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山口県山岳連盟冬山講習会
開催日  2011年1月29日、30日 
 場 所  安蔵寺山(島根県)
 天 候  29日(土)、雪 
 30日(日)、雪
参加者 (1) 宇部山岳会: 池本、杉原(信)、加藤、斉藤(宗)、斉藤(滋)、竹之内(寛)、
   西村(佳)、津田、田村、藤井(祐)、大岡、江本、他5名 (計17名)
(2) 下関山岳会: 8名、山口山岳会:8名、HC山歩:6名、出光登山部:1名
      (計23名)
 毎年恒例の山口県山岳連盟主催の冬山講習会に、今年、宇部山岳会からは会員12名と、家族など5名を含む17名が参加。
 他の県岳連加盟団体の参加者23名と合わせて、40名が雪の降る中、安蔵寺山頂上にて、雪上技術の講習会を受講した。
 講師は公認指導員の有資格者である山口県山岳連盟(県岳連)副会長の小林さん、遭難対策委員長の坂口さんと当会の大岡、池本の4名。
 講習は遭難救助技術を中心に行われた。
 今年は降雪が激しく、帰りの道路事情が心配されたので安全面への配慮から早く帰着できる様にと、講習内容を絞り、短時間で終了した。
 宇部山岳会では例年のように講習会前日から現地入りしてテント泊。
 29日は夕方からの激しい降雪で、中国自動車道をはじめとして道路はかなりの積雪と視界不良で車はのろのろ運転。そのような状況にも関わらず、先発組2名に、夜は宇部からの後発組み5名と寂地山のラッセル山行帰りの4名も合流してにぎやかな懇親会となった。
 翌日道路脇にテントが張ってあるのを見て下関山岳会も前日入りしていたのを知った。
 県岳連加盟団体が交流できる数少ない機会だけに気付くことができず残念であった。
  30日は5時45分に起床、寂地山ラッセル組のメンバーは朝食を早々に済ませて出発。
 彼らは講習会には参加せず、頂上までのラッセルを楽しんで帰るようだ。
 我々講習会参加組はゆっくり朝食を済ませて、後発組の到着を待つ。朝5時に宇部を出たようだが、中国道が積雪と視界不良でのろのろ運転だったようで、7時35分に到着。

 ゴギの郷をワカンジキの装着が終わったものから順次出発。
 昨年入会した会員の中にはワカンジキの使用を嫌がるものがいたが、いざ着用してみると雪に埋まりぬくい事がわかり、快適な雪上歩行を楽しんでいた。ただ時々自分のワカンジキを踏んで転んではいたが。
林道を進む
 講習は12時15分より開始される。
 頂上の積雪はゾンデ棒で確認したところ1m60cm程度。
 講師が掘った雪洞など見学。雪山生活技術などの話などにも及び雪山気分を満喫する。
 その間も降雪は続き、気をつけないと装備があっという間に埋まり行方不明になりそうになる。
 開会式
 雪洞の中から撮影
 雪に埋まる個人装備
 埋没体験では宇部山岳会の田村、藤井が立候補。
 本番さながらに着の身着のままで雪の中に埋められ、上からスカッフ&コールで呼びかけられて雪の中での声の伝わり方を体感する。さらにはゾンデ棒で上からつつかれる。
 掘り出されてからの感想は、「雪の冷たさ、重みを全身で感じた。身動きがとれず両脇が締め付けられて呼吸が苦しく、恐怖感を覚えた。ゾンデ棒でつついてないで早く掘り出してくれればいいのにと思った。」との事だった。埋没体験に立候補した二人の勇気に敬服。

 14時頃講習会を終了し記念写真を撮影後散会した。
集合写真
 このあと、宇部山岳会の若手はスタンディングアックスビレイや1/3引き上げシステムについて坂口さんから個人授業を受けた後下山開始。
 遅れて下山開始したが、登山口までに到着するまでには最後尾に追いつき、仲間と共にゴギの郷に帰り着いた。
 今回もタップリと雪山を楽しみました。講師の皆さん大変お世話になりました。
県岳連報告を見る
( 文;江本、写真;加藤 )
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