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福智山 |
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山行日 |
2015年12月8日 |
天 候 |
曇り時々晴れ |
メンバー |
伊藤(L) 山田 神田 斉藤(宗) 斉藤(滋) Wy(会員外) |
行 程 |
宇部インター駐車場(7:00)~ 鱒淵ダム(8:40-8:45)~ 登山口(9:10)~
豊前越(11:30) ~ からす落ち ~ 福智山々頂(12:20-13:00)~
からす落ち ~ ホッテ谷新道 ~ 鱒淵ダム(15:35-15:40)~
宇部インター駐車場(17:05)
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内 容 |
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近場の山にも出かけなくなって運動はもっぱら常盤湖周回ウオーキング(腰痛を我慢して)だけの我が家に福智山登山の誘いがあった。
体調不良(腰痛)で自信の無い私をよそにノリノリのM。それもその筈、去年の今頃福智山で抱えきれない程のヒラタケを収穫したというキノコ採りの達人からのお誘いだ。登れるか・・・と不安な私をよそに大収穫を期待してか、いつも使っているサイズより一回り大きいザックを出して来たM、≪捕らぬ狸の皮算用≫にならなければいいんですけどね。 |
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暖冬とはいえ陽射しの弱い今日の鰐淵ダム、静かな湖畔沿いに七重の滝コースの登山口に向かう。健脚グループに仲間入りし、少し緊張気味に歩を進めながら「あれ!?」いつもと違う達人の出で立ちに気づく。
大きなザック(達人にしては)に膝までの長靴・・・登山は二の次? すっかりキノコ収穫モードだ。
湖畔の林道から山道に入り沢を渡る。会の若者達がこの夏遡行した沢だ。『七重の滝遡行』 |
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ロープに助けられ沢を渡る |
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赤い橋を渡ると次々と滝(七重の滝)が現れる。
若者達は快適に遡行していたが我が家はもう何年も沢登りから遠ざかっている。この年になると危険が伴う山行はついつい逃げてしまうが穏やかな淵や釜を見ていると、木谷峡で気持ちよく泳いだことが懐かしい。カナヅチの私でもザックに入れたペットボトルのおかげでプカプカ浮かべるのが最高だった。「ペットボトルがなくてもお前は浮かぶ」がMの口癖だったが。 |
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沢沿いの登山道を行く |
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去年大量のキノコをゲットしたという現場に到着する。
同じような景色の中で目指す倒木を見つけられる達人は凄い!! でもキノコは生えていない。僅かにそれらしき痕跡が見えてはいるのだが。かなり前の話だが我が家にも経験がある。亀井谷から恐羅漢山に登った時の事だ。台所原で倒木を覆い尽くしているキノコを発見、詳しい人に鑑定してもらうと食べられる事が分かった。翌年再び・・・とルンルン気分で訪ねたが全く生えていなかった。その年々の気候や条件によるのだろう。
滝ゾーンを登りきると福智山山中とは思えない風景が現れる。
緩やかな流れ、流れに沿った石垣・・・長閑な里山を歩いているようだ。師走に入るとさすがに世の中慌ただしいのか、豊前越えの休憩ポイントでも登山者を見かけない。
山田さん、Wyさんからのおやつを頂きながら小鳥の囀りを耳にし、改めて贅沢な時間を過ごしているんだなぁと思う(不思議な事に日常生活で感じる腰痛をすっかり忘れている) |
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穏やかな道が続く |
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いよいよ山頂への急坂が始まる。前回登ったのは何年前か思い出せないが、福智山ってこんなにきつかったかな? 成り行き上、トップを歩いているが後ろのみなさんイライラだろうな、優しいから急かす人はいないが。(こうなったらキノコどころではない)
やっと着いた山頂は陽射しが弱く風が冷たい。視界も今いちで近場の平尾台さえぼんやりと霞がかっている(好条件の時は、地元の霜降山や大海山から平尾台(貫山)、福智山が見えるのだが)少しの陽射しを求めて南側の斜面に腰を下ろしお弁当タイム(みんなで食べれば寒くない!) |
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山頂から貫山方面を望む |
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避難小屋(荒宿荘)まで下り小休憩、たぬき水で喉を潤す。 |
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たぬき水 |
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下山はからす落ちからホッテ谷新道に入る。
初めて歩くコースにワクワクするが石ころだらけの足元に神経が集中し、お目当てのキノコには出会えない。Mがやっと干からびたキクラゲを一つまみ見つけ初収穫。遥か前方(声だけ)の達人たちを必死に追いかける。 |
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ホッテ谷新道を下る |
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結局、大収穫間違い無しと期待したキノコは達人が登りで見つけた一握りとMの一摘まみのみ。大収穫を期待してお土産を待っておられる方へ達人が届けられるのは全部合わせても一握り、がっかりされるだろうな。 |
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大きいザックに長靴姿の達人 |
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帰宅後、Mのザックを開けて大笑い。ミシンで縫った大きな袋が二つ、さらにレジ袋が3枚・・・。いったいどれだけ採るつもりだったのか? まぁそう驚きながら私だって、夕食のメニューにヒラタケのバター焼きを予定していたっけ・・・。
いや、ヒラタケ以上の大収穫があった事に気づく。腰の痛みを忘れていたではないか・・・。福智山に登れた!よかった! 達人と仲間に心から感謝!感謝! |
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( 文:斉藤(滋) 写真:斉藤(宗) ) |
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