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大海山・福西山周回コース |
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と き |
2012年4月8日 |
天 候 |
晴 |
メンバー |
三浦(比)・斉藤(宗)・斉藤(滋)・Ks(山歩) |
行 程 |
砂防公園駐車場(9:05)〜 勘十郎岳西峰(9:45)〜 Sコース〜
大河内林道三叉路分岐(10:35)〜福西山(11:10−11:20)
〜最低鞍部(12:20)〜 大海山(12:45−13;20)〜
30番札所(14:10)〜 砂防公園駐車場(15:00) |
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内 容 |
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初めて大海山に登ったのはもう10数年前のこと。展望の無い山頂に人影は無くなんと寂しい山だろうと心細かった。が今や毎日登る常連さんに加え、北九州や広島からわざわざ登山客が訪れる人気の山だ。
砂防公園駐車場から大海山・勘十郎岳を周回できるが、それだけでは物足りない場合、北側に位置する福西山まで足を延ばし大周りすれば、かなりのロングコースとなる。但し藪が酷いため、なかなか福西山に足が向かない。
そこに飛び込んで来たニュース、あのどうにもならなかった大藪(トゲトゲの木イチゴ・サンキライ・シダ)が全て刈られ、快適に縦走出来るとのこと。
チャッカリしすぎる気もするが、再び藪化させないために早速出かけよう。
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福西山周回 |
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大海山〜勘十郎岳周回 |
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桜が満開の日曜日とあって砂防公園駐車場は満車状態、登山者の他に花見客も多いようだ。
まずは勘十郎岳に向かう。登り始めて間もなくS君に会う。久し振りに顔を見たので懐かしく、ついつい立ち話が長くなる。歩き始めたばかりで先が長いので、続きはまたにして別れる。
勘十郎岳の東峰を下り次の小ピークを越えて少し登り返し、左側のSコースに入る。Sコースは大海山・勘十郎岳と福西山を繋ぐバイパスとして、数年前Mと2人で整備した。今ではしっかり踏み固められ、ショートカットコースとして利用されているようだ。有難いことに、大藪刈りをされた地元のAさんが、Sコースのシダも刈ってくださっている。
沢を渡り仁光寺集落方面に下る。三叉路で右折して福西山の登りにかかる。高度を上げるにつれ展望が開け、咲き誇る山桜が見渡せる。 |
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福西山の登り途中で大海山・勘十郎岳を振り返る |
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今まで福西山に足をのばして、他の登山者に出会ったことはない。展望も無く通過点にすぎないような山頂にわざわざ登る人はいないようだ。・・・が今日は違う! 何組かのパーティとすれ違う。山頂直下の大岩の回りも整備され陶ヶ岳〜亀山方面が見渡せる。 |
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福西山山頂直下の展望台から亀山を望む |
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山頂から間近い東展望所からは、眼下に長沢の池が望まれる。単調なアップダウンの繰り返しだが、所々展望が開け、紅い藪椿をながめながら行く。
最低鞍部で仁光寺からの沢沿いコースと合流し大海山の登りにかかる。振り返れば歩いて来た福西山からのコースが見渡せる。
のどかな大海湾を見下ろして、大海山山頂で大休止し昼食を摂る。視界を妨げていた木立が切倒され(地主の許可を得ておられるらしい)過っての寂しい山頂の面影は全くない。国東半島はもとより四国の佐田岬さえ見えることがある。 |
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明るい大海山山頂 |
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さて今日はこのまま砂防公園に下らず、1年前に開かれた立て岩コース経由で大海集落へと向かう。その名の通りスッくと立つ大岩を巻いて行くコースだ。
風景に見とれて足元が疎かになると急坂なので転倒しかねない。 |
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立て岩を前にクライマーがルート確認? |
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下り立った地点から30番の札所(秋穂88ヶ所)への道は、桜が最も美しく咲く毎年楽しみな場所だ。ミカン畑がすぐ傍にあり冬はたわわに実ったみかんをながめながらの歩きだ。 |
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30番札所への道 ミカン畑のそばに咲く桜 |
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砂防公園に帰るため、大正池の所から再び山道に向かう。なんだか好い匂いがして来た。地元の方か、池の畔で賑やかに焼き肉パーティーだ。気兼ねしてスルリと通り抜けようとしたが、「こんにちは」と声がかかる。「こんにちは」とかわして去ろうとしたら 「忘れた?」 「???」 「あなたにミカンをあげたんじゃけどね・・・。」
あっ! 思い出した! ミカン畑の見事なミカンに誘われ、買って帰ろうと立ち寄った時、購入単位は「木丸ごと1本分!」と言われ、さすがに購入断念。
余程残念そうな顔だったのか、慰めるように 「食べて見て、美味しいよ。」と大きなミカンを手渡してくださったあの時の・・・。人のお顔を覚えるのが苦手だが、まったく気づかなかった。美味しかったミカンの味はしっかり憶えているのに、お顔はすっかり忘れておりました。スミマセン。
山桜を右に左に眺めながら主稜線に登り返し、最もポピュラーなコースを辿り砂防公園に帰り着く。携帯電話の歩測記録は2万歩をはるかに越えている。急坂もあり目先の変わったボッカコースになると思う。
ご夫婦二人で1ヶ月半通い、藪刈りをしてくださったAさんに感謝! 再び藪にならないよう、たまには福西山にも足を向けよう。 |
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(文・写真 斉藤(滋) トラック図 斉藤(宗)) |
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