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大山 三の沢~剣ケ峰 |
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実施日 |
2013年3月16日(土)~3月17日(日) |
天 候 |
16日;晴れ 17日;晴れ |
メンバー |
今井、石田(CL 会員外)、鹿野(SL 会員外)、稲垣(会員外) |
行 程 |
【3月16日】
19:00 山口市集合~中国自動車道・小郡IC→庄原IC~国道183号線・180号線(江府)
~大山道・大山環状道路~ 23:30鍵掛峠駐車場(仮眠)
【3月17日】
04:00 起床~ 05:00 鍵掛峠駐車場発~ 05:45 三の沢大堰堤~ 06:15
三の沢登はん開始(槍ヶ峰沢)~ 07:30 槍ヶ峰~ 07:45 天狗ヶ峰~
08:00 剣ヶ峰(折り返して天狗ヶ峰~東尾根方面へ)~ 08:50 1636mピーク~
09:05振子沢~ 10:10鳥越峠~ 11:00鍵掛峠着~国道180・183号線~
中国自動車道・庄原IC→小郡IC~ 16:00 山口市解散 |
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内 容 |
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2月の槍尾根に続き、三の沢を登る石田さん、鹿野さんらの計画に参加させていただく。
気温上昇と雨で雪融けの進行が予想され、三の沢の登攀ルートは現地で雪の状態を確認のうえで決めることとなった。
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17日
夜明け前はやや気温が低いものの、先月に比べればはるかに暖かく、春を感じさせる朝を迎えた。
05時に鍵掛峠駐車場を出発。雪のまったくない大山環状道路を歩く。
「三の沢」の標識を目印に山側に曲がり、沢沿いを進む。山には雪があるが締まっており歩きやすい。
いくつかの堰堤を過ぎ、最後の大堰堤は右岸側を登る。
堰堤の上流部はカール状の広い地形となっており大山南壁が目の前に迫ってくる。大山南壁の撮影ポイントとのことである。 |
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堰堤上流から見た大山南壁 |
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南壁の雪の状態を観察して、稜線まで雪が残っていそうな槍ヶ峰右に上がるルート(槍ヶ峰沢)を選択する。
アイゼンを装着しダブルアックスで三の沢登はん開始。
大堰堤のある標高1220mから槍ヶ峰1692mまで標高差およそ400mの急傾斜をよじ登る。
雪はよく締まっておりアイゼン、ピッケルが利くためグイグイと登っていくことができるが、急傾斜の登りでふくらはぎが疲れるので時々足を休ませる。(鹿野さんはアイゼンを忘れたため、ダブルアックスだけで登ったが、これほどの急斜面をアイゼンなしで登ることはとても真似できない)。 |
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槍ケ峰に向かって三の沢を登る |
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三の沢を上部から下に向かって眺める |
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およそ1時間15分ほどで槍ヶ峰のコルに到着(07:30)。
先月(2月)は積雪のため槍ヶ峰取り付きで敗退したが、今回はまったく雪がなく、踏み跡も見えてすんなりと登っていくことができる。 |
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すっかり地面が露出した槍ケ峰 |
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槍ケ峰から見た槍尾根 |
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天狗ヶ峰までの稜線上は雪融けが進んでおり地面が露出している。
北壁側には残雪があるので歩き易いが、雪がなければ細尾根で両側が切れ落ちているため怖いだろうと思う。 |
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天狗ケ峰(中央)、剣ケ峰(左側) |
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およそ15分で天狗ケ峰に到着(07:45)。
鹿野さんを天狗ヶ峰で待たせて、3人で剣ヶ峰まで往復した。剣ヶ峰山頂は快晴で視界も良く、360度の絶景を楽しむことができた(08:00)。 |
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剣ケ峰への稜線 |
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剣ケ峰山頂。奥は弥山 |
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天狗ケ峰からは北壁側にある東尾根に向かって稜線を下るが、細いリッジであることと一部が氷結しているため、アイゼンのない鹿野さんは安全のためロープで確保した。
三鈷峰方面に続く尾根と東尾根の分岐点となる1636mピークで小休止(08:50~09:05)。
雪も締まって雪崩の怖れも少ないことから、東尾根ではなく振子沢を下る。
スキーヤーのグループも振子沢を上がってきている。日差しが強く気温もあがって暑い。 |
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振子沢を下る |
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振子沢をずっと下っていくと、つきあたり付近に駒鳥小屋がある。
駒鳥小屋(09:40)から鳥越峠(10:10)までは登りとなって意外に体力を消耗した。
鳥越峠から林道に抜けて出発点の鍵掛峠に戻る。林道途中で振り返ると烏ケ山が見えるが、山頂の雪はほとんど融けている。
鍵掛峠から見る大山南壁も雪が少なくなっており、季節は確実に冬から春に変わりつつあり、雪山シーズンが終わってしまうことに一抹の淋しさを感じた。 |
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( 文;今井、写真;今井、稲垣 ) |
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