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大山弥山尾根東稜
山行日  2015年3月8日
天 候  晴れ
メンバー  内田、藤村、鹿野(会員外)
行 程  南光河原駐車場(4:30)~元谷(5:00)~西稜取り付き(6:30)~東稜登攀開始(6:45)~
縦走路(11:00)~剣ヶ峰(12:00)~元谷(13:00)~南光河原駐車場(13:30)
  今回は鹿野、内田両名のおかげで、素晴らしい経験と見たことない景色を見せてもらいました。
 まだ暗い中、ヘッドライトを頼りに南光河原駐車場を出発。
 30分ぐらいで元谷に到着する。トレースをたどり弥山尾根西稜取り付きをめざす。
 斜度が出てきたのでアイゼン等の装備を整えていると、明るくなってきて西稜の取り付きでは無いのに気付き、下山して西稜の取り付きに戻る。
 西稜の取り付きよりロープで確保する。鹿野がダブルロープを2人分セットして東稜登攀を開始する。
東稜登攀取り付きの鹿野
 ワンピッチ登ったところで、上の安全なところまで行ってくださいとの鹿野の言葉に登り始めるが、安全なところなど有るようには思えず、かなり登ったところで雪がクラストしていた。
 自分には登れる気がしなかったので、鹿野にそのことを伝えると、セルフを取り待ってくださいとの指示に、近くの枝でセルフを取り鹿野を待ち、トップに行ってもらう。
 その後、鹿野のビレイで2ピッチ目を登った後は、そのまま鹿野のコンテニュアンスの指示に藤村、内田の順番に登攀する。
コンテで登攀する内田、藤村
 登攀中、終始怖くてここは本当に大丈夫なのか心配でいつもの倍ぐらい疲れた。
 コンテで簡単な(?自分には怖くてしょうがない!!)尾根を登攀し、少し斜度が出てきたところで内田がトップで登攀する。50mロープぎりぎりまでリードしているのを見ながらもっともっと経験を積みたいと思った。
 この後の核心部の2ピッチを鹿野が登攀した。核心部最後のクラストしたブッシュ帯はいつフォールしてもおかしくなく、かなり恐怖な登攀になった。
2ピッチ目の核心部を登攀する鹿野
2ピッチ目最後の内田、藤村
 核心の2ピッチを終え、ロープ等の装備をしまい、しばし休憩をする。
 最後の尾根までの登頂をどうぞ、と言葉をもらうが、登攀にかなりの精神力と体力を使い、足が前にでず、内田に先に行ってもらう。
 付いていく時、どうしようもない情けなさに見舞われた。しかし、尾根に出て、あまりのすばらしさに我を忘れていると、内田が握手を求めてきて、がっちり鹿野、内田、藤村で握手をしあった。
     
 最後の登りで精も根も尽き果てた藤村
 そのまま尾根を歩き、剣ヶ峰を縦走して宝珠尾根に向かう。
     
ラクダの背を縦走する藤村
 剣ヶ峰で記念撮影をして、宝珠尾根を下る。。
剣ヶ峰山頂 鹿野、藤村
剣ヶ峰山頂 内田
宝珠尾根よりの大山北壁
 宝珠尾根の下りも自分は怖くてしょうが無かったが、鹿野も内田も全然平気なようだった。
 すごい勢いで下っていく鹿野と内田に付いていくことが出来ずに、ぼちぼち下っていき、元谷で装備を外し南光河原駐車場に付いた時は13時30分だった。
 今回の大山は経験も技術も無い私を鹿野と内田は引っ張り上げてくれて、素晴らしい経験と景色を見せてくれました。
 みなさんに追いつけるようにもっと技術と体力を付けて挑戦していきたいと思います。
( 文:藤村 写真:内田、鹿野 )
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