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比叡山マルチピッチ(宮崎県延岡市)
山行日  平成28年11月3日(木)
天 候  晴れ
メンバー  内田、鹿野(会員外)
行 程  山口~比叡山駐車場7:50~第2スラブ取付き・登攀開始8:05~登攀終了10:40~
駐車場11:40~昼食~ナックルスラブ取付き・登攀開始12:30~登攀終了15:10~
駐車場16:10~山口
 マルチピッチで有名な比叡山。長らく行ってみたいと思っていたが、今回、日帰り弾丸ツアーで比叡山に行く機会を得た。宮崎までの道のりも何のその。好天の下、本格的なマルチピッチを楽しむことができた。
 道中、高速道路の通行止めがあったため、予定より少し遅れて到着。さすがに11月ともなると朝の気温が低い。準備をして、駐車場からすぐの取付きへ。今回、実力差はあるが、鹿野とつるべで登らせてもらう。
 1 一峰第2スラブノーマル
まずは、第2スラブノーマルへ。取付きには親切なルート表示があったが、1P目を登った後がよく分からない。樹林帯の奥に岩が見えるので、1P目の終了点から岩に向かって左上すると、2P目につながった。
まだ陽の当たらない1P目
2P目は出だしが難しい
 第2スラブノーマルには2通りのルートがあるが、3P目の終了点からすぐに右隣の岩へトラバースするルートを選択。岩に上がり込むところが難しい。足場が良くないので、セカンドの自分はA0で上がった。
第2スラブの核心を登る鹿野
 後は快適な登攀を楽しんで終了点へ。青空へ向かう感じが気持ち良い。下降は終了点からAピークに移動。松の木のスリングを支点に懸垂で降りる。サマーホリデイの取付きからは登山道を使い、ニードル基部を経て駐車場まで下りた。
Aピークから懸垂下降
 2 一峰ナックルスラブスーパー
まだ時間があるので、次はナックルスラブスーパーへ。トポを見て、奥へ奥へと進むが、それらしい場所が見当たらない。しばらく彷徨ってから、見事、鹿野が取付きを発見。やっぱり初めてだと分かりにくい。
そして1P目から何だか難しい。同じⅤ級でも2P・3P目は第2スラブより怖い気がした。
1P目から苦労する内田
2P目を青空へ向かって
 そして核心の4P目(Ⅵ+)へ。鹿野が器用に岩を乗越すが、登り方を見ていなければセカンドでも登れる気がしない。
ナックルスラブの核心を登る鹿野
 何とか核心を越えた後、ようやく快適な登攀となる。5P目はロープを一杯までのばし、そのままナックルピークの左を終了点とした。下降は奥の細道ルートを懸垂で下る。残置スリングや立木を支点としながら取付きまで戻った。
最後はナックルピークの左へ
奥の細道ルートを懸垂下降
 天気にも恵まれ、初めての比叡山を満喫することができた。核心をリードしてくれた鹿野に感謝。そして、どこの岩場でも言えることだが、ルートを整備された方に深く感謝したい。
( 文:内田、写真:内田・鹿野 )
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