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河津峡から寂地山を経て額々山へ |
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日時 |
平成29年1月14日(土) |
天 候 |
雪まじりの風 |
メンバー |
林、内田、鹿野(会員外) |
行 程 |
駐車地点8:10~林道終点の橋8:55~入渓9:05~F510:15~尾根取り付き10:55~
縦走路11:50~寂地山12:10~額々山12:40~937.5P14:25~駐車地点15:20 |
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大山に行きたかったが、強い寒波が到来するとのことで、近場の西中国山地へ行くことに。
どこに行くかで悩んだが、アプローチが可能であれば、河津峡を寂地山までつめ、さらに額々山へと尾根を辿り、河津越経由で戻る予定とした。 |
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六日市ICを降り、深谷川沿いの道路を河津へ向かう。思っていたほどに積雪はない。
予定通り河津集落の橋近くに車を停めて、林道終点の橋まで快調に歩く。そこから右岸の踏み跡を進み、アシガ谷出合、トチゴヤ谷出合を過ぎてから、河津峡に入渓した。 |
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林道終点の橋 |
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雪をかぶった岩は滑りやすく、流れに落ちないよう慎重に越えていく。おまけに度重なる渡渉や雪の斜面の高巻き、岩稜混じりのモンキークライムが続き、なかなか距離が稼げない。
沢靴であればなんということもない箇所を越えるのに時間がかかる。 |
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沢の中を進む |
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高巻いた後、沢に戻る |
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そして、ようやくF6河津の滝が見えてきた。手前にあるのはF5だろうか。ここも沢の中を進むことができず、左岸を大きく高巻いて越える。 |
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F5の奥にF6が見える |
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河津峡にはいくつか支沢が流れ込むが、本流は水量があるため分かりやすい。そして、何度目かの難所を高巻いた際、このまま尾根を辿ってはどうかと林から提案があり、天候の悪化と行程の長さを考慮して、そこから尾根を進むことにした。 |
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何度も高巻きを強いられる |
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1000m付近から尾根に取り付いたが、ペースが速い二人についていくのが精一杯。また、尾根上に出ると風も強くなり、体感気温が急激に下がったためアウターを着る。
それでも林の頑張りで、何とか12時前に右谷山から寂地山への縦走路に出ることができた。
地形から判断するに1309ピークの北あたりか。寂地山山頂まではすぐの距離だ。 |
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尾根を進む |
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身体が冷えるので、急いで行動食を口にした後、寂地山へ向かう。
縦走路には吹き溜まりができているが、深いところで膝程度のサラサラ雪のため、ほとんどラッセルはない。
雪交じりの強風の中、寂地山山頂を踏み、そのまま額々山を目指す。
松ノ木峠への縦走路から額々山への分岐を見逃してはいけないので、早めに北へと進路をとった。なだらかな鞍部を進み、現れる大岩を右から越えると額々山山頂だ。ここまで来れば一安心。 |
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強風の寂地山頂 |
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休むことなく、額々山から河津越への額々尾根を進む。
尾根上の雪は北側が風で飛ばされ、思ったよりも歩きやすい。一箇所、大岩を北側から巻いた外、基本的にはなだらかな笹尾根を延々と歩き続けた。
強い北風は痛いほどの冷たさで、フードをかぶらなかった自分は右耳が軽く凍傷気味となってしまった。 |
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額々尾根を進む |
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そして、河津越まであと少しのところで痛恨のミスを犯す。
額々尾根を外さないよう、特に北向きの支尾根に逸れないよう気をつけていたところ、河津越の手前937.5ピークで南に進んでしまう。途中でおかしいとは思ったが、南向きに進んでいる以上、そのまま進んでも深谷川に出るだろうと判断した。
最後は急な斜面となった後、出合った沢沿いに下ると民家の横に出た。 |
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トラック図 |
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今回、天候が悪化する中、河津峡から額々尾根を周回し、充実した山行をすることができた。ただ、反省点を2つ。
高巻きする際、掴んだ枝がポキリと折れ、肝を冷やしたことが数度あったこと。
額々尾根を河津越の手前で外してしまったこと。
ミスの原因を自分なりに検証し、次の山行につなげたい。 |
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( 文:内田、写真:内田・林 ) |
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