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晩秋の十方山
 日  時  平成23年11月13日(日)
 メンバー  三浦(比) 斉藤(宗) 斉藤(滋) Ks(山歩) Kk・Nf・Mh・Tk (一般)
 行  程  宇部自宅(6:45)〜 吉和SA(8:50−9:00)〜 立岩ダム登山口(9:15−
9:25)〜 5合目(10:35−10:45)〜十方山山頂(11:35−12:20)〜 
立岩ダム登山口(14:15−14:30)〜 宇部自宅(16:45)
待っていてくれた紅葉
 体調その他でモタモタしている内に、秋はどんどん遠ざかって行く。今年は紅葉と縁がなかったなぁと諦めていたが、十方山の計画があるとKkさんから情報が入る。
 Kkさんとは、4月の天井山〜小吹山藪こぎ山行以来のご無沙汰だ。懐かしさも加わり、ご一緒させていただくことにする。
 吉和SAでKkさん一行と合流し立岩ダム登山口に向かう。昨日のような青空を期待したが、あいにくの曇り空。陽に焼けなくていいかも(今さら・・・)
 登山口の満車寸前の駐車場になんとか滑りこみセーフ。そうか今日は日曜日だ。

 約一ヶ月山から遠ざかっていたが、果たしてみんなのペースで歩けるだろうか・・・緊張する。そんな私の不安が通じたのか、先頭を行くMはゆっくり目の我が家ペースだ。
 曇りとはいえ登りづめで暑くなり早々と衣類調節する。M共々しんがりになってしまったが、なんとか先頭部隊について行く。

 予想はしていたが、紅葉の時期は過ぎ去り殆んどの樹々が葉を落としている。登山道を一面覆った落葉を踏んで行くのもいい。新緑の林も好きだが、落葉後の明るい林も好きだ。落葉の匂いもいい。
落葉のブナ林を登る
 久し振りのお仲間登山、みんないろんな話で盛り上がっているが、我が家ペースにどっぷり浸かってしまった身、黙々と歩くだけで精いっぱいだ。
 十方の辻に到着し、あと一頑張りとホッとする。春にササユリ・レンゲツツジが咲く頂上台地は、この時期花を見つけることができない。コマユミ・ウメモドキの赤い実にどうにか秋をみつける。
つるし柿? コマユミの実
 山頂標識が見えて来た。何年ぶりだろう。前回は確か厳冬期のラッセル山行だ。とすれば今日のコースは5年ぶり位かもしれない。中国道の行き帰り、いつも眺めているのに。
もうすぐ山頂
 多くの登山者で賑わう山頂で、早速お弁当を開く。ほんこの間まで冷たいお茶が美味しいと言っていたのに、みんなが揃ったように取り出したカップ麺やスープ。持参のテルモスから湯を注いだり、コンロで湯を沸かしたりで即できあがる。これからの季節、温かい食べ物が一番だ。
 お弁当を全てたいらげ、その上デザートに頂いた和菓子やフルーツも残さず完食で大満足。(仲間と一緒だとなんでこんなに美味しいんだろう。いつも「胃が痛い痛い」と言ってるくせに)
 ゆっくりと休んでいると雲ゆきがあやしくなる。少し風も出てきたので雨具を着て下山開始する。残念ながら今日は山名のような展望は得られない。晴れていれば、たくさんの山々が見られるのだが。
落葉を踏んで
一番の見せ場
 元気なメンバー帰りも速い。休憩無しでドンドン下る。
 かなり下って突如ピタッと全員の足が止まる。空からまるで桜吹雪のように一斉に舞落ちだした葉・葉・葉・・・。すごい数だ。まるで、私達の到着を待っていたかのように。(偶然、風が吹いたのだろうが・・・)
 慌ててカメラを構えたが、技量不足とあきらめる。Ksさんも動画で撮ろうとしたけど駄目だったとのこと。不思議な自然のプレゼント。偶然とはいえ、みんなはどんな事を感じたのだろう?
自然のハーモニー
 最後尾ながら、なんとか無事下山。これで明日以降、体のあちこちが痛くならなければ万々歳なのだが。
元気に下山
 残念ながら紅葉には遅かった・・・。しかし、久し振りに会えた山の友・初めて会った新しい友。
 別れ際の「またご一緒しましょう」の一言が、何より嬉しい晩秋の十方山の一日でした。
( 文・写真  斉藤(滋) )
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