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宮杉峡(島田川水系) |
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日 時 |
平成29年6月10日(土) |
天 気 |
晴れ |
メンバー |
内田、稲垣(会員外) |
行 程 |
山口~防府東IC~熊毛IC~周東町久杉~駐車地点~入渓8:40~F18:45~
下シャンシャンの滝9:45~二俣10:55~出渓11:00~物見ヶ岳12:00~
駐車地点13:15~山陽自動車道~山口 |
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朝夕は涼しいものの、昼間の気温が30度を超える日も出てきた。
気がつけば6月。いよいよ沢の季節だ。今シーズン初の沢は宮杉峡へ。稲垣も沢登りは久しぶりとのことで、お互いに無理をしないようにと気をつけて、久々の沢の感覚を楽しんだ。 |
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山陽道を熊毛ICで下り、国道2号から376号を経由して周東町久杉へ。
そばには獺祭で有名な旭酒造の立派な施設が建っている。準備をして、宮杉川と東川の出合の橋から入渓した。すでに気温は上がっている。水量は平水並みか少ないくらい。 |
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宮杉峡入口 |
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沢靴の感覚を取り戻す間もなく、すぐにF1が現れる。それでも、稲垣は2年のブランクを感じさせずに、ロープは不要とするすると越えていった。 |
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立派な釜を持つF1 |
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宮杉峡は沢の規模に比して、思った以上に深さがあり、しっかり水に浸かることができる。無理に身体を濡らさなくても良いのだが、二人とも好んで水線を進む。 |
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釜は思った以上に深い |
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林道の橋を2つ越え、堰堤を左から巻いて進む。岩が黒っぽい上に、まだ陽が当たらないせいか、水の中の様子が分かりにくい。所々で足を取られながら、しばらく平凡なゴーロを進むと、ようやく下シャンシャンの滝だ。 |
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ブランクを感じさせない稲垣 |
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下シャンシャンの滝でロープを使用。水流の左から取り付き、そのまま直上する。上部で水流を右に横切りして、最後は落ち口に抜けた。決して難しくはないが、適度な緊張感が心地よい。 |
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下シャンシャンの滝 |
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その後も小滝を楽しみながら水の中を進む。丸太のかかった滝も面白い。丸太を辿って滝を越えた。このあたりはFナンバーもよく分からない。 |
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丸太のかかった滝 |
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それから10分ほどで現れるのが上シャンシャン滝か。スラブ滝で、見るからに難しそう。シャワーを浴びながら探ってみたものの、登れそうな手がかりなし。早々に浴びる水の冷たさに心が折れ、水流を避けて、左の岩を越えた。 |
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上シャンシャンの滝 |
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その後、幅広のスラブ滝やトユ状の多段の滝を越えると500m付近の二俣だ。ここで小休憩をとる。他の人の記録を見ると、この二俣付近で出渓し、右岸の踏み跡を辿って下山しているようだ。せっかくなので今回は物見ヶ岳まで行ってみることにする。 |
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500m付近の二俣 |
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二俣の間の尾根に取り付き、濃い藪に突入すると、すぐに荒れた林道に出会う。後は楽な林道歩きと思ったら、ここからが今回の核心だった。
誰も通る者のいない林道は荒れ放題で、いたるところで藪化しており、歩きにくい。特に鋭いトゲを持つ茨の藪には苦しめられた。トップを歩いてくれた稲垣はさぞ痛い思いをしただろう。
ようやく藪が薄くなってくると、入り組んだ林道を迷わないよう山頂を目指すだけ。
物見ヶ岳山頂には立派な看板が設置されているが、展望はない。山頂からの下山もショートカットしようとして大苦戦。
大汗をかいて駐車地点まで戻った。少し遠回りでも舗装道路を歩いた方が時間も労力もかからなかったと思う。 |
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トラック図 |
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宮杉峡はコンパクトながらも釜を持つ滝があり、しっかり沢登りの楽しさを味わえる。ただ、出渓後は遡行図のとおり、やはり沢沿いを下るのが正解だと思った。 |
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( 文・写真 : 内田 ) |
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