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アケボノツツジを求めて(四国の山旅)その1 |
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日 時 |
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平成22年5月11日(火)〜 15日(土) |
メンバー |
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斉藤(宗) 三浦(比) 斉藤(滋) Ks(一般) |
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アケボノツツジ |
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祖母山や大崩山のアケボノツツジは何度か訪ねたが 四国の西赤石山の山腹をピンクに染めるアケボノツツジを見ることが Mの夢だった。 今春こそと意気込んでいたが開花が遅れ なかなか出発できず待機の日々を過ごす。
山岳会の例会(12日)の明くる日には出発したいと思っていたところ その頃から天気が崩れるとの予報を知り 急遽出発を早める。 今回はそんなドタバタ出発にも拘らず MhさんとKsさんが参加してくださる。 |
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西赤石山
5月11日(火) 宇部自宅(21:30)〜 山陽道 〜
5月12日(水) 〜(2:00)しまなみ海道大浜PA(5:50)〜(7:10)日浦登山口(7:30)〜 銅山越(9:30)〜(11:05)西赤石山(11:40)
〜 東山コル(12:45)〜 銅山峰ヒュッテ(13:15) |
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日浦登山口の駐車場では 数人の登山者が入山の準備をしている。新居浜市別子山支所に事前にお願いした資料が出発の前日に届いたが 忙しくて見る暇がないままぶっつけ本番の出発となる。
SAでの仮眠だけなので気のせいか体が重い。しかし 次から次へと現れる 別子銅山の遺構に圧倒されいつの間にか疲れを忘れる。
小学校跡・劇場跡・病院跡・・・山の狭い斜面のほんの平地にそれらは建っていた・・・。往時の写真が添えられた説明板を読みながらその場に立っていると過っての賑わいが目に浮かんで来て不思議な感覚を覚える。
坑道が安全な状態で残り、誰でも見学できれば「世界遺産」の対象になりそうだ。(地元では 活動中のようだ) 時間に余裕があればもっとゆっくり見たいけれどそうもいかず写真を撮るだけにして先を急ぐ。
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別子銅山 劇場跡 |
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ゴールデンウィークには賑わったかもしれないメインルートも 歩き始めに数人出会っただけで 静寂そのもの。ポイント地点のダイヤモンド水も銅山越も人影が無い。
好天をねらって出発したので 軽装で歩けると安易に考えていたが 天気はいまいち 標高も1600m以上の山なので 肌寒さを感じる。稜線歩きになりようやく時々陽が射し始める。 |
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日浦〜銅山越〜西赤石山〜銅山峰ヒュッテ |
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お目当てのアケボノツツジは なかなか現れずミツバツツジばかり目に入る。「あっ! アケボノツツジ!」やっと見つけたぞ登山道から少し外れたツツジは紛れも無くアケボノだ。
Mイワク 「アケボノツツジは良家のお譲様のような花」分かるような気がする。上品で優しいピンク色の花びら・・・。 ひょっとしたら 咲いてないかもと心配したが とりあえず咲いてて良かったと一安心する。 |
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やっと見つけたアケボノツツジ |
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西赤石の山頂は 霞の中で見えないが 樹間越に山腹を彩るピンクのアケボノツツジが目に入って来る。際どい崖の上で写真を撮っている人が 場所を譲って下さるが風が強いので 吹き飛ばされて落ちることを思うと足が竦む。
どうせ青空じゃないし小型デジカメの望遠にしてもピントが合わないだろうし・・・等と言い訳しながら撮影を諦める。いいよ いいよ しっかりとこの光景を憶えていたら・・・。 |
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西赤石北面のアケボノツツジ |
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やっと着いた山頂も人影は無かったがお弁当を食べているとチラホラ登山者が現れる。しかし風が強いし霧の中ではみんな早々に下山のようだ。
山頂より10分位下ってカブト岩まで行くと アケボノツツジの群落が見事と聞いていたが今回は霧なのでパスすることに。
霧と風の中でみんなあまり気乗りがしない感じだ。写真に撮っても冴えないだろう。悔しいけれど仕方がない降らないだけましだと言い聞かせながら山頂を後にする。 |
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西赤石山を振り返る |
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東山のコルから銅山峰ヒュッテにショートカットして下る。結構な坂の道で疲れた足には堪える。
ヒュッテは新緑とヒカゲツツジの 群落に囲まれ眼下に新居浜の町が望める絶好の場所で銅を運び出していた頃の駅舎跡だそうだ。。(夜景が美しかった) |
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ヒュッテの前でくつろぐ |
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荷物を部屋に置き外のテーブルで男性軍は焼酎・女性軍はコーヒータイム。至福のひとときを過ごしていると広島の某山岳会のメンバー28人が到着し賑やかになる。
このグループが西山まで散策に出掛けた後 ヒュッテの方がお抹茶を点ててくださる。なんとも優雅なひと時だ。 |
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ヒュッテの近くに咲いた シコクカッコウソウ |
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夕食は団体以外の私達と単独行の方を合わせた5名でストーブを囲炉裏のように囲んでいただく。 質素だが小屋の方が真心込めて作られた味で美味しい。
さぁ今夜はぐっすり眠れるだろう。明日はいい天気でありますように。 |
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( 文・写真 斉藤(滋) 写真・トラック図 斉藤(宗) ) |
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