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容谷峡(錦川水系) |
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日 時 |
2021年6月13日(日) |
天 気 |
曇り |
メンバー |
内田、鹿野(会員外) |
行 程 |
山口~キャンプ場6:55~入渓7:00~F67:30~520m二俣8:55~容谷山9:55~旧道~キャンプ場11:15~山口 |
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登りたい課題があって、これまで岩登りに精を出していたが、ようやく区切りをつけることができた。これからは沢登りの季節だ。今年最初の沢は容谷峡に行くことにする。 |
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現地で鹿野と待ち合わせ。お互い少し早めに到着したので、準備をしてから7時に入渓した。水量は平水。もともと水量の多い沢ではないので、ミニゴルジュ以外、ほとんど水に浸かることなく進む。 |
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ミニゴルジュも濡れないように |
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久しぶりというのに、相変わらずの鹿野のペースに引っ張られ、あっという間にF3に到着。ここからが面白くなる。 |
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F3ここまで30分しか経っていない |
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F4、F5とフリーで越えると、F6が現れる。昨年、この沢を遡行した際に、初めてF6を登ったが、岩が脆くて支点が取りにくかった記憶がある。ただ、この滝はもう一度登りたいと思っていたので、気合を入れて取り付いた。 |
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F6 |
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滝の右から取り付き、下部でキャメロットを決める。思ったとおり岩が脆く、ホールド・スタンスが崩れないか緊張しながら、じわじわ進む。どこかに残置があったと思ったら、中間地点に残置ハーケンを見つけるが、その付近の崩壊が進んでいたようで、少し触っただけで岩ごとハーケンが剥がれ落ちてしまった。 |
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中間までが脆い |
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慌てて自分のハーケンを打つが、脆い岩質の上、不安定な体勢で打ったハーケンは気休めにしかならない。
フォローで鹿野が回収した際、やはり簡単に抜けてしまったようだ。不安を抱えながらも、そのまま突っ込み、上部は水流沿いを落ち口に抜けた。 |
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上部は安定していた |
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その後、トポに記載された最後の滝F7をラバーソールのフリクションで快適に越えて、先へと進む。F8は上部がかなり滑っていたが、さすがの鹿野が安定した登りを見せた。 |
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安定した登りを見せる鹿野 |
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気がつけば520m付近の二俣に到着。左は涸れ沢、右は本流で、階段状の滝となっている。その後も適度に小滝が出てくるが、簡単なのでどんどん進んだ。ロープを持ってもらっているのに、鹿野のペースについていけない。 |
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階段状の滝 |
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そして、750m付近の最後の二俣に出会う。水流は左俣から出ており、右は涸れ沢となっている。ここで内田が大きな勘違い。地形図を見て、涸れ沢の右俣を本流だと思い込んでしまっていたのだ。
まだボロボロのチムニー滝があったはずだと右俣を詰めるが、再び現れた細い水流は頼りなく、すぐに涸れてしまう。ここで間違いに気づくが、後の祭り。結局、そのまま平凡な源流域の沢筋を進み、適当な箇所で左手の笹薮に突入すると間もなくで縦走路に出た。 |
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何もない右俣 |
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この時点でまだ9時40分。そのまま容谷山のピークまで進んでから小休止をとる。時間が早いのでお腹がすいておらず、水だけ飲んで、すぐに南側の尾根を下った。要所にピンクテープがあり、以前より少しはましになっているような気もするが、決して歩きやすいルートではない。
所々で間違えそうになりながら、一気に下山。中国自動車道の下を通り、旧道に出た。豚を運ぶトラックに抜かされながら、駐車地点まで戻った。 |
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トラック図(容谷峡) |
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小五郎山から寂地山にかけての南側の沢は良渓が多い。容谷峡もゴルジュあり、登攀ありで変化があって面白い。
頑張れば、すべての滝を直登できるが、F6の残置ハーケンは剥がれてしまったので注意が必要だ。 |
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(文:内田、写真:内田・鹿野) |
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