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大山 槍尾根
実施日  平成25年2月8日(金)~10日(日)
天 候  9日 曇後晴 10日 曇時々晴
メンバー  今井、石田(会員外)、鹿野(会員外)
行 程  【2月8日】

   20:00 山口市内集合~国道9号線~山陰道(宍道湖PAで仮眠00:30~03:30)

  【2月9日】

   (山陰道米子南ICで降り、国道181・482号線経由で奥大山スキー場へ)
 07:00 スキー場発(林道)~ 08:00 登山道入り口~ 10:10 キリン峠付近
(テント設営~10:45) 11:15 槍尾根稜線 ~ 13:30 槍ケ峰(撤退引返し)
~14:30 テン場着  19:00 就寝 

  【2月10日】

 05:00 起床~ 07:00 下山開始~ 07:50 鳥越峠~ 08:20 駒鳥小屋~
 11:00 奥大山スキー場~ 山陰道・国道9号線 ~17:00 山口市解散
 
 今回は石田さん・鹿野さんの山行計画に参加させていただいた。
 7日の晩から山陰地方は大雪となり、8日午前中には気象庁発表の大山寺積雪量が100cmを越え、厳しいラッセルが予想された。
    

 内容
 
 8日 20時
 
 山口市内に集合。国道9号線、山陰道を走り宍道湖PAで仮眠。
 
 9日 04時
 
 同PAを出発し奥大山スキー場に向かう。
 スキー場付近の道路は除雪してあったものの、路面凍結で登り坂ではスタッドレスタイヤでもスリップしたため、タイヤチェーンを巻いてようやくスキー場駐車場にたどり着くことができた(06:15)。
 朝食、準備を済ませ07時登山開始。
 天候は曇り。始めからワカンを履く。しばらくは林道を歩くが、ヒザが埋まるほどの積雪があり、3人でラッセルを交代しながら進む。
 1時間ほどで、林道から登山道に入り、文殊越えに続く尾根を左に見ながらブナ林の中を歩く。
ブナ林の中をラッセルで進む
 キリン峠への登りは傾斜がきつく、雪が不安定で足元が崩れラッセルに苦労した。
 峠に向かう登り途中の手頃なスペースにテント設営を済ませる(10:10~10:45)。
 不要な荷物をデポして、槍尾根~天狗峰を目指す。登りの途中、右側に烏ケ山が見えるが山頂はガスがかかっている。
 30分ほどラッセルすると樹木が少なくなり、キリン峠(1405ピーク)に突き当たる。
 そこから槍尾根となり、左側には雪をまとった美しい大山東壁が見え気分が高揚する。
大山東壁
 キリン峠(1405ピーク)と槍尾根の登りの間のコルでワカンをアイゼンに変える。
 天候は曇りから晴れに変わり視界も良くなる。青空と白い雪山のコントラストの美しさにしばし感動する。
 コルからは長い登りとなって高度を稼ぐ。途中で振り返ると烏ヶ山全体がはっきり見えて、とがった山頂が格好良い。
長い登りで延々とラッセルが続く
烏ヶ山をバックに
 槍尾根の稜線上もヒザより上の積雪がある。 
 所々あらわれるやせ尾根と思われる稜線も、たっぷりと雪を付けている。
 初めのうちは、新雪の中をラッセルでぐいぐいと進むことを楽しめたが、3人交代とはいえしだいに体力を消耗して、ラッセルがきつくなる。
 雪庇ふみ抜きのおそれや、新雪が深くて足元が崩れたりして気が抜けない。難しい箇所は、石田さんにアドバイスを受けながら進んだ。
稜線上の雪庇と雪煙
 延々続くラッセルにペースは上がらない。槍ヶ峰が間近になった13時頃、石田さんから14時で引き返すとの指示が出る。
 槍ヶ峰基部に到達し(13:20)、鹿野さんがトラバースにチャレンジ。
 しかし、雪質が不安定なことや、帰路の下りが困難であることから、槍ケ峰をトラバースせずにここで中止して引返すとの判断が下される(13:30)。
槍ケ峰のトラバースにチャレンジ
今回大変お世話になった2人。前から石田さん、鹿野さん
槍ケ峰(奥)と手前の小ピーク。帰りに撮影
奮闘の跡
 槍ケ峰から折り返して、およそ1時間でテン場に戻る(14:30)。
 テントでは酒を飲みながら、よもやま話に花が咲く。こうしたひと時も登山の大きな楽しみである。
 体をフルに動かした後の心地よい疲れを感じながら、19時に就寝。
 翌10日

 05時に起床。
 この日の予定は「帰るだけ」であるため、ゆっくりと朝食、 テント撤収を行う。
 07時下山開始。
 今後の山行のため鳥越峠、駒鳥小屋などのポイントを石田さんに教えていただき、11時に奥大山スキー場に戻った。
 山陰道、国道9号線を走り17時に山口市に到着し解散した。
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( 文・写真;今井 )
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