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霧氷の由布岳
2007年 12月14日
 
メンバー:斉藤宗、斉藤滋、N(やまびこ)、K(小野田HC)
稜線の霧氷
 
 天気予報では西中国山地は降水確率が高い。大分方面は良さそうなので、由布岳登山に決める。
  朝集合した時は 寒くなく 霧氷は諦める。N車は快調に走り、9時過ぎには 東登山口に到着。 (私のデリカではまだまだ時間が掛かりそう。)
 天気はあまり好くなく 白いものがちらほら、ガスもかかり山は見えない。 9時20分出発。出だしの林には 樹木名が付けてあるが 落葉しているので区別が難しい。 そのうち植林帯になると、トラロープが延々と設置され 道迷いを防止してある。なるほど 疎林で傾斜が緩やか、落葉で道が隠れて何処でも歩けそうなので この方法になったのだろう。
 積雪時は 赤テープより確実だろう。  日向越えからしばらく進むと 傾斜は増し 道はジグザグが多くなる。霜柱も出てきて それなりに冷え込んだようである。
 ジグザグの登り
 
 霧氷が表われる
  最初の固定ロープ辺りから 霧氷らしきを確認。ひょっとすると上部では 期待できるかも。
 先頭のGekoは 遅いけど弱音を吐かず 岩場や鎖場を登って行く。念のためアイゼンは 持参したが 氷結していないので 出番は無し。身軽なKさんは余裕の登り。
鎖場を登る
 ホールドや鎖に雪がついているので 手袋が少しづつ濡れていき冷たい。 稜線に達すると 霧氷がしっかりと付いていて 歓声が上がる。
 白いサンゴの中にイソギンチャク?
 時々ガスの切れ目から下界が見える。
 歩きにくいお鉢周りを慎重に進み 11時25分に東峰に着いたが 寒くて昼食を取る気にならない。 風を避け 岩陰で高カロリーの間食と温かい飲み物で一息つく。
 頂上標識は壊れて 証拠の物は無いが 記念写真を撮り下山にかかる。
 振り返ると黒い岩肌と白い霧氷で 冬到来を実感する。
 下山にかかる
 下にはラクダ色の飯盛ケ城が可愛く見える。
 下山路は乾いて凍結していないので 難なくマタエに到達。「西峰に登りますか?」の声に「寒いだけ。 それより 正面登山道から 全員未知の日向越えへの道を辿ろう」
 正面登山道を下ると 3〜4パーテイに出会う。さすが人気の山である。 長く成長した 霜柱のせいで膝に優しい下山路になっている。(これなら明日の陶ガ岳の岩トレにも 参加できそうである)
 霜柱
 合野越えを過ぎ 休憩所やトイレに近くなると 左に明瞭な道があるが 標識が見あたらず敬遠。 休憩所まで下りて 左への道を探す。2本見つかったがいずれも上に登っている。さっきの道が 近道だったようだ。
 すこし登ると はっきりとした標識群が表われた。風の裏側でしかも倒木に腰掛られるので やや遅い 昼食とする。
 葉を落とした木々の向こうに飯盛ケ城が高く見える。かなり下っているので 再度の 登りを覚悟する。
 ウリハダカエデの成木が多いので紅葉期はいい所と予測する。進むにつれて覚悟していた登りとなり 岩も多く、手ごたえがある
日向越えに登り直す
 尾根や沢を通過する度 上りや下りがあるが 結構楽しい。
 右手に日向岳が見え その手前のきれいな林を左に廻り込むと日向越えに帰りつく。
日向越え手前の林
 予想していなかった山上部の霧氷と 中腹の静かな落ち葉の道に満足した山行になりました。 おまけに、温泉好きのNさんの案内で 塚原温泉で入浴でき 好い1日でした。
記:斉藤
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