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安蔵寺山周回
期 間  平成24年1月27〜29日
山 域  燕岳・安蔵寺山・香仙原(島根県)
登山形態  山中泊縦走周回
メンバー  鹿野陽、福間、加藤、稲垣(会員外)
行 程  27日 セミナーパーク=中国道六日市IC=柿木村道の駅 (テント泊)

 28日 曇り時々陽射し
道の駅=上横道7:19〜燕岳14:38〜トンネル分岐南のピーク16:45 (テントおよび雪洞泊)

 29日 曇りのち雪(視界不良)
テント場6:09〜1191p南のピーク7:24~9:03〜北峰10:10〜中峰10:45〜安蔵寺山11:23〜
小石谷分岐13:38〜林道へ下山〜駐車地16:58=柿木温泉入浴=中国道=セミナーパーク
 
 鹿野君から雪山を迷いながら歩き、雪洞で寝てみたいとの要望が有った。
 29日に県岳連の安蔵寺山講習会に参加の予定だったが、別ルートで山中泊のルートを地図上に書き、雪山山中泊の経験のない2名を加え4名で入山する。
 
 28日
 
 上横道バス停を右に見て、北の鞍部手前から尾根に取り付く。
 藪との格闘、681p手前で北からの林道?に出会う。尾根は植林の幼木と灌木の藪で悪戦苦闘、しばらくは、北の急斜面をトラバース、853p手前約350m付近で展望の開ける場所に出る。
 南斜面が新しい植林帯で、安蔵寺山・香仙原方面の展望が開ける。
展望が開ける
 藪との格闘は燕岳の近くまで続くが、所々歩きやすい雪原に出るとホッとする。かなりの時間を要し、予定の寺跡まではたどり着けない。
雪と藪
快適な尾根
 燕岳からは快適な雪山歩き。16:00まで歩き、テント設営地で雪洞の掘れる場所を探し本日の行程を終えることに決める。
 夕食は牛肉たっぷりの福間特製すき焼きと担ぎあげたビールがうまい・・・
燕岳
雪洞
 29日
 
 テント場を暗いうちに出発。
 快調に進んでいたが、1191pの南のピークから明瞭な西の尾根に入ってしまい、700m位進んで、やっと間違いに気づく。引き返し90分のロスタイム。
迷った標識
 安蔵寺山に到着し、ゴギの郷からの岳連講習会のメンバーに別れを告げ下山を急ぐ。
安蔵寺山
 香仙原への尾根を見つけるのに又、30分位時間ロス。小石谷分岐で予定のエスケープルートに下ったが、それからの林道歩き3時間強がきつかった。
燕岳・安蔵寺山地図
赤線は計画、緑線は計画外に歩いたところ(GPS軌跡ではありません)
 
 感想(福間)
 
 雪山山行は、皆無に等しい。昨年の岳連講習会に初めて参加して以来、寒さに耐えかね避けてきた。その様な中、ストイックな鹿野さんに誘われた時は、「縦走!?ありえない!!」と思った。だがしかし、ここ最近は満足な山行をしていない。寒さは嫌いでもきつい事は好きなはず・・・「行ってみよう」。
 ラッセルは想像以上にきつく、技術も洞察力もない為か体力と共に気力も奪われていく。
 余裕があれば読図を学ぶ事ができたが、またも寒さに挫けてしまう。精神力の弱さを悔やんだが、この二日間で多くの課題が見つかり目標を持つ事も出来た。
 方向性を見失っていた私にとってこの山行は大きな収穫となった。
 
 
 加藤:
 
 読図、ラッセル、藪こぎ、雪洞など貴重な体験ができた。天気が良ければ、完踏出来たと思うが、迷って判る読図、当初の目的は十分堪能できたと思う。
 上横道から北の燕岳への稜線の藪が無ければ、快適な周回路なのですが、藪こぎ派の人はお試しください。
 
( 文、写真 : 加藤 )
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