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浦石峡(錦川水系)
山行日  平成27年8月23日(日)
天 候  晴れ
メンバー  池本、内田
行 程  山口~山口IC~六日市IC~駐車地点~入渓(8:10)~浦石峡出合~F1(8:15)~
F4(8:50)~(9:10)F6(9:30)~(9:40)F7(9:55)~F10木目の滝下の滝(10:35)~
遡行終了(10:50)~準備をして林道へ(11:15)~駐車地点(12:15)~六日市IC~山口IC~山口
 お盆も過ぎたが、まだまだ暑い日が続く。暑いうちに水に浸かれる沢に行っておきたい。
 今回、ゴルジュを味わえる上、登攀と釜泳ぎが楽しめる浦石峡に行くことにした。
 今日も真夏日となることが予想されるが、8時前の宇佐トンネル付近の温度計の表示は17℃。思った以上に冷え込んだ朝となり、鳥肌を立てて準備をする。
 昨日入った小さな沢では前日までの雨のため、滝が瀑流と化し、肝を冷やしたので、今日の水量が気になるところ。
 入渓地点まで歩きながら様子を伺うと、そこまでの増水はしていないようだ。
 高根橋の手前から入渓。浦石峡の出合まで5分もかからない。
オオサンショウウオ?がいた
浦石峡出合
 石についた苔と水面の位置から判断するに、水量は平水程度の印象。浦石峡に入るとすぐにF1が現れるが、既に先行グループが取付いているのが目に入る。
 グループの人数が多いので、先に行かせていただいた。

 薄暗いが、雰囲気のあるゴルジュが続く。ただ、一昨日までの雨の影響か、水質はそれほどでもない。
 思ったほど水温は低くないので、どんどん水に浸かって先に進むと、見覚えのある滝が現れた。F4だ。
 時間をかけないよう、中間に打ってあるハーケンにヌンチャクをかけて人工で越えた。
雰囲気のあるゴルジュが続く
F4
 F6アベウシの滝が現れた。
 水量はそれほどでもないが、ロープを出してシャワークライムで右上する。
 下部でカムを使い、上部は残置ハーケン2箇所で支点をとった。滝頭を乗り越すところが少し気持ち悪く、水量が多い時は厳しいかもしれない。
F6アベウシの滝
     
F6落口を抜ける池本
 核心とされるF7コヤの谷の瀬戸。おぼろげな記憶よりも高さがあるので、泳いで取りついたところでロープを出した。
 下部のスラブがいやらしいものの、見るとハーケンが3つ連打されている。簡単に越えることができた。
     
F7コヤの谷の瀬戸
 後はF8、F9と順調に越えて行くと、途中、小橋と取水堰を通り過ぎ、平凡なゴーロに飽きたところで、ようやく滑滝が現れた。
 F10木目の滝だ。上の滝と下の滝に分かれている。
 下の滝下部は滑れば止まらないため、右側のブッシュ沿いを慎重に登る。傾斜が落ち着く大人の足跡と呼ばれる窪みから、滑滝の真ん中を歩いた。
 一方、上の滝は好きなところを登れる。
     
大人の足跡から滑滝を登る
     
上木目の滝
 木目の滝上部を越えたところで遡行終了。装備を解除し、本日唯一の休憩をとる。
 すぐそばに林道が通っているため、帰るのも楽だ。いつになくきれいな状態で下山開始。
 集落に出たところで少し道に迷ってから駐車地点に到着。帰路、高根橋付近には入渓者のものと思われる車が何台も停まっていた。
 ゴルジュの中で滝が連続する浦石峡は、沢登りの楽しさを存分に味わうことができる。
 Fには残置ハーケンがあるため、初級者でも安心だ。
 出渓後、快適な林道を歩いて車に戻ることができるのもポイントが高い。人気の沢となる理由がよく分かる。
( 文・写真 : 内田 )
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