へのリンク
比叡山マルチピッチクライミング
山行日  H.23年5月14日(土曜日)
場 所  宮崎県比叡山
天 候  晴れ(午前中強風)
メンバー  CL・石田(C.C.アルピナ)、松並(U.A.C.)、田村(YBCC) 
登攀ルート  ニードル左岩稜(1ピッチ・スーパー、2〜3ピッチ・ノーマル)
 1峰南面第1スラブ(スーパー)
行 程  小月IC(5:00)〜比叡山駐車場(9:00)〜ニードル登攀開始(9:30)〜ニードルピーク
(12:30)〜昼食〜第1スラブ登攀開始(14:00)〜第1スラブピーク(16:00)〜
比叡山駐車場(17:30)〜小月IC(21:45)
 
 アタック1  −ニードル左岩稜ルート−
 
 「比叡山くらいだったら、いつでも連れて行ってあげるよ」、C.C.アルピナ・石田さんからの思いもかけないお誘いだった。
 そして、その1週間後、比叡山ニードル左岩稜のピークでは、二人の新米クライマーが、引きつった笑顔で、必死に岩にしがみついていた。

 「自分達はこんな(怖い)所で、何をしているんだろう」
 いまにも吹き飛ばされそうな強風と想像を絶する高度感。
 フリークライミングに慣れ親しんできた二人にとって、比叡山からの洗礼を浴びる、厳しいマルチピッチデビューとなった。
「比叡山ニードルピーク・強風により田村さんの髪がなびいている」
 
 アタック2 −1峰南面第1スラブルート−
 
 「時間もないので、4ピッチまで登って懸垂下降で降りよう」。石田さんから、そう指示を受けて登攀を開始した。
 さっきまでの強風が、まるで嘘だったかのようにおさまり、初夏を思わせるような日差しが、ジリジリと照りつける。
 2本目のアタックは、順調だった。先行していた別のパーティーに追いつきそうな勢いでピッチを重ねていき、目標の4ピッチ目、亀の甲羅スラブまで、思いのほか早く登破することができた。

 「ここまできたら、最後まで登らせて下さい」。そうお願いして、石田さんも快諾。
 巧みなロープワークで、新米二人をリードしていく。そして、日差しも和らぎ始めた午後4時前。南面第1スラブ・ピーク到達。心地よい風が吹き抜けていく。

 達成感と安堵感に満ちた、二人の新米クライマーの笑顔に嘘はなかった。 
「第1スラブでは二人同時の登攀となり、石田さんが熟練のロープワークを見せる。」
 
 −後記−

 陶ヶ岳での講習会を経て、待望だった比叡山でのマルチピッチクライミングを行うことができた。まだほんの入口に立ったに過ぎないが、貴重な経験となった。
 お誘い、そしてご指導して下さった石田さん、遠方までお付き合いして下さった田村さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。
 ありがとうございました。またよろしくお願い致します。
 
( 文:松並 / 写真:石田 )
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送