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ゆっくり山歩きin北海道 ①利尻岳 |
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山行日 |
2015年9月14日 |
メンバー |
園山 |
行 程 |
9月12日
宇部自宅(7:15)~博多バスターミナル~福岡空港(12:50)~新千歳空港(15:05)~
レンタカー会社~買物~千歳IC(20時)~道央道、音江PA(22:15)車中泊
9月13日
PA(1:20)~国道40号、道の駅中川(5時~6時)~稚内フェリー乗場(8時)~
出航(10:50)~利尻島鴛泊(12:30)~散歩~民宿(16時)
9月14日
民宿(4時)~野営場(4:30)~5合目(5:40)~8合目(7:40)~9合目(8:40)~
利尻岳(9:40~10時)~野営場(14時)~鴛泊出航(14:25)~稚内(16時~17:40)~
道の駅中川(20時)
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内 容 |
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ここ数年『ゆっくり山歩き』と称して年3回程度、近場の日帰りハイクを行っている。
社交辞令と分かっていても『また次も誘って』と言われると、ついつい企画してしまう・・・。
今回は1週間の休みとシルバーウィークを合わせての長期休暇が得られたので自分用の『ゆっくり山歩きin北海道』を行なった。県内の日帰り低山ハイク⇒いきなり2週間、北海道の山旅へ・・・。
このギャップが何とも堪らなく気分爽快と言いたいが一抹、いや約三抹の不安を抱きながらも イザ、初めての北海道へ。ヨイショと、レッツラゴン。 |
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9/14(月)
早朝、宿の奥さんから弁当を貰い御主人の車で3合目のキャンプ場まで送ってもらう。 |
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3合目の野営場 |
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4合目で休憩時、同宿だったご夫婦に挨拶する。長野県諏訪市のAさんはとても74歳には見えず奥さんもペースは遅いが確実な足取りである。
5合目で朝食として宿の弁当を開けると大きな特大お握りが2個でてきた。昨夜の夕食もウニづくしで美味しかったが特注のお米らしいのでお握りも旨い。
7合目で神奈川県のBさんと合流する。このBさん外資系会社の法務関係をされていたらしいが事情があって1年前に早期退職され現在フリー。私と違ってルックスも洗練され会話もスマートでエリートサラリーマンの風貌が漂う。
今回の利尻岳が日本百名山の100山目で気合が入っている。8合目の長官山でやっと頂上部が全て綺麗に見えて幸運であった。 |
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8合目の長官山からの山頂 |
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こんなにスカッと山頂が見られるのは少ないらしい。9合目で休んでいるとC君が来て、その格好を見てビックリする。
近くのスーパーに買物でも行くようなラフな薄着で靴もタウンシューズみたいで滑り易そうなものに見える。持っている紙袋には防寒用なのか少し厚手の服が見える。誰が見てもチョッと大丈夫?と言うだろうが、そこは押えて『ここからが正念場らしいよ』と伝えると
『え~、そうなんですか~』と軽い返え。山頂に着くとBさんは一足早く到着されて記念撮影中。Bさんの100名山を祝っていると例のC君も登ってきた。気になるので様子を見ていると端っこの方でガスってよく見えない景色を見ながら黄昏ている。 |
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山頂より東面側 |
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山頂より東面の稜線 |
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ガスの切れ間に仙法志稜や東面の険しい稜線を確認し下山する。 |
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避難小屋付近から見えた漁港 |
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順調に下降して7合目で休んでいるとC君も追いついてきて私の近くで休む。どうも私を親切なオジさんと親近感を持ったらしい?
『寒くないの?』と聞くと『大丈夫です』と返ってくるが鼻水がしっかり2本垂れている。家は札幌らしいが、それもどうも怪しい。 |
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7合目付近からの鴛泊港 |
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時刻を確認するとフェリーの2便に間に合いそうなので此処から急ぎ足で降りる。
3合目キャンプ場に降りると宿の御主人が待ってくれていた。車中、御主人からC君も同じ宿に泊まっていたことを知る。
『宿屋だから色んな人が泊まられるでしょうが、その中でC君はベスト3に入っているでしょう』と話すと即座に『No、1です』の返答であった。御主人は8合目までしか登った事がないと聞いていたので御主人と奥さんとお子さんに山頂の小石を渡し送迎や弁当の御礼を言う。 |
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稚内フェリーターミナル内のパネル写真 |
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鴛泊を出航したフェリーの中で先程の利尻登山を振り返っていると山頂で出会った奈良のお爺ちゃんがお隣に。デジカメをガチャガチャやっているので事情を聞くと利尻岳山頂でメモリーカードを交換したらしいが前、使っていたカードが無いらしい。今まで日本各地を歩いてきた記録が・・・。
稚内市内のコンビニで食料を買い足し今度は一路南下し道の駅、中川で車中泊。沢山のユニークな人に出会った密度の濃い一日を振り返りながらツマミとワンカップでまったりしていると夕食を食べずにいつの間にか熟睡。 |
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( 文・写真 園山 ) |
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