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トチゴヤ谷(錦川水系) |
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日 時 |
2021年9月26日(日) |
天 気 |
晴れ |
メンバー |
池本、内田 |
行 程 |
山口~六日市~河津駐車地点8:10~林道~入渓8:50~トチゴヤ谷9:05~稜線12:20~ミノコシ峠~錦岳13:10~ミノコシ谷~林道~河津駐車地点14:35~六日市~山口 |
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気がつけば、9月も最後の週末となった。ぼちぼち沢の季節も終わり。今シーズンは一度も寂地山の沢に来ていなかったので、久しぶりにトチゴヤ谷に行くことにした。 |
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河津に着くと、さすがに気温が低い。半袖では肌寒いくらいだ。道中では既に稲刈りをしており、季節の移り変わりを感じる。準備をしてから出発。深谷川沿いの林道を進む。 |
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気温が低いので少し迷ったが、やはり林道終点の橋から入渓。早速、水の冷たさに震え上がる。終点からすぐのアシガ谷出合を過ぎて、しばらく行くとトチゴヤ谷の入口となる。 |
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林道終点の橋の下の滝を登る池本 |
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トチゴヤ谷に入り、F1を越えると、雰囲気のある空間の奥にF2が現れる。水量が少ないので、岩の様子がよく見えるが、やはり直登は厳しそう。ここは定石通りロープを出して左岸から越えた。 |
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水量の少ないF2 |
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F3は右岸側から水流沿いを登る。水量が多い時だと取れないラインだ。F4も快適に越えると、あっという間にF5大竜頭に到着。滝の前の開けた空間が一気に狭まり、ここから滝が連続する。このあたりがトチゴヤ谷のハイライトだろう。
F5の前でロープを出して右岸に取り付いた後、F8手前に懸垂で降りるまで、そのままロープを使った行動となる。今回、その後はロープを出すことはなかった。 |
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F5全景 |
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F7上部に懸垂で降りる |
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今回は水量が少ないせいか、普段よりも岩のぬめりが目立った。下部はフリクションがよく効いたが、上部に行くほど、ぬめりの度合いがひどくなり、気を遣う。やはり沢は自然そのものであり、気候などに応じてコンディションが一様でないことを改めて感じさせられた。
その後もぬめりに気をつけながらも、二人なので快適なペースで滝を越えていく。三浦さんの本にもあるようにいくつ滝を登ったのか分からない。 |
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930付近のC/S滝を抜ける |
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上部に行くほどぬめりがひどく気を遣った |
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最後の二俣を左に進み、ぬめりのひどい滝を慎重に越える。簡単だがここで怪我でもすると大変だ。しばらくすると源流域となり、大した藪もないまま進むと縦走路に出る。
縦走路のすぐ手前には熊床らしきものがあった。ここで小休止していると、外国人の女性ハイカー5人と出会うが、お互いびっくり。やはり寂地山は人気の山なのだろう。 |
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縦走路の手前にあった熊床? |
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下山ルートについて悩んだが、池本と相談して、定番のミノコシ谷を使うことにする。縦走路を南下し、乳酸の溜まった足で錦岳を登ると、一気に北北西の尾根を下る。以前はテープがあったように思うが、今回は見かけなった。1169手前の鞍部からミノコシ谷へ。
大雨の影響なのか、ブッシュが薄れて足下が見えるので、歩きにくさは以前ほどではない。相変わらずガレた岩は安定していないが、思ったほどの疲労感もなく、林道に出た。
過去の記憶で比較すると、これなら藪が峠よりもミノコシ谷の方がましだと思う。最後は秋の気配を感じながら、林道を歩いて車に戻った。 |
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ところどころに大雨の跡が |
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トラック図(トチゴヤ谷) |
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今シーズン、大した怪我もなく、沢登りの最後をトチゴヤ谷で締めくくることができた。今年も数々の沢に同行してくれた池本に感謝したい。
沢登りは自然の要素による部分が大きく、何度、同じ沢を遡行しても、その度に新たに感じることがある。今後も、技術・体力のトレーニングを怠らず、安全に沢登りを楽しみたい。 |
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( 文:内田、写真:内田・池本 ) |
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