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剱岳、立山 |
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山行日 |
2014年8月17日~21日 |
メンバー |
井之上、Y・I(会員外) |
行 程 |
8月17日
自宅発6:00~立山駅駐車場21:00着(車中泊)
8月18日
起床4:30~立山駅発6:50~室堂8:00着~9:10雷鳥沢キャンプ場10:30~
剣沢キャンプ場13:10(テント泊)
8月19日
起床2:30~出発4:00~剣山荘5:00~一服剣5:30~前剣6:15~
カニのタテバイ6:57~7:30剣岳山頂8:00カニのヨコバイ8:30~一服剣10:05~
剣山荘10:21~11:07テン場12:00~別山乗越13:30~雷鳥沢キャンプ場15:30
8月20日
起床4:30~雷鳥平5:40~別山乗越9:00~別山南峰,10:00北峰10:50~
真砂岳12:50~雄山15:15~一の越16:30~雷鳥沢キャンプ場19:00
8月21日
起床6:00~雷鳥沢キャンプ場12:00~室堂14:00~立山駅15:30~
17:30上市市街20:00~平湯温泉23:10 |
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内 容
天候が回復しそうな盆休み終盤に山口を出発。
前回(西穂高岳~槍ヶ岳縦走)、台風が接近していた為やり残した山行、剱岳登頂と立山縦走を目指す。 |
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8月17日 (雨後晴れ)
盆休み最終日の為高速では渋滞に巻き込まれるが、立山IC付近のスーパーにて食材の買出しを済ませ、立山駅駐車場へ到着。車中泊。 |
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8月18日 (晴れ)
起床後、準備を整え駅へ向かうがすでに臨時便待ちになる。
ケーブルカー、高原バスを乗り継ぎ室堂へ。晴天の中雷鳥沢キャンプ場へ到着。
今回の山行は立山を母と共に縦走する予定だが、剱岳は単独の為、翌日まで別行動となる。
母のテントを設営後、昼食を済ませ剣沢キャンプ場へ向かう。立山連峰、奥大日岳などの展望が登るほどに広がっていく。
別山乗越に到着し剣沢に向かうと大きな剱岳が姿を現す。 |
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新室堂乗越より立山 |
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待望の剱岳 |
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頂上部がガスに覆われていたが、剣沢キャンプ場に近付くにつれ雲が切れだし迫力のある剱岳に圧倒される。
テントを設営し夕食を食べながら剱岳の展望を楽しむ。 翌日に備え早めに就寝。 |
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テン場より夕日に照らされる剱岳 |
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8月19日 (晴れ後曇り後晴れ)
2:30起床。
身支度を整え朝食を摂り4:00に出発。剣沢小屋から剣沢を横切る。
雪渓がある為念のためアイゼンを装着し、雪渓歩きを楽しむ。雪渓を通過すると岩場の中をマークを見失わないよう進む。剣山荘に到着する頃には空もだいぶ明るくなる。
一服剣までは緩やかに高度を上げていく。
一服剣でご来光を迎え武蔵のコルより前剣への登りが始まる。ガレ場の急登になりスリップや落石に注意しながら進む。
前剣に到着する頃にはガスが濃くなり岩も濡れだした。前剣より先は高度感のある鎖場が続くが、休憩せず登り続けたので渋滞もなく貸切状態で通過できた。
いよいよカニのタテバイへ到達。念の為ハーネスを使用する。
あとはガレ場を辿り山頂へ到達。ガスが濃く展望がないが山頂では皆笑顔で登頂を喜んでいた。記念撮影を済ませ小休止する。 |
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剱岳登頂 |
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またいつか晴れた日に |
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しばらくすると続々と登頂者が増え山頂部が狭くなり出した為下山を開始する。
カニのヨコバイに到達。足場を確認して取り付くが最初の一歩がなかなか届かず不安になるが、最初の足場に届いてからは岩棚に沿って下っていく。足元を確かめながら慎重に通過する。
鎖場を過ぎるとすぐに長い梯子の下降となる。その後も鎖場が続くが登下降路が別になる為下山側に渋滞はなかったが、登り側では平蔵の頭でガイド登山の団体が渋滞を起こしていた。
その後もガスが切れることも無く淡々と下山する。テン場に戻り一息入れながら剱を見るがガスの中。どうやら天気予報より晴れ間が一日前倒しになったようだ。
無事念願の剱登頂を達成したので母の待つ雷鳥沢キャンプ場へ向け出発する。
剣沢を登り返して別山乗越を目指す途中、何度も剱を振り返る。別山乗越を越え雷鳥平に向け下るとガスが切れ始め展望が開けてくる。
雷鳥沢キャンプ場に到着し母と再会して無事登頂した実感が湧いてくる。雷鳥沢ヒュッテの温泉で汗を流す。湯船より立山連峰をながめながら、贅沢な時を過ごす。
テン場に戻り今回初日に担ぎ上げた食材で打ち上げをする。今回は野菜や肉などを上げていたので食事は最高の贅沢であった。その分テン場まできついが。翌日に備え就寝。 |
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8月20日 (晴れ後雨)
4:30起床。
5:40出発。別山乗越に近付くにつれ次第に風が強くなる。
肌寒い中稜線伝いに進む別山南峰、北峰に到着。北峰からは昨日登った剱岳が眺められる。 |
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別山北峰より剱岳
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別山から真砂岳に進むとガスが濃くなりだす。
真砂岳山頂にピストンするが道標もなく展望も無い為先を急ぐ。
富士の折立へ岩ザレの急登を行く。途中雨も降りだす中、富士の折立の肩に着く。
岩尾根を進むと大汝休憩所に到着。 |
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大汝休憩所 |
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雨脚が強まる中、山頂岩場にピストンし雄山に向かう。
雄山に到着するが展望もなく、雨風共に強くなる為即下山する。 |
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雄山神社前 |
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もろいガラ場の急坂を行くと、踏跡が幾筋にも分かれており落石やスリップに注意しながら下る。
一の越に到着すると雨も上がり、雷鳥沢キャンプ場に日が差し込む。夕日に照らされながらテン場に向け高度をさげていく。
途中のお花畑で大休止。雨で冷えた体に温かいスープを飲みながら室堂を眺める。 |
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お花畑にて |
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しかし、ここからが地味に長い。
母は「お疲れ気味」の為ゆっくり下り、19:00にテン場着、思わずハイタッチをする。
テントに戻り、疲れた母に代わり夕食を作る。地元でなかなかトレーニング山行していないにも関わらずよく歩き通したと思う。 |
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8月21日 (晴れ)
本日は下山と移動のため7:00に起床。
残った食材をフルに使い豪華な朝食をとる。せっかくなので雷鳥沢ヒュッテに朝風呂に入りに行く。すると宇部山岳会員だった剣山荘の松田さんに出会ったので、加藤氏の伝言を伝え別れる。
キャンプ場をあとにして室堂ターミナルへ向かう。ターミナル近くで立山を振り返ると剱岳が見える。3日連続で剱岳を眺められて感激しながら室堂を後にする。 |
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下界に下りると暑いのでテン場が恋しくなる。
翌日上高地入りするので上市市街に買出しとコインランドリーに行く、市街からも夕日に照らされた剱岳が見えた。
翌日の支度を済ませ平湯温泉に出発、23:00着。 |
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( 文・写真;井之上 ) |
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