、周りの地形を観察し 現在地を確認する。
 2月の下山時に悩んだ尾根の分岐が思い出され懐かしい。新たに赤テープを追加したが このコースの踏み跡が しっかりしたら、徐々に減らしたい。
 623mを過ぎると 低い笹が表われる。冬苺も盛りでにそれなりに綺麗である。ジャムを作るには充分すぎる苺が 見渡せる。ツルシキミも赤い実をつけている。 700mの小ピークは 進路の両側に展望台があり、それぞれ周防と長門が見渡せる。でも足元に注意です。
 ここから頂上に向けて、背丈ほどある笹原であるが、KiさんとKaさんらによって綺麗に刈払われて 快適な尾根道になっている。有難うございます。
刈られた笹
 天狗岩分岐の手前で、笹は少し残されている。頂上から降りた人が希望しない方向に迷い込まない配慮と思える。
  天狗岩で休憩する。今日は遠望がきき、沢山のピークがはっきり見渡せる。
  周防方面の主なるピークは同定でき瀬戸内海の 島々も見える。
 中央に鳳翩山
 数分先の物見ケ岳の頂上で昼食とする。ここからは 長門の山々や日本海が見える。合わせて山口県の全体が見渡せる 素晴らしい場所で、先人が物見ケ岳と名付けた理由に納得。
 ここから少し尾根を進み、杉の植林地を急下降する。緩やかになると 右に左にジグザグに下る。
 下りも急坂から
 比較的開けた沢の入り口から 読図再開。尾根と違い見通しが悪いので 現在地を確認するのに時間を要する。 各人 地図上で「ココあたり」と言っている。大きく違っていないが 「も少し先に左からの沢が合流するはずなので そこで現在地が確認できる」 の弱い表現になる。 気象予報士の気持ちが解る。
 沢の合流点があるたび地形図と にらめっこするが、規模が小さいので「かも知れない」の小さい声。 でも 全体の地形や傾斜も考慮しながら 大外れはなく下降して行く。
 今回の目的の一つである「崩落危険箇所」の高巻き適所を左岸側に標高400mあたりから探すが、岩が多く適当な 所が無い。
  ついに 標高300m近くに下り、「崩落危険箇所」の手前で大高巻きをすることになる。
 特に危険ではないが かなりの労力を要し 一般的では無い。
 自分たちは目的の356m手前の鞍部に降り立ったが ルートとしては 適切ではない。
 本日の軌跡図
  鞍部で休憩中に Fと筆者は「崩落危険箇所」に再度向かい 今度は小回りの巻き道を探す。
  難しさはないが落石や 立ち木に枯れ木が多く不安全で、ここも一般的でない。実は崩落危険箇所を通過するより神経を使った。
 全員下山後の意見をまとめると、「崩落危険箇所」に金属製鎖を固定する案になりそうである。これには沢山の問題が あるので、すぐには解決しそうにない。
 国土地理院の地図にはこの沢の右岸側に道があるようになっている。昔の道で今は消滅しているかも知れないが、 踏み込んでみるつもりである。
 その結果を ”その3”で報告するつもりである。
<文・写真 斉藤    トラック図 F >
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