へのリンク
藪こぎ読図山行(東鳳翩山)
日 時 平成22年3月17日(水)
メンバー 斉藤(宗) 三浦(比) 村岡  斉藤(滋) F・Ht・Kk(やまびこ) Ks・Tm (一般)
他 一般3名 計12名
行 動 錦鶏湖駐車場(9:30)〜(9:50)板堂峠駐車場(10:10)〜 肩分岐(12:15)〜
(12:30)東鳳翩山山頂(13:00) 〜 P256(15:20)〜錦鶏湖駐車場(15:50)
 四季を通じて様々な山行でお世話になった ”やまびこ”のFさんが 4月から富山に転勤となり 山口に於ける最後の山行で東鳳翩山 (読図山行)に行かれるという情報が入る。
 しばらく一緒に行けないので早速参加する。
 集合場所の錦鶏湖駐車場には Fさんにいつも同行したメンバーや Fさんの職場の方が集まる。
 下山後の車を残して数台に分乗し 板堂峠に移動する。Fさんの職場の方は読図山行が初めての様子で 出発前にFさんが丁寧に教えておられる。
 じっとしていると寒くなり 斉藤2名・Mhさん・Ksさん・Tmさんの5名はゆっくりと歩き始める。
 何日か前の風雨で 倒木が登山道を塞いでいる所もあり 注意を呼びかける立て看板が設置されている。小枝など片付けながらゆっくりと進むが 読図に熱心なFさん達は中々現れない。
 ショウゲン山分岐で待ちながらクロスベアリングで 現在地確認の練習をする。
 間もなくFさん達も到着し小休止するが 時間はここで既に11時を過ぎている。 一般のコースでの読図は此処までにして 取り合えず頂上まで行くことになる。後半の未知のコースに時間がかかるかもしれない。
ショウゲン山分岐にて
  山頂は陽射しが暖かく 寒暖計が5℃だったのは以外だ。
 「 宇部山岳会?」とテーブルで食事中の方に声をかけられる。安蔵寺山・極楽寺山の市民ハイクに参加されたという市民の方で 鳳翩山には週に1回位登っておられるとのこと。皆さんそれぞれ地道にトレーニングしておられるんだなぁと感心する。
 昼食を摂りながらあたりを見下ろしていると 二堂コースの登山道が一部はっきりと見える。松くい虫の被害にあった松の伐採作業が進んでいるようだが 次回あそこを通る時は 遮る物無く山頂を望むことが出来るかもしれない。
 下山に辿るらしき尾根も見えワクワクして来る。
 昼食を終え いよいよ本番の下山を開始する。登りで先行したメンバーが 下山でも前を行くようになる。
 Fさんは丁寧に教えられるので どうしても遅れ気味となり ゆっくり進んでも間が開いてしまい なかなか見えてこない。予定では二堂の一般コースから分かれ P490とP256を経由して錦鶏湖駐車場前に下りると聞いていたので ナマナマルート分岐で待つ。
 Fさん達が現れたので ナマナマルートに入る。少し進んで谷沿いに行くナマナマルートを見送り 尾根伝いに登りP490に達する。
 藪は覚悟したほどではなく 所々古びた赤テープもある。藪こぎの折 テープを見つけると いつも思う。同じような事を考え 同じような行動をしている人がいるんだなぁ・・・と。(服は破れ 顔・手は引っ掻き傷になっても藪をこいで行く・・・物好きか)
トラック図
 後続の声がしはじめたので先行のMとKsさんを追う。急な尾根を下りやがて傾斜が緩くなったので 地図と矛盾していない。
 予定通り進んでいるようだ。次に難しい判断場所と思っている所に近づいて来たので緊張する。右方向の大きな尾根に入ってしまうと谷になってしまう。進行方向の小さな尾根は見えないが 斜面を下るうちに現れるのではないかと思っていると「あった あった この尾根じゃろう」とKsさんの声が左下方から聞こえる。
 予想した通り斜面から小さな尾根が派生している。間違えやすい所なので Fさん達を待つ。時間はどんどん過ぎていく。
 後続の声が聞こえて来たので P256にコンパスをセットし急斜面を潅木に掴まりながら一気に下る。明確な痩せ尾根になり地図上の何処にいるか確認できる。しばらくして現れたFさん達は 急斜面の下りに難渋した方がいて遅くなったとのことだが 時間が時間だけに あまりゆっくりも出来ない。
 そのうち かすかな踏み跡は完全に消え 藪が酷くなる。P256手前のピークにどうにか到着するも 藪に囲まれ見透せない。
 セットしたコンパスを信じさらに酷い藪を掻き分け登ってようやくP256(三角点あり)に立つ。
 やれやれ ここまで来れば 後もう一頑張りとホッとする。Fさん達の声もして来る。
 さて ここからは一挙に 下山地点近くの神社にコンパスをセットする。ほぼ真南に行けばいい。Mが藪につっこんだのですぐ後に続く。
 はっきりとした尾根ではないが コンパスの指す方向なので 見失わないように追いつつ後ろに声をかける。左方向(東)で車の音がし 道らしきがチラッと見えるがコンパス通りに南に進む。
 藪で分かり辛い中をひたすらコンパス通りに進み小ピークに立つ。もう下山地点は近い。
 先行メンバーでは少し遅れていたKsさんが追いついて来て P256から違う方向に下りかけて 気がつき修正したとの事。
 間もなく細々とした踏み跡が現れ小さな神社(大歳明神)に出る。この神社にコンパスをセットしたので 当たり前なのに思わず「出たぁ〜!」と嬉しい歓声を上げる。
 神社の隣のお宅のワンちゃんも思わぬ所からの怪しげ(?)な人影に「ワン!ワン!」と大興奮。
 30分後Fさん達も無事下山。目出度し目出度し!の筈であった・・・がMが愛用のストックを何処かに忘れた! あの藪に突っ込む元気は 今日はもう無い・・・。今度Fさんと登れるのは いつだろうか?
大歳明神に無事下山
日 時 平成22年3月22日(月)
行 動 錦鶏湖駐車場(11:10)〜 P256(11:45)〜無名P(12:05)〜錦鶏湖駐車場
(12:50)
 お気に入りのストックを探しに 再び藪に入る。MはGPSのトラックバックの練習になると言っているが 表向き渋々の顔で同行する。
 Mhさんが 藪コギは楽しい(?)からとご一緒して下さることになる。好かった 2人だけなら そのうち大喧嘩になったかもしれない。
 先日の神社から 歩き始める。数日来の春の強風で さらに荒れた足跡を忠実に辿る。
 MはGPSの地図画面を見ながら トラックバックを楽しんでいる。
 「あったぁ〜!」P256を越した次の小ピークの急斜面に喘いでいると 先行のMの嬉しそうな声。ここ数日の風雨に耐え スックと藪のピークに立っているストックが いとおしく感じられる。主を信じて待っていたかのようだ。
 さて 後は帰るだけだが このまま あの藪を帰るのは面白くないので 少し先まで登って別の尾根を下ることにする。地図を睨んで 分岐はここぞと思う地点からは いきなりの急下降だが 潅木に掴まりどうにかクリア。
 登った尾根に比べれば 藪も少なく快適だ。 かなり下って右に沢音を聞くと小さな林道に出る。
 その林道を越えてコンパスの指示通りに緩やかに下ると 2軒並んだお宅の傍を 通り二堂登山口に向かう道路に出る。
急坂で始まる尾根を下る
藪が薄く快適に下る
 大事なストックを回収し 新しい尾根を歩くことも出来たので Mは満足の様子だ。
 お付き合い下さったMhさん ありがとうございました。服とズボンの破れが増え 手の甲と顔面に引っ掻き傷が出来たけど それにも増して楽しかったのでよしとしよう。
文・ 斉藤(滋)     写真・トラック図  斉藤(宗)
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送