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八ヶ岳・赤岳 |
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山行日 |
2015年12月28日~29日 |
天 候 |
晴れ |
メンバー |
林 鶴見(会員外) |
行 程 |
28日
07 :30茅野駅発~08:30美濃戸山荘09:00~11:00行者小屋11:30~13:00
赤岳山頂13:30~地蔵尾根~15:00行者小屋 テント泊
29日
08:00 行者小屋~09:00赤岳鉱泉(アイスクライミング)12:30~14:30美濃戸山荘 |
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内 容 |
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約半年に及ぶ長期出張を終え、久しぶりの山行に、前から行きたいと思っていた赤岳を選んだ。
今回のメンバーは半年間苦楽を共にした同じ職の京都の友人。
初めての冬山リーダーとして、準備の段階からあたふたしながらも、雪不足の心配はあるものの晴天の予想される山行に心躍らしての出発となった! |
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27日
深夜に茅野駅に到着。
鶴見が早朝に高速バスで到着するのでそれまで車の中にて仮眠。今年は暖冬であるが、やはり長野県は寒く、-2℃。
中央アルプスや南アルプスの稜線が月明りで白くなっているのが分かり、明日にワクワクしながら就寝。 |
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28日
夜行バスが少し遅れ、07:30に鶴見と合流。
朝食を食べ、美濃戸山荘へ向かう。道路上に雪は全く無かった。
到着後速やかに準備をしたが、予定より時間が遅れており、登頂後明るい内にテントに戻る為に、鶴見と相談し赤岳鉱泉経由で行く予定だったが南沢経由で行者小屋に行くことにした。 |
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快晴の中、ワカンもアイゼンも着ける事無く行者小屋に到着。気温は-5℃近く、風は殆ど無かったが日陰に入ると寒い。
久しぶりの寒さに震えながらも小屋で受付を済ませ、テントを張り不要な物をデポして、アイゼンを装着し11:30に赤岳を目指し出発した。
風も殆ど吹かず、雲ひとつ無い快晴のなか、文三郎尾根を登る。
約半年間の監獄生活の様な出張生活を思えば上り坂も楽しく、ご褒美の様なものだった。
右手に見える阿弥陀岳の美しさに魅了されつつ、久しぶりのアイゼンの感触を楽しみつつ登る。 |
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階段の多い文三郎尾根 |
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稜線に出ると風がやや強くなったが、気になる程のものでは無く、つくづく天候に恵まれたと感じる。
山頂へ向けて、最後に少しだけ岩稜を登るが、特に難しいところはなく通過。パートナーの鶴見も全然余裕そうだった。 |
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赤岳をバックに余裕の鶴見 |
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ちょうど13時に山頂に着き、鶴見とガッツポーズをとる。視界に雲は無く、遠くのアルプスの山々も全て見える。
風が吹かなければ太陽で温もりを感じ、非常に快適。 |
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赤岳山頂にて |
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晴天の八ヶ岳。遠くに見えるのはアルプス山脈 |
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画像中央は阿弥陀岳 |
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下りるのが勿体ないぐらいだったが、13:30に下山開始。
地蔵の頭に向かう稜線は遠目に見れば道も狭そうに見え、アンザイレンで歩いているパーティも居たが、鶴見も余裕があったのでロープを出すことなく、危なげなく通過。
地蔵尾根を下り、15:00テントに到着。美濃戸山荘からは時間通りに歩くことができた。 |
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要所には鎖のある地蔵尾根 |
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夜はモツ鍋を作り、半年間の思い出話と、今回の山行を祝いウイスキーにて乾杯。
二人ともかなり飲みすぎてしまい、林は夜中に何度もお手洗いに。鶴見は19時から一度も目を覚ますことなく朝を迎えた。 |
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29日
朝を遅くし8時に行者小屋を出発。
本日の目的はアイスキャンディによるアイスクライミング。赤岳鉱泉で受付を済ませる。
小屋の方から、支点の作り方など丁寧な説明をして頂き、早速アイスクライミングをすることに。
暖冬によりアイスキャンディも発達途中で一部しか使えず人が多かったので、空いていた一番簡単そうな滑滝を登ることに。 |
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およそ5年ぶりぐらいのアイスクライミング。
事前に加藤さんから聞いていた様に、少し黒く見える氷の凹部にアイスアックスの重さを利用して尖端を打ち込む。アイスアックスだけでも登れそうなほど思いの外よく決まる。
アイスクライミング用のアイゼンを小屋から借りる事も出来たが、普段使っているアイゼンで登ることに。
蹴り込んでも思い通りにはきまらないので、亀山でアイゼンを着けての岩トレを思い出しながら登る。ちょっと本格的なアイスクライミングの登り方とは違うのかもしれないが、十分岩トレが通用すると感じた。 |
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滑滝を登る鶴見 |
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鶴見も自分も滑滝ぐらいならば余裕で登れるようになったが、他の壁は人が多く登れそうになかったので、登りたかったが諦めることに。滑滝でも難しそうな所を選んで登るなどして、午前中いっぱい楽しみ、明日の伊吹山もあるので早めに下山した。 |
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今回、初めてリーダーとして、準備の段階から会の皆様の助けを頂きながらの山行となりました。ありがとうございました。パートナーの鶴見と共に大変良い経験となる山行となりました。
また、なかなか経験する事の出来ないアイスクライミングや、アイススクリューも借りる事が出来て実際に氷に打ち込んでみたりと大変良き勉強となりました。
これからも積極的に山行を計画して、安全に山登りしていきたいと思います。 |
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( 文 ・ 写真 林 ) |
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