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九州の山旅(笠松山、夏木山、五葉岳、大崩山)
期  間  2012年5月2日〜6日
天  候  3日霧雨、4日曇り後晴れ、5,6日晴れ
メンバー  CL加藤、津田、西村佳、森本(会員外)
行  程  5月2日 19:00小野田市役所集合=326号うめりあ道の駅就寝

 5月3日 7:10見立笠松山登山口〜7:46九折越小屋〜9:06笠松山ピーク
(コーヒータイム)〜9:53笠松山三角点ピーク〜10:52九折越小屋〜11:26
見立登山口=ととろのバス停=湯〜とぴあ温泉、テント泊

 5月4日 6:50犬流れ登山口〜8:10犬流れ分岐〜10:40~11:20夏木山
(東ダキ、昼食)〜12:50五葉岳〜頭布岳への稜線(アケボノツツジのトンネル)
〜13:45夏木分岐〜14:45夏木山〜16:30夏木山登山口 美人の湯、テント泊

 5月5日 6:11大崩山登山口〜小屋〜ワク塚コース〜12:22リンドウの丘
〜坊主尾根〜小屋〜16:10大崩登山口 美人の湯、テント泊
(登山口上部の橋は復旧していた)

 5月6日 八面山ハイキング
 内  容
 5月3日 笠松山
 
 笠松山への登山口についてガイドブックに『登山口までは道が悪い。車高のある車であれば心強い』と記載がある。うっかり車高のない森本さんの車で行ってしまった為、お腹は擦るわ、スカートは傷めるわの一騒動でのスタートとなる。
 ガイドブックの注意書きは守るべし。
 天気は曇り。天気予報は晴れの予定だったのに晴れる気配はない。
 九折越小屋の時点で周りはガスっていて展望は望めなさそう。風もあり寒く、雨も降りそうなので上だけ合羽を装着。
 途中みぞれらしきものが降る。
 東展望台から傾山が見えるはずだが、ガスで見えないのでさっさと笠松山ピークへ。雨に濡れたアケボノツツジがちらほら。今年はアケボノツツジの時期を逃したよう。
雨に濡れたアケボノツツジをバックに
 コーヒータイムで冷えた体を温め、笠松山のもうひとつの三角点ピークへ。
 長居はせず来た道を戻り、計4時間程度の山行。
 春合宿初日はこれくらいでいいだろうとの事で、午後は『ととろのバス停』へ観光に行く。
猫バス乗車中
 5月4日 夏木山、五葉岳
 
 犬流れ登山口から犬流れの分岐までは急坂が続く。天気は曇り。前日とは違い雨は降らなさそう。
 風が冷たいが歩くのには丁度いい。
犬流れ登山口
 この日のメインとなる大鋸、小鋸の登り降り。地図に危険マークがある。
 ハシゴやロープの箇所を全身を使って登降する。慎重に歩を進めながら、アスレチックのような登山を楽しむ。核心部のナイフリッジへたどり着く。
 足場は鉄筋で確保されていたけれど、ナイフリッジをまたいで越えなければならず、緊張の一瞬。手に変な汗をかきながら無事越える。一般の登山者にはこのポイントは危険じゃないのかな?と思う。
 夏木山山頂には、2年前に見た花の楽園はそこには無かった。残念がっていると、最高のミツバツツジをリーダーが見つける。
夏木山のミツバツツジ
 五葉岳の方がアケボノツツジが咲いていると期待して五葉岳を目指す。
 五葉岳までは距離があるけれど、とても歩きやすい道。快調に五葉岳に着けどアケボノツツジはそう咲いていなかった。
 五葉岳自体も緑が少なく、禿山のようで寂しい雰囲気だった。五葉岳からアケボノツツジのトンネルを発見し、頭布岳の稜線へ移動。ピンクの濃いアケボノツツジが密集し、今回一番のアケボノツツジのスポットだった。
五葉岳山頂
 5月5日 大崩山

 今回のメイン山行、大崩山!天気は晴れ、空も青く最高のコンディションの中、一人最悪の体調に苦しむ。
 大崩山を目前にしてどうしても諦めることができず、皆に迷惑をかけるのは分かりつつも参加する。しょっぱなからロープを使ったのぼりや、片側にワイヤーがあるだけの橋など噂に聞いた大崩の登りが始まる。
袖ダキからワク塚群
アケボノツツジと中ワク塚
 私のおぼつかない登りを見かねたリーダーが私の持っている2リットルの水を担いでくれた。そして一言「今日はロープを持って来なかったからこれで丁度いい重さになった」リーダーのさりげない気遣いが身に沁みる。
 そしてリーダーの気遣いはそれだけに止まらない。クライミング的な登りの場面で、私の掴んでいた岩が崩れ転倒しそうになった時、リーダーはすぐ後ろにいて全身で止めてくれた。落ちれば断崖絶壁。危険を予知し、ずっとサポートしてくれていたのだ。さすがリーダー!
 
 森本さんはクライミング的な登りを本当に楽しんでいた。わざわざ登らなくていいところもひょいひょい登っていた。
 小積ダキで両手をひろげて記念撮影する姿、見ていてこっちが怖かった。突風が吹いたらどうするんですか、森本さん!!
危ないよ森本さん!
 津田さんも絶好調で大崩山の登りを満喫!
 「今まで登った山のなかで一番好きかも」と言っていた。
 
 大崩山は楽しい山だなぁ〜と思いつつも、意識朦朧としていたのであまり記憶がない。
 記録係りだったのに全然取れず、記録もない。必ずいつか大崩山をリベンジしたいと思う。
象岩
 5月6日
 
 八面山クライミングの予定だったが、夜の山野草を愛でる会に間に合うように帰る為、クライミングを中止し、頂上へハイキングすることにする。
 山頂付近にクライミングのニューエリアを見つけ、思わぬ収穫となる。中部エリアの道は整備され歩きやすくなった、車は入れない。
 
 感想

 日帰り登山の繰り返しだったが、登り応えのある山々に登れて充実した山行だった。
 花は期待したより少なかったが、新緑を十分楽しめ、すがすがしい登山ができた。
 今回特に命の恩人であるリーダーには心から感謝したい。
 
(文:西村、写真:加藤)
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