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比婆山 新春初ラッセル |
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真新しい雪面 |
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日 時 |
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平成22年1月2日 |
メ ン バ ー |
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斉藤宗 斉藤滋 家族N |
行 程 |
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県民の森駐車場(8:35)〜 (10:15)毛無山(10:25)〜 県民の森駐車場
(11:00) |
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比婆山県民の森レストランの窓の外は白銀の世界。朝食もそこそこに すぐにでも飛び出したいと思うが 無情にも 雨が降っているようだ。
確かめのため外に出て見ようと玄関に急ぐと フロントのKさんから 「 外はー2度。雪ですよ。」と声がかかる。 「 やったぁ〜! 行くぞ!」と 家族3人急いで身支度をする。 |
出雲峠へと続く林道は除雪されているが 登山者が歩いている形跡は無い。そういえば31日に到着して以来 見かけるのはスキーヤーばかりで 登山者らしき姿は無い。
今年も自前のラッセルで さい先好いスタートを切る。 |
31日の山陽道の交通事故のため 県民の森到着が昼過ぎになってしまい この日予定していた登山は中止した。 吹雪まがいの悪天でもあったので諦めもつき 私にはいい休息となった。
しかし今日は Nの都合で夕方5時までに自宅に帰らねばならない。往路の事故を思えば昼には発たねばならない。
積雪40〜50cm。短時間でもなんとか往復できそうな毛無山へと向かう。分岐標識からラッセルの一歩を踏み出す。 |
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毛無山分岐から入りラッセル開始 |
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昨シーズン 愛用の木製のワカン(30年前から)の紐部分が切れてしまったため Mが紐部分を全部取り替え 素人修理をしてくれたが 何とか行けそうだ。雪も軽くゆっくりだが一歩一歩進む。
10時半になったら 潔く引き返すと心に決めていたが 出来ることならやっぱり山頂に立ちたい。
見慣れたブナの鞍部を通過しほっとする。
昨年の雪山登山では足の痛みを訴えたNも 写真撮影に忙しいMとしゃべりながら元気に 付いて来る。順調なペースだ。気がつけばいつの間にか雪は止み青空がのぞく。 |
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いつの間にか青空に |
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出雲峠への分岐で一休み。10時にはまだなっていない。登れると確信する。
前方が明るくなり樹林帯を抜ける。
2年前はここからが大変だった。雪の下に隠れている木の根っこの周りの空洞に 何度も落ち込み身動きならず 何度も発信したSOS。救助隊も落ち込みさらにSOS。
それを思い出したのか「 よし!俺が行く 」と言うMにトップを素直に明け渡す。
Nが陥没に備えて脱いでいた 雨具を慌てて着たので 2年前のぶざまな光景が蘇り可笑しくなる。 |
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急坂を頑張るM |
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しかし 覚悟(期待?)が出来ているにもかかわらずMの取ったコースは完璧(まぐれ?)で 一度も沈する事なく山頂へ。
残念ながら期待した雪の大山は見えない。 しかし 昨日スキー場(この日の雪質良好)から何度も眺めた毛無山の山頂に 今立っていることが嬉しい。 |
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静かな毛無山山頂 |
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後は楽しい下山が待っている。
自分達のトレースを下に見つけては 思い思いにショートする。帰宅後のGPSトラック図が 楽しみだ。
あっという間に下山完了。お天気が味方してくれ 初ラッセルを無事終える。 |
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(文・ 斉藤滋 )( 写真・斉藤宗 斉藤滋 ) |
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