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北岳池山吊尾根 |
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山行日 |
2014年12月26~30日 |
天 候 |
晴れのち雪 |
メンバー |
村上 村岡 西村 林 |
行 程 |
26日
山口南IC(21:30)~中国道・名神・中央道・中部自動車道~
27日
白根IC~夜叉神峠駐車場(08:00)~鷲住山を経てあるき沢橋(13:00)~テント場(15:00)
28日
テント場(07:00)~池山御池小屋(10:00)~テント場(14:00)~砂払まで偵察~
テント場(16:00)
29日
テント場(05:00)~ボーコン沢の頭(07:00)~八本歯の下り手前(09:45)~
テント場(11:45)~あるき沢橋テント場(16:30)
30日
あるき沢橋テント場(05:00)~鷲住山を経て夜叉神峠駐車場(10:00)~
白根IC(13:00)~山口南IC(24:00) |
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内 容 |
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27日
中部自動車道を運転する頃には天気は晴れ晴れとしており、雄大な富士山の姿や、雪化粧された八ヶ岳や目的地の北岳の山頂などの美しい風景に出迎えられ、一気に胸が高まる。
夜叉神峠駐車場には多くの登山者がおり、29日の午前中まで天気は良いとの情報を仕入れ、予定通り行動することにした。
ネットで事前に仕入れていた資料の通り、先ずは真っ暗なトンネルの中を凍結に注意しながら進む。転んでしまいそうなので、ヘッドライトは必須。
トンネルを抜けると雲ひとつ無い快晴で、非常に気持ちが良い。
あるき沢橋まで、鷲住山を標高400m下る。多少凍った危ない箇所などあったのでここでアイゼンを装着する。
あるき沢橋でほかの登山者より29日の朝から天候が崩れると情報を仕入れ、1時間30分上った場所でテント設営。緩斜面であったがしっかり整地することにより、快適なテント場となった。 |
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真っ暗なトンネルを行く |
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雲ひとつない快晴と道路はアイスバーン |
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28日
5時頃出発の予定であったが、快適なテント場のせいか、まさかの朝寝坊により7時出発となった。
雪も全然積もっておらずトレースもしっかりあるので快適に標高をかせぐ。相変わらず天気は雲ひとつない快晴で、逆にこれからの天候が恐ろしくなるほどであった。
池山御池小屋では外と小屋の中にテントが一張りずつ。ここから、城峰の登り手前にテント二張り。
我々はボーコン沢の頭まで30分程と思われる場所に、他にテントを張れる場所も無さそうだったのでテントを張ったが、結果としてその場所はボーコン沢の頭まで1時間程の場所で、その間にも6人用テントの張れそうな場所はいくつかあった。
中には砂払の、森林限界際にもテントが二つ張ってあった。次回の参考にしたい。
夜は、テント内にて気象図を使い天気を予想し、明日に備えた。 |
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池山御池小屋周辺の様子 |
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砂払にて。富士山が見渡せるほどの快晴 |
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29日
5時出発。雪が積もっており、軽いラッセルから始まる。天候は予想された通り悪かったため、とりあえずボーコン沢の頭まで目指す。
森林限界を超え、風も段々と強くなる。目印となる旗を立てつつボーコン沢の頭に到着。
ここで西村と村岡はテントへ戻り、村上と林で、再びとりあえず八本歯の頭まで向かう。
ネットではボーコンから北岳バットレスが見えるとの事だったが、もちろん見えず。ボーコンから八本歯までは程よくクラストしており歩きやすい。
アルプスの洗礼とも言える強風を受けながら、また時折顔を覗かせたバットレスの偉大さを見て、登頂は出来ずともこの環境を体験出来ただけでも満足だと感じた。
八本歯の頭に到着し、時間的に登頂は無理と判断。次回は自分で来れるようにと、八本歯の下りと、一番の核心部を確認して、写真を撮り、テントへ戻る。別の先行パーティーも、ロープを出していたが引き返した。 |
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わずかに見える北岳バットレス |
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八本歯の頭にて |
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八本歯の下りと、奥が核心部。写真の二人は別パーティー |
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テントに帰ると、村上と林はビバークするだろうと予想していた村岡がとてもビックリしていた。時間もまだあったので、キャンプを下げることにした。
西村のアイディアにより、歩き沢橋近くの水場がある所にてテントを設置。この水場の水が大変おいしく、夜は皆で何杯も飲んだ。 |
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歩き沢橋にて集合写真 |
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30日
5時出発。
テント内にメガネを残したまま収納というハプニングがありながらも、メガネは無事救出され事なきを得た。
最後の試練である鷲住山を登り、駐車場へ。
途中、バットレスを登るという若い男二人組をみて、自分もいつかは登りたいと密かに思った。 |
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トラック図とテント設置場所 |
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まだまだ未熟な私に、基本的な歩き方から食事担当のことまで、何から何まで教えていただき、非常に実のある山行となりました。
今回教えていただいた事と、山のルートを学べた事と、アルプスの強風(今回は弱かったとの事ですが)を体験出来たことで、次回は若い会員だけで行けたらと思います。ありがとうございました。 |
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( 写真・文 : 林 ) |
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