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春の九重山系 平治岳、大船山
 
日 時  2018年6月2日
天 候  快晴
メンバー  江本(正)、吉田(美)
行 程  宇部(3:50)~宇部I.C.(高速道路利用)~九州自動車道~東九州自動車道~湯布院I.C.~やまなみハイウエー~長者原(6:50~7:00)~雨ヶ池(8:00)~坊がつる(8:30)~大戸越(9:30)~平治岳(10:05)~平治岳本峰(10:20)~大戸越(11:30)~北大船山(12:25)~大船山(13:00)~段バル(13:30~13:50)~坊がつる(14:40)~長者原(16:00)~やまなみハイウエー~湯布院I.C.~東九州自動車道~九州自動車道~中国自動車道~山陽自動車道~宇部I.C.~宇部(20:30)
 毎年恒例の九重山系平治岳のミヤマキリシマ観賞山行を今年は予定通り6月2日に実施。この一週間前に英彦山に行ったとき他の登山者から「九重のミヤマキリシマは今が満開」との話を聞いていたので、もう盛りを過ぎているのではと半分諦めていたが、予想以上に花芽が多く十二分に楽しむことが出来た。
 むかしは前泊が常識だったが、高速道路が整備されたおかげで欲張った計画でなければ十分日帰りが可能になった。
 朝4時前に宇部を出発。7時前に長者原に到着。かろうじて駐車場に駐車できた。翌日の山開きでは、この時間に来たのでは駐車できないだろう。
 今日は長者原から雨ヶ池経由で坊がつるを目指す。長者原からは星生山の北斜面がミヤマキリシマでピンクに染まっているのが見える。平治岳も期待が持てそうだ。
 雨ヶ池に近づくと先行していたパーティーに追いついたものの登山道の周りに咲いているミヤマキリシマを眺めたり写真を撮っていると追い越される。何回も追い越したり追い越されたりを繰り返していると坊がつるに到着。既に多数の色とりどりテントが張られている。前泊していたように思われる。平日休みを取ってキャンプを楽しんだのだろうか。
 樹林帯から大戸越に抜けると登山者でごった返している。少し休んで平治岳の頂上を目指す。
 登りは数珠繋ぎだが渋滞することもなく比較的スムーズに頂上に到着。少し盛りは過ぎている感はあるもののミヤマキリシマのピンクの絨毯を堪能する。
平治岳南斜面、遠く三俣山を望む
平治岳から大戸越を望む
平治岳西尾根から頂上を望む
遠く黒岳を望む
平治岳南面のミヤマキリシマ
白いミヤマキリシマ
 頂上一面に群生するミヤマキリシマのピンクの絨毯を堪能しながらゆっくり前進する。
 本峰から西尾根にかけてのミヤマキリシマも密度が高く美しい。地元のテレビ局が山番組の中継をしていたのを遠巻きに眺めたり、花の写真を撮ったり、ゆっくりした後に重い腰を上げた。
 下りでは渋滞で登り以上に時間がかかってしまったため、大戸越では食事はせずに大船山を目指すことにする。登りながら振り返るとピンクに染まる平治岳が見えるのでつい足を止める。
 北大船山のミヤマキリシマは色は鮮やかだが花芽は少ない。登山者も平治岳に比べると少ない。それでもすれ違う登山者と登山道を譲り合いながら大船山に到着した。
 頂上からは遠く霞んでも平治岳のピークが目を引く。
大船山を望む
大船山山頂から遠く平治岳を望む
 段バルで遅い昼食をとった後、坊がつるへと下った。坊がつるのテント数は朝よりも増えて100張りを越えていたと思われる。
 坊がつるから長者原までは1回休憩をとったのみで足早に下山した。
坊がつるキャンプ場
 今年の春はどこも花の開花が早いので少し早めに日程を設定したのだが、それよりも早くミヤマキリシマは満開になったようだ。タイミングよく満開の時に訪れたいのであれば早め早めに何度も足を運ぶしかなさそうだ。
 今回、盛りを過ぎているとはいえ十分見ごたえのあるミヤマキリシマのピンクの絨毯であった。天候にも恵まれ、充実した春の一日だった。
(  文・写真 : 江本 正彦 )
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