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細見谷(太田川水系) |
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山行日 |
平成27年8月1日(土) |
天 候 |
晴れ |
メンバー |
内田、鹿野(会員外)、山田(会員外) |
行 程 |
山口~山口IC~吉和IC~立野キャンプ場(6:10)~入渓(6:10)~一の谷(7:10)~
二の谷(7:20)~(7:30)F6イカダ滝(8:00)~(8:15)F8大竜頭の滝(9:00)~
S字ゴルジュ(9:40)~(10:00)倒木のかかった淵(10:10)~大堰堤(10:35)~
遡行終了(10:55)~準備をして林道へ(11:15)~国道488号駐車地点(12:30)~山口
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梅雨が明けてしばらく経ち、水量も落ち着いてきているはず。泳ぎの沢の季節となったので、名の知られた細見谷に狙いを定めた。
日本百名谷にも挙げられている名溪ということで、楽しみにして現地に向かった。 |
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事前に国道488号の林道出合に車をデポし、立野キャンプ場で準備をしてから出発。
キャンプ場横の橋から入渓したが、すぐ上に堰堤があるので、堰堤を越えてから入渓した方が良かったかもしれない。
沢に入った途端に、猛烈な数のアブに囲まれる。さすがに耐え切れなくなって、虫よけネットを着用した。 |
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積極的に泳ぐ |
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間もなく見事なゴルジュに入っていく。
いきなり泳ぎとなるが、思ったより水温は低くないので、どんどん泳ぐ。
左手に一の谷、二の谷を見送るが、本流には滝らしい滝はないので、泳いだり、へつったりしながら、先へ進むと、薄暗い空間の奥にF6イカダ滝が現れた。見た感じは、なかなか難しそうだ。 |
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右岸に一の谷を見る |
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F6イカダ滝 |
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内田が泳いで左岸の岩壁に取付き、そこから滝に近づくが、滝壺右の岩が良く見えない。
白く泡立つ激流から右の岩に上がり込めるのか不安で、判断に迷っていると、行くだけ行ってくださいと鹿野からトランシーバーで指示が飛ぶ。仕方ないので、思い切って滝壺にダイブ。
必死になって右の岩に取り付くと、思いのほか楽に上がり込めた。後は滝の右側を通って落ち口へ。残置支点は確認できなかった。 |
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思案する内田 |
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その後、まもなく現れるF7V字滝を越えると、立派なF8大竜頭の滝が立ちはだかった。
水量があるため、なかなか迫力がある。左岸側には大きな倒木がかかっており、それを使えば上部まで行けそうだが、鹿野が右岸側から攻める。
内部を水流が走るクラック沿いにカムを決め、残置スリングのある上部へ。スリングは小さなピナクル状の岩にかかっているだけなので頼りない。新たに支点をセットして上部をトラバース気味に越える。落ちれば激流の中へ。しかもかなり振られるので、トップなら怖いと思う。 |
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F8大竜頭の滝 |
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ここから上部をトラバース気味に進む |
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F8を越えてからも、泳いだり、へつったりしながら、面白そうな流れや淵では積極的に水に入る。
気がつけば、S字ゴルジュに入っていた。左岸を歩き、S字の出口は水に浸かって突破する。残置ハーケンは分からなかったが、全く問題はなかった。
その後、淵の上に倒木のかかった淵でひとしきり遊んでから、先へと進む。 |
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適度な流れが面白い |
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倒木のかかった淵 |
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大堰堤までにロクロ谷の出合を確認したかったが、どれがロクロ谷かよく分からなかった。一箇所ケルンがあったので、そこだったのかもしれない。
大堰堤を左から越え、まもなくオシゲ谷との出合を左に見送ると、再びケルンが現れたところで遡行終了。
すぐ上には林道が通っている。
十方林道を水越峠へ進み、十方山の山頂を踏んで帰るという信じられないほどタフな二人と別れて、一人で林道を国道488号へ歩いて帰った。 |
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大堰堤は左からシャワークライム |
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雰囲気のあるゴルジュを泳ぎやへつりで越えていく細見谷は、泳ぎ系の沢登りの醍醐味を味わうことができる。
頑張れば突破できる滝もあり、人気ルートだというのも頷ける。
ただし、虫よけネットを着用しての泳ぎは息がしにくいため、注意が必要。結局、かなりのアブに咬まれてしまった。 |
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( 文:内田、写真:内田・鹿野・山田 ) |
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