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五竜岳・唐松岳縦走
 日 時  平成23年7月15〜18日
 参加者  加藤(CL)、福山、福間、ほか3名
 行 程  7月15日  山口南IC(18:50) 〜 豊科IC(5:50)
 7月16日 とおみ山麓駅(6:30)ゴンドラ 〜 アルプス駅(7:12) 〜 
   五竜山荘(14:38)テント泊
 7月17日 五竜山荘(3:30) 〜 五竜岳往復(6:05) 〜 唐松頂上山荘
   (10:50) 〜 唐松岳往復(11:50) 〜  八方池山荘(15:27)ゴンドラ 〜
   八方駅(16:07) 〜 どんぐり村(17:00)テント泊
 7月18日  どんぐり村(5:50) 〜 豊科IC(7:00) 〜 山口南IC(18:40)
  報 告
  ・16日  

 とおみ山麓駐車場から地蔵ノ頭までゴンドラ、リフトを乗り継いで高度を稼ぐ。
 長距離ドライブの疲れと寝不足の体を登山モードへと切り替え、7:40遠見尾根をゆっくり登り始める。
 アップダウンの繰り返しの為、細かく休憩を挟みながら、高山植物や展望を楽しんだ。途中めったにない「野生のイチゴ」を食べる。
 大遠見山では福山さんのザックから次々と出てくる冷たい食べ物、生のパイナップルを凍らせた物は、最高の御馳走でした。
 白岳までは、きつい登りの連続であったが、14:40テント場、五竜山荘に辿り着く。その後、予定では五竜岳の往復だったが、ガスで展望もなく、体力温存の為、翌朝のご来光登山に変更する。
 夕食後、日没と共に就寝。
  ・17日  

 3:30まだ暗く、眠い目を擦りながらヘッドランプと月明かりを頼りに、五竜岳山頂へと向かう。
 岩壁のトラバースも暗がりの中では、幾分恐怖心が軽くなる。
 次第に明るくなると山頂までの険しい岩稜が見渡せた。
 山頂に立つとガス一つない360度の展望。ご来光を待つ間、雲海の先にある憧れの山を目の前にして、皆カメラを向ける。
 朝日を浴びた山脈も幻想的で、何とも表現し難い。
 テント場にもどり、朝食、パッキング、ブロッケンも現れた。
五竜のご来光
影五竜と立山・剣
小屋から五竜
ブロッケン
 7:30 五竜山荘出発、唐松岳までは唐松岳頂上山荘手前の「牛首」が岩稜で危険個所だが、持参した地図では岩を西側へ巻いたコースになっている。
 3時間の明るい縦走路と誰もが?思っていた。しかしスタートして1時間を過ぎた大黒岳辺りから、徐々に岩場が増してくる。
 もろく、浮石の多い岩稜に入っていった。「こんなに長い岩場でしたっけ?」リーダーに問う。
 「地図が古いか間違っているのだろう。」との事。
 帰宅後調べると、現在西側の巻き道は無く、尾根の1/3以上が立派な岩稜帯になっていた。思いがけずスリリングな岩場をしばらく楽しむ事となる。
縦走路から唐松
核心部の岩稜
唐松とキレット
 11:25 唐松岳山頂。
 振り返れば、歩いて来た縦走路と、何より五竜岳の堂々たる風貌が素晴らしかった。北には本当に人が通れるのかと思う程の不帰ノ瞼の岩峰、その奥にはやはり白馬が見える。
 山荘脇で昼食後、12:25八方尾根より、16時最終のゴンドラに間に合う様、下山開始。
 トラバース道通過して尾根道に入ると、雷鳥の夫婦も見ることができた。雪渓の冷気が暑さを和らげてくれた。
 14:25 白馬三山が投影されることで有名な八方池まで来ると、観光客で賑わう。
 長かった山行も、気付けば終盤だ。またいつか登るであろう山並を目に焼き付けて、名残惜しく下山していく。八方駅からタクシーで車を回収、 
  17:00 キャンプ場どんぐり村にテントを張り、倉下の湯で二日間の汗を流す。豪華な食事と共に祝杯を挙げた。
雷鳥夫婦
シラネアオイ
 
 感 想:

 この度の山行は、二日間好天に恵まれ、数々の絶景に心打たれたことは言うまでもないが、北アルプス縦走初体験の私は、多くを学ぶ事が出来た。
 フォローして下さったパワフルで個性豊かな5名の先輩方に感謝したい。
 
( 文:福間(新人) 写真:加藤、森本 )
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