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根子岳縦走
期 間  2013年11月3~4日
山 域  阿蘇・根子岳
参加者  江本、池本、竹之内(真)
天 候  11月3日=雨、11月4日=曇り一時雨、後晴れ               
行 程  11月3日、
 15:00 宇部I.C. ~(山陽自動車道~中国縦貫道)~ 15:40王子SA~
(九州自動車道)~北熊本I.C. ~R57 ~R325 ~21:00 根子岳東峰登山口

 11月4日、
 5:30 起床~ 6:10 出発~7:30根子岳東峰~9:15天狗峰~11:45西峰~
12:15日の尾峠~13:00鍋の平キャンプ場~13:50根子岳東峰登山口~
14:55高森温泉~R57~北熊本IC~19:30宇部IC
 内 容

 久しぶりの根子岳縦走だった。
 前回は2006年の10月に三浦に連れてきてもらった。
 あの時は北面のヤカタガウドから入り、西から天狗峰までの縦走だったが、今回は南面の登山口から東峰経由で日の尾峠に向けての逆方向への縦走であり、ポイントポイントで自分の記憶と違っていてある意味新鮮だった。
 岩が濡れていたこともあり岩場では迷わずザイルを使用するなど慎重になりながらも、仲間とともに、見事な紅葉に染まった秋の根子岳の縦走を楽しんだ。
 初日、雨とはいえ、三連休中だけあって高速道路は利用者が多く途中2度の渋滞にあいながらも北熊本ICまで4時間。その間、男3人はいつものように車の中ではほとんど会話なし。
 高速道路を降りてからも何度か道に迷いながら21時に根子岳東峰登山口に到着。日本シリーズの結果を確認して就寝。

 翌日5時半に起床したが、あたりは暗く、日が昇るのを待ってから登山開始。
 牧場から一般登山道を登り、東峰についたのが7時半。早々に登攀具を着用し縦走開始。
 痩せた縦走路に繁る木々の枝は雨で濡れていたが上半身雨合羽着用で体は濡れずに済んだ。
 50分で天狗峰鞍部に到着。岩は濡れており、ジョギングシューズではズルズル滑り嫌らしい。スタンスを確認しながら慎重に岩場を越えて天狗峰の頂へ。
 頂上はガスって視界が良くないので長居はせず縦走継続。このあとすぐに最初の懸垂下降。
天狗峰から懸垂下降中の池本
 まだ岩は濡れていて滑りやすいので、ナイフリッジではザイルを出して慎重に通過。時々ガスが切れて紅葉した南面の景観が現れる。
 根子岳縦走も違った良さを感じる。
根子岳南面の紅葉
 ローソク岩を抜けてⅢ峰の登りにかかったところで遠くから何度か女性の悲鳴が聞こえてきた。
 縦走路を振り返るとガスの切れ間から後続のパーティーが天狗峰基部の縦走路上に点在しているのが確認できる。メンバーに若い女性がいるのだろう。何が怖くて悲鳴をあげたのかはわからないが、随分賑やかなパーティーである。
Ⅲ峰に向かう縦走路からロウソク岩と天狗峰を振り返る
     
Ⅲ峰に向かう痩せた縦走路、各自が合間にエネルギー補給
 Ⅲ峰から進行方向の西の縦走路を見下ろすと、数人がこちらに向かって縦走しているのが見える。
 天候が悪いので、今日縦走するのは自分たちだけと思っていたが他にも数パーティーが入山しているようで、改めて根子岳縦走は人気があることを感じた。
     
Ⅲ峰から見た西の縦走路。2パーティーが確認できる
 縦走路が痩せているので、登ってくるパーティーを離合しやすい位置で待っていたが、次から次に登ってくるので、いつまでたっても前進できない。待ちきれないので、北斜面側の登山道を迂回することにする。
 不安定な踏み跡をたどって再び縦走路と合流。痩せた尾根を慎重に越えた後は急な勾配を登る。
 振り返ると懸垂下降してきた岩場を先ほどすれ違ったパーティーが登っているのが見える。足元には見事な紅葉の絨毯が広がっている。秋の根子岳縦走は紅葉を楽しみながらクライミングができるので、ぜいたくな気分にさせてくれる。
     
痩せた尾根を慎重に通過する
Ⅲ峰を振り返る。ピーク付近に登攀中のパーティーが確認できる
縦走路から見下ろす南面の紅葉
 偽西峰に寄り道をした後、日の尾峠に下り車道をてくてく歩いて東峰登山口に戻った。
 駐車場は満車、途中の路肩にも登山者が駐車していて、根子岳の人気の高さを感じた。
 今回東峰から縦走して紅葉を満喫できもう一つの根子岳の魅力を知った。次回は、春に西峰から逆方向に縦走することを考えている。
トラック図
(文、写真、トラック図:江本 正彦)
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