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大山(別山中央稜) |
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日 時 |
2018年3月7日 |
天 気 |
晴れ |
メンバー |
林・宮田 |
行 程 |
駐車場04:30~尾根の末端06:20~取り付き07:00~別山山頂09:40~弥山山頂10:30~夏道~駐車場13:00 |
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マンデークライミングでたまたま平日休みが合う事を知り、天気も良いし雪的に最後のチャンスだろうと急遽別山へ!前日の職場の宴会を潜り抜け22時山口を出発。高速道路だと3時間半で着く。
三日前の情報では、既に雪も少なく岩が積み木のような状態との事。なるべくなら、温度の上がる前に速やかに登りたいという事で駐車場を4時半に出発。弥山沢沿いを詰めると、弥山沢から流れてきた大量のデブリを発見。二日前に降った雨の影響だろうか? |
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別山尾根の末端に到着。下部の尾根はみるからに藪だらけなので左の雪稜を詰める。雪がガチガチでふくらはぎが疲れてきたので途中から尾根に上がる。ナイフリッジのような尾根を進み、取り付きに到着。ここでロープを付ける。 |
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途中から尾根に上がった |
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1P、2Pと順調にロープを伸ばす。雪が少ないので支点は取りやすいが、木登りで、アックスを振るっても泥壁に突き刺すといった感じだ。ハーケンやリングボルトといった支点と、ピナクルにスリングを巻いてビレイステーションとする。 |
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順調に登る |
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余裕の宮田君 |
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いよいよ核心とされる岩場に到着。まずは下部の岩場を浮石に注意して登る。
記憶では、次のピッチは凹角の岩場を登る筈だが、雪が少なくブッシュだらけでよく分からない。左のすっきりとした岩場を登ってみることに。
一ヶ所悪い所があった。リッジ状の岩にアイゼンの前爪をどうにか噛ませて、残置スリングを頼りに乗り上がる。その上は浮石だらけで、落石をさせないように細心の注意をしながら登る。
もう1ピッチ真っすぐに上がれば別山の山頂みたいだったが、そこは落石の宝庫の様な気がしたので安全をとって右にトラバースして、雪稜を別山山頂まで突き上げた。落石さえなければ十分に楽しめる岩稜なのだろうがもったいない。今度はしっかり雪が降ってよく冷えた時に登りたい。 |
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左の岩場。ちょっと緊張した! |
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左の岩場上部から右へトラバース |
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別山頂上に向けて |
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別山山頂からリッジに下る。残置ロープがあるので頼りに下るが完全に体を委ねることは出来ない。リッジも雪が少なく中途半端な状態だったが、コンテで越える。両端の弥山沢と別山沢は常に落石の音が聞こえる。リッジを一段降りたところでキックステップが上手くきまらない・・なんとアイゼンが外れていた。ちゃんと点検はしたのだが、流れ止めがちゃんと機能してくれてよかった。
リッジをこえ、夏道までの上がりも、雪がガチガチでふくらはぎを鍛えながら登った! |
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余裕の宮田君2 |
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リッジを降りるとアイゼンが外れた |
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最後の登り |
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弥山山頂に到着。宮田君も順調に登った。縦走用の長いピッケルなのでさぞ登りにくかったことだろう。噂では最近ブラックダイヤモンドのバイパーを新品で2本買ったとか・・・?
北壁を1ルート登っても短く感じるので、予定では、ここから縦走をして三鈷峰のガンマルンゼを継続登攀する予定だったが、時間的な問題と、気温が思ったよりも上がり落石が心配だったのであきらめることに。何より別山の浮石に細心の注意を働かせたことで精神的にも満足していた。来年はぜひとも継続登攀を実現させたい。 |
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( 文:林 写真:林・宮田 ) |
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