|
根子岳縦走(天狗峰〜西峰) |
|
|
|
|
実施日 |
平成24年6月2日(土) |
天 候 |
曇一時雨 |
メンバー |
内田、今井 |
行 程 |
03:30 小郡IC〜 06:00 熊本IC〜 07:00 ヤカタガウド(登山口駐車場)〜
07:20 登山開始〜 08:00 メガネ岩付近〜 08:30 天狗のコル〜
09:15 根子岳山頂(天狗峰)〜 10:00 ナイフリッジ〜 11:00 V峰〜
11:30 W峰〜 12:00 Z峰〜 12:30 西峰〜 13:00 西峰分岐〜
13:25 日ノ尾峠〜 13:50 ヤカタガウド〜 16:30 熊本IC〜 18:30小郡IC
|
|
|
|
|
内 容 |
|
|
クライミングや懸垂下降のある縦走にチャレンジしようと思い、根子岳縦走を計画した。
持参する登攀ギア類は共同で最小限として荷物の軽量化を図り、ジョギングシューズでフットワークも軽くして、天狗峰から西峰に向かうルートに臨んだ。
|
|
|
ヤカタガウド登山口からしばらくは舗装された林道を登るが、じきに涸れ沢を上流に向かうルートとなる。
沢は火山岩がゴロゴロして歩きにくい。
40分ほどで上部が欠けてもはやメガネとは言いがたいメガネ岩辺りから沢から尾根にルートが変わる。 |
|
|
|
|
ヤカタガウド登山ルート |
|
|
|
途中、単独で天狗峰に上がってきたという登山者と出会い、「岩が浮いている箇所があり体重をかけ過ぎないこと」とのアドバイスを受けた。
尾根を30分ほど登ると天狗のコルに着き、ここで登攀準備を行う。
最初のポイントである天狗峰の岩場に取り付く。山頂付近は南からの風が強く、足下は断崖絶壁となっていることから、ロープで確保されているとわかっていても、普段のゲレンデクライミングとは異なる状況に緊張した。 |
|
|
|
|
天狗峰のクライミング |
|
|
|
岩場を登り終え、やせ尾根を歩いて進むと天狗峰の山頂に着く。ガスが出始めており視界が良くないことが残念であった。
山頂から懸垂下降のポイントまでやせ尾根を下っていくが、高度感たっぷりで足がすくむ。 |
|
|
|
|
根子岳(天狗峰)山頂 |
|
|
|
5mと25mの2回の懸垂下降を終えて、10mのナイフリッジを渡る。ここでも念のためロープを出したこと、またガスで下が良く見えないことが幸いし、余分な緊張せずに済んだ。
アリの戸渡りでは、天狗峰からの縦走では着地点が広いので気楽にジャンプできる。 |
|
|
|
|
25mの懸垂下降 |
|
|
|
V峰の基部で、西峰から縦走してきた3人のパーティとすれ違う。雨が降り始め岩も濡れて嫌な感じである。
V峰の最初の岩場は、初めは左側を登り、中間部で右にトラバースするが、手、足のホールドが狭くバランスを取るのが難しい。 |
|
|
|
|
V峰岩場のクライミング |
|
|
|
続いて3mの側壁と5mの岩場を登るとV峰頂上にたどり着く。
V峰から見る天狗峰はそびえ立って迫力がある。
またローソク岩(U峰)も見えるが、天狗峰からの縦走ではルートを戻ることになるので、ピークは踏まない。 |
|
|
|
|
天狗峰とローソク岩 |
|
|
|
V峰頂上からは10mの懸垂下降となる。ロープが絡んで解くのに時間がかかってしまったので、スムーズなロープワークが今後の課題である。
「今ここでロープを落としたら、進むことも引き返すこともできないね」と会話しながら、命を預けるロープの重要性を改めて痛感した。
懸垂下降を終えて先に進むと、右に下る道とW峰頂上に進む道に分かれる。
W峰頂上に進んだが先への進み方(=降り方)がわからなかったため、分岐点まで引き返して右に下ると、V峰下部の斜面をトラバースする。手のホールドとなる石がグラグラして不安定である。 |
|
|
|
|
V峰のトラバース |
|
|
|
続いて3mのクズ岩のナイフリッジ(天狗峰からの縦走では下りになるので難しい)。足元の石がボロボロと崩れ落ちるため手と尻を地面につけて慎重に下りた。 |
|
|
|
|
クズ岩のナイフリッジ |
|
|
|
Y峰、Z峰とこなして西峰分岐に着くと、ネットでよく見た看板「ベテランリーダーなしでの進入は絶対禁止・・・」があって、難所の縦走が無事終わったことに一安心した。
せっかくだから西峰頂上も踏んでおこうとのことになり、頂上に向かったが、笹やぶ、急斜面で立木をつかんでの登り下りなど予想外の悪路で、往復には1時間かかった。
西峰分岐からは登山地図にルートが明記されている日ノ尾峠目指して登山道を下る。雨で道はぬかるみ何度もすべる。早足で駆け下りたこともあって、25分で日ノ尾峠に付き、舗装された林道を30分歩いてヤカタガウド駐車場に戻った。 |
|
|
今回は天候が悪く展望に恵まれなかったが、達成感のある山行ができた。
また天候が良い時に逆方向の縦走にチャレンジしようと思う。
|
|
|
(文:今井、写真:今井、内田) |
|
|
|
|
|
|
|