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日向神クライミング・道端エリア
と き  2013年11月23日
岩 場  日向神・道端エリア(福岡県)
天 候  晴れ、時々曇り
メンバー  西村(佳)、松並、内田/辻(会員外)               
行 程  行き/宇部IC(6:45)~広川IC(9:00)~奥日向神キャンプ場(10:00)
クライミング(10:30~17:00)

 帰り/奥日向神キャンプ場(17:30)~広川IC(18:30)~宇部IC(21:30)
 内 容

 フリークライミングでの九州遠征といえば、日帰りなら平尾台か八面山、宿泊なら野岳か本匠が定番になっており、その中間距離に位置する日向神は、あまり馴染みがなく、これまで行く機会がなかった。
 今回は、地元の亀山・陶ヶ岳以外ではクライミングをしたことがないという内田に、他の岩場も経験してもらいたいと思い、また個人的には、マルチピッチルートへの挑戦も見据えて日向神への遠征を決めた。
「道端エリア全景。左側がファミリー壁、右側がスラブ壁になる。」
 当初の目的は、日向神を代表するルートの一つである、花鳥風月(5.11a)への挑戦だったが、このルートのある愛のエリアは、終日、日陰になっていて、今の時期はかなり寒いとのことだった。
 そこで地元クライマーのご厚意もあり、終日、暖かい道端エリアにてご一緒させて頂くことになった。
 多数のエリアが点在する日向神は、季節や時間帯に応じてエリアを選べるのが利点だろう。
「四郎(5.9)をリードする内田。二度目のトライで見事にRP。」
 道端エリアは、駐車場から3分程度と抜群のアプローチで、足場も広く実に快適な岩場で、グレードは、5.7~5.10台が豊富に揃っており、初心者も十分楽しめるようになっている。
 難を言えば、ルート同士が接近し過ぎているため、どのボルトが、どのルートのもので、どのようにライン取りすればいいのかが、分かり辛いことだろうか。
「四郎(5.9)をトップロープでトライする西村。ここが核心だろうか?」
 5.11ルートに苦戦する松並、辻氏とは対照的に、西村、内田は、初級ルートを中心に片っ端から登っていき、計7ルートにトライ。
 オンサイト、フラッシュを次々と決め、初めての日向神遠征を時間いっぱいまで楽しんでいた。
 二人の実力からすれば、もっと上のグレードを狙えるはずだが、おそらく次回のために残しておいたのだろう。
     
「ウェルカムベイビー(5.11n)にトライする、スラブの名手・辻氏。」
 【成績】
ルート名 西 村 内 田 松 並
ビレイは広場で(5.7) F OS
だんだん(5.9) × OS
瞳(5.10a) TR OS
ひだまり~木の芽起こし(5.10-) TR ×,RP
イチロー(5.10a) F OS
四郎(5.9) TR ×,RP
ビギナーズ・ラック(5.10a) F OS
ウェルカムベイビー(5.11n) ×
無念(5.11+) ×,×
トラ子(5.11b) ×
 *1 OS→オンサイト(最初のトライで、難易度や支点の情報以外を参考にすることなく完登すること)
    F→フラッシュ(オンサイトとの違いは、他人の登り方等を参考にしても良いこと)
    RP→レッドポイント(2回目以降のトライで完登すること)
    TR→トップロープ(終了点を支点に確保しながら、完登すること)

 *2 無念のグレードは、日本100岩場では5.11aだが、現地のトポにて5.11+に修正されている。
 【後記】  

 今回、個人的な成果はなかったが、内田に亀山・陶ヶ岳以外の岩場を経験してもらったこと、普段はトップロープ中心の西村が、積極的にリードに挑戦したことなど収穫はあった。
 日本100岩場では16エリアが公開されているが、まだまだエリア・ルート開発は進行しているらしい。
 これに加えて、マルチピッチルートも多数あり、今回は、ほんの一部を登ったに過ぎない。
 日帰りで行けるとは言え、それなりに時間は掛かるので、頻繁に通うことはできないが、お気に入りの岩場の一つになったことは間違いない。
(文/写真:松並)
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