|
新春雪山ハイク 毛無山(比婆山系) |
|
|
2008年1月2日
|
メンバー:斉藤宗、斉藤滋、他1名 |
|
|
|
気ぜわしかった年末を、何とか乗り切り 新年は家族と比婆山で迎えた。
元旦は一日中新雪のスキーを楽しみ、折角だからもう一日スキーをしようかと提案すると、Gは「スキーを本気でしたので 腕が痛くなったから 明日は 山登りにする」と言う。スキーをして脚ならまだしも 腕が痛くなるとは理解に苦しむ。
一昨年・昨年は比婆山(御陵)に登っているので 今年は毛無山を楽しむことにする。 ワカンを着けて 六の原登山口を9時に出発。 |
|
ワカンの使い方 わかんない? これは筆者のひとりごと |
|
|
|
昨日午後から新たに降った雪が積もり登山口から早速 ラッセルとなる。でも膝位までしか埋まらない。昨日歩いた人がいるのか 登山道の所どころに足跡らしきものが かすかに感じられる。 |
|
新雪を進む |
|
|
|
道はジグザグに少しずつ、高度を上げてゆく。 時々吹き溜まりがあり 先頭は 股下まで埋まる。
三番目を歩く娘は やや遅れ気味。 ワカンに手(足)をやいているのか。
スキーで脚を休ませていた(?)Gは 先頭を譲らない。
その内バテるだろうと思い、本人のしたいように歩いてもらう。 |
|
ひたすらラッセルする |
|
|
|
道は尾根を中心に蛇行しながら高度を稼いでいく。下山時には シルバコンパスを使って ”最短距離を下る楽しみ”が待っているので、この悠長な登りも苦にならない。
「出雲峠への分岐」に到達し、シルバコンパスで進路を設定し直す。娘が初めてこの意味を問う。歩きながら説明をし 自分達の進行方向と地形の一致を教えると「すごーい」と言っているが、完全に理解するには かなりの時間を要しそうだ。
それより周りの木々が低くなり、植生が変わりコシアブラが目立ち始めたことを告げると、これはすぐに納得する。(筆者が好きな山菜のコシアブラは彼女がまだ小学生の頃から教え、採取し、食味したものである。)
比婆山のスキー場が左下に見えてくると、急坂の登りになる。 |
|
|
クラストしていると楽だが
|
|
|
|
クラストした雪面を旨くたどると、楽勝であるが 雪の下に空洞もあるので油断できない。 |
|
頂上は近い |
|
落とし穴もある |
|
|
|
無雪期なら一時間もかからないのに 場所によっては股下までも埋まるラッセルもあって 11時45分に山頂着。
強風のためか 山頂付近の 積雪は少ない。
今日の天候では大山は見えないし、寒いだけ。記念の写真を撮り、早々に下山にかかる。
下りは楽勝の筈が、落し穴が沢山待ち受けていて、Gと娘は交互に沈。 |
|
|
沈を助けると 二人共埋まる |
|
|
|
どうにか「出雲峠への分岐」に帰り着き、温かい紅茶とパンで一息つく。
ここで改めてシルバコンパスで下山方向を設定し直す。
ここからがこの登山のハイライト!! 登山道は無視して、最短距離で六の原に向かうことにする。筆者は下山の方向にだけ神経を集中させ 雪の斜面に飛び込む。
無雪期なら到底歩けない藪の急斜面が 今は一面の純白の絨毯。三人とも歓声をあげながら 自分だけの登山道を思い思いに下る。 |
|
|
下りは快適 |
|
しかし 楽しい雪遊びは長くは続かずあっという間に 目的の場所に。13時下山完了。
一日中 誰にも出会わない 貸切の毛無山でした。 |
|
|
|
<文・写真 斉藤 > |
|
|
|
|
|
|
|