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樹氷の恐羅漢山
日 時 平成22年2月20日(土)
メンバー 佐々木 神田 岡村 山田 斉藤(宗) 斉藤(滋)
 
青空の下の樹氷
行  動  宇部IC下駐車場(6:10)〜(8:45)牛小屋高原駐車場(9:10)〜 (11:20)恐羅漢山
       (12:00)〜 (13:30)牛小屋高原駐車場(14:00)〜 宇部IC下駐車場(16:50)
 「恐羅漢に行かないか?」とShさんよりお誘いがあった。今シーズンまだ登っていないのでMは即OKと返答したようだ。
 ここ最近 左膝と右足首の痛みが続いているので ついて行きたいがまた痛まないかと悩む・・・。が結局 樹氷の恐羅漢山を歩く 誘惑には勝てるはずもない。罹りつけの先生の「痛くても山に行ってもいいですよ。それが あなたの生き方なら。」の言葉を 思い出し 大判のシップ薬を貼りまくり 即効の回復を期す。
 牛小屋高原駐車場は土曜日とあってスキー客の車が多く 整理員に従って奥の方に駐車する。(無料なのが嬉しい)
 身支度を整え 夏焼峠へ向かうコースに入る。多分昨日あたりに降ったのだろう 新雪が膝下あたりまで積もっている。  先行者がいるようだが 独りか?
 有難いことに家では痛んだ両足だが 今は全く痛みが無い。それどころか気がつけば いつの間にかトップにシャシャリ出ている。
 夏焼峠経由の夏道を大幅にカットして 支尾根を登り稜線に出る予定だが 「そろそろ取り付きが近いから 注意して!」と後の Mから声がかかる。取り付きは確か 植林と自然林の境の筈だったがと進んでいると 杉の植林帯が現れ穏やかな尾根が延びている。 ここだったと思い出す。
 ツボ足でも行けそうだがKaさんの「ワカン着けた方がえぇぞ 着けようや」の一声で 全員ただちに装着する。 夏焼峠に向かう先行者の足跡から離れ いよいよラッセル開始である。まずはMがトップを行き後を追う。
稜線目指してガンバレ!
 ここまで来れば もうスキー場の賑やかな音楽は届かない。程よい間隔の木立ちの間を縫いながら 真っ白な雪面を踏みしめる。 やっぱり来て良かった!
 高度を上げるたびに 霧氷なのか樹氷なのか 白く化粧した樹々が山腹一帯を覆っているのが見える。
雪の原でくつろぐ
深入山を背景に
  「4年ぶりかのう こんな雪景色は。」大病を乗り越え すっかり元気になられたShさんのしみじみとした一言・・・。
 稜線に出て一休みし 再び現れたトレースを辿り山頂に向かう。右も左も行く手も自然が作り出した神秘の世界・・・。 今 ここに居るから見る事が出来る。
 誰もみなそう思っているのではないだろうか・・・。  
 樹氷に囲まれて
山頂は近い
 ゆっくりとしたペースで登ったが ショートカットしたので意外と早く山頂着。山頂標識の前で早速記念の写真を撮る。
 深入山 十方山等の雪景色を眺めながらの 賑やかな昼食タイムとなる。湯を沸かす人 愛妻弁当をひやかす人・・・。 集まれば病気の話になってしまうことが多い前期高齢者軍団だが みんなまだまだ元気!
 下山はスキーヤーの迷惑にならないように往路を辿ることにする。
下山開始
 途中 夏焼峠からのパーティが何組か登って来られたが 懐かしいお顔が。 やまびこのHrさんと息子さん Tさんのパーティだ。最近ご一緒できなかったので久しぶりの再会である。
 Hrさんの息子さんは ”樹皮”や”紅葉”の本を出版しておられる。両方とも素敵なハンドブックで 我が家も愛読しているが ご本人にお会いできるとは ラッキーである。せっかくなので ゆっくりお話したいが みんなを待たせてはいけないし 往路とは違う支尾根を下ることに していたので急いで後を追う。
 支尾根取り付きで 待っていてくれたみんなと合流し 時間もたっぷりあるので 湯を沸かしコーヒー タイムとする。
 コーヒー・ブランディ入り紅茶・ミニ即席うどんと好みに応じて ゆったりと寛ぎ至福の時を過ごす。 後は一くだりである。
 コーヒータイム
 「 痛!!」下山の一歩を踏み出そうとして 突然メンバーの一人の足がつる。かなり痛そうだ。
 急いで ”ツムラの68番”を  取り出し すぐ飲んでもらう。嘘のように痛みが止まったようだ。
 読図藪コギ山行でMの足がつり その時飲んで切らしていたので  あれでもと思い出し 昨日補充したのが役立った。良かった。なぜ効くのか科学的なことは分からないが 荷にならないので 持っていると心強い。
 穏やかな下りの支尾根が夏道に合流したのは 往路に取った支尾根の杉の植林帯を挟んだ地点だ。
 登りも下りも 真新しい新雪を踏むことができ みんな大満足。
恐羅漢 トラック図
 駐車場に帰り着き運動靴に履き替えると右足首にかすかな痛みが・・・? 今夜もシップ薬 たくさん貼ろう。
文・写真 斉藤(滋) 写真・トラック図 斉藤(宗)
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