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伯耆大山三鈷峰北稜
 
 
 
日 時  2022年3月5日(土)
天 気  晴れ→曇り
メンバー  内田、下程
行程  南光河原駐車場5:40~元谷分岐6:10~下宝珠越7:00~剣谷~北稜取付8:40~三鈷峰12:40~上宝珠越13:10~元谷分岐13:50~南光河原駐車場14:20
 内田さんからお誘いがあり、大山 三鈷峰 北稜に行く事になった。
 朝5:40に南光河原駐車場を出発。前回の大山に比べると雪の量は若干減った感じだが、だいぶ締まってきており、コンデションは悪くない。
 予想では、曇り&強風であったが、風も強くなく晴れており、良いスタートとなった。
 今回のルートは下宝珠越から剣谷を降りて、北稜の末端から三鈷峰を登るコース。
 剣谷を下降する際、阿弥陀滝があり懸垂で降りる必要があるが、事前に地図を確認し、阿弥陀滝の手前を右にトラバースする事で、阿弥陀滝を懸垂せずに北稜に取り付く作戦で進んだ。
下宝珠越から剣谷へ降りる
 阿弥陀滝の落ち口に到着し、予定通り右にトラバースを開始。地図上では等高線も詰まっていなので、問題無くトラバースして下りられると思っていたが、実際に行動を開始すると、最初の尾根を越える所が思ったより悪かったり、トラバースする斜面が結構急だったりで、思ったより時間が掛かってしまった。
 今回、雪がある程度締まっていた事もあり、無事にトラバース出来たが、新雪が降った時とかは注意する必要があると感じた。
阿弥陀滝の右岸をトラバース
 その後、川筋に沿って三鈷峰北稜の取り付き地点まで移動し、末端付近から三鈷峰へのアタックを開始。
 適度な斜度の雪稜で、太陽も出来てきて、気持ちの良い尾根歩きで、どんどんと高度を稼いで三鈷峰に向かって行った。
気持ちの良い尾根歩き
 しかし、時間が経つにつれ、当初の天気予報の予想通り雲が湧き出し、風も強くなり、雲行きが怪しくなってきた。そしてついに核心部のジャンダルムに到着。
岩稜は右から巻く
 慎重にジャンダルムを登り始めたが、どんどん風が強くなってくる。やせ尾根を通過する箇所に到着したが、あまりの強風に内田さんにロープを依頼。
 先ずは内田さんがやせ尾根を通過して、無事に安全地帯まで移動。その後、下程がやせ尾根を通過しようすると、風が更に強くなり、ロープが宙を舞う状況となった。
 当然、ロープで確保されているが、やせ尾根を通過する自信が無く、風が弱くなるまで内田さんに待って貰った。正確な時間は計っていなので分からないが、15分近くは待って貰ったと思う。やっとの事で風が弱くなったタイミングでやせ尾根を通過したが、いつ風が強くなるか分からず、内田さんの所に到着した時は、心底ほっとした。
やせ尾根の通過
 その後、斜度のある斜面となったが、雪も締まって安定し風も弱くなったので、コンテのまま三鈷峰に向かって進んでいく。
雪壁を登る
山頂近くでも雪が割れた箇所があった
 快適に歩みを進め、とうとう三鈷峰に到着。残念ながらピークは風が強く、ガスで回りの景色も見えないので、早々に退散して、スタート地点に向かって、下山をした。
ようやく三鈷峰のピークへ
トラック図(三鈷峰北稜)
 
( 文:下程、 写真:下程・内田 )
    
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