|
右谷山山行 |
|
|
|
年月日 |
2010年8月1日(日) |
天 候 |
曇りのち晴れ |
参加者 |
塚本、兼安、竹之内(真)、竹之内(寛)、田村 |
|
6:15あじす道の駅〜8:10~8:20寂地峡駐車場〜8:35木馬(道)トンネル〜
9:10ノコギリ小屋跡〜 9:45タイコ谷出合〜10:20~10:30ミノコシ峠〜11:00~11:30
右谷山山頂〜12:00藪ヶ峠〜 12:30林道出合〜12:35~50木目ノ滝〜13:30
寂地峡駐車場〜14:00~15:00潮原温泉〜17:00あじす道の駅 |
|
|
|
内容 |
|
|
8時過ぎ、寂地峡駐車場はすでに多くの車で埋まっていた。さすが、この時期の朝は早い。
出遅れた感を感じつつ早々に身支度を整え出発すると、ほどなくして車の多さの割に人影が疎らだった事に 合点がいく。
前日からのキャンプ客が朝食を囲んだり、川辺を散策したりと夏休みの時期以外は閑散としている であろう山あいの渓谷がにぎやかである。
キャンプ場横の寂地林道の分岐から左手の橋を渡りいよいよ スタートだ。 |
|
|
|
「五竜ノ滝」と名の付く美しい滝が次々と姿を現す涼やかで優雅な雰囲気とは対照的に、 細くかなり急で歩き辛い階段が連続する登りから始まる。
いきなりの急登も次第ににゆるやかになり、 木馬(道)トンネルに着くのでこれを右にとる。
坑内の高さが1.6mの小さな手堀トンネルを抜けると、 そこは緑輝く明るい森の中だ。先ほどまで響いていた滝の水音は一切耳に届かず、静けさと一変した
風景に思わず足を止め辺りを見回す。
ここからしばらくは渓流に沿って、きれいに整備された平坦な道を 軽快に歩く。
トンネルから30分ほど進んだ頃、苔むした石組みが現れる。水力を利用したノコギリ小屋 (製材所)跡だ。
木馬トンネルにノコギリ小屋跡と、かつての山村の営みに思いを馳せて歩くのもまた楽しい。 |
|
|
|
|
ミノコシ峠 |
|
|
|
沢が常に傍らにあるお陰で、時折吹き抜ける風が心地よいが、やはり暑いものは暑い。
休憩をこまめに取りながらトンネルから1時間少々でタイコ谷出合に到着。
これからまた急登続きで、 黙々と尾根を目指す。
ブナの木立が多くなり、タイコ谷出合から40分弱でようやくミノコシ峠に出た。
南方には展望が得られ、羅漢山等を眺めながら一息ついた後、尾根を左に進み足元を覆う笹と格闘しながら 歩くこと約30分。驚くほど眺望が全くきかないが確かに右谷山山頂だ。 |
|
|
|
|
右谷山山頂 |
|
|
|
頂上にいる実感が湧かないまま早めの昼食を摂り、下山のルートを頂上より西にとる。
歩き始めてすぐに 大きく視界が開け、前方に容谷山、小五郎山が望めるが、爽快な展望は束の間。藪ヶ峠まで下るとこれを左に とって谷沿いに進む。
藪ヶ峠から30分で浦石峡の林道に出るので右にとる。舗装された林道に着いた時点で 気分的には下山完了だが、気を取り直して林道出合からすぐの木目ノ滝と大人の足跡に向かって歩き出す。
すべすべしたナメ床の沢で水と戯れているグループが心底羨ましいが、今日は忍の一字だ。
アスファルトの照り返しが強烈だったこと以外、特筆すべきことが思い浮かばない長い長い林道に足取りも 重くなるが、涼を求めて寂地峡を訪れる観光客の車が次々に入ってくる駐車場に14時、帰着。
その後、潮原温泉にて汗と終盤の何とも言えない徒労感を洗い流し、無事に全ての予定は終了した。
意外な展開が続くコースで、楽しい山行であった。 |
|
|
(写真、文責;田村敦子 ) |
|
|
|
|
|
|