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三段峡本流下部 龍ノ口(太田川水系) |
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日 時 |
2018年7月28日(土) |
天 気 |
晴れ |
メンバー |
池本、内田、稲垣(会員外) |
行 程 |
山口~戸河内IC~三段峡駐車場~入渓7:55~龍ノ口8:10~ぐるの瀬9:20~黒淵10:25~葭ヶ原12:55~出渓~三段峡駐車場~戸河内IC~山口 |
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相変わらず雨の降らない猛暑が続く。毎年、恒例となりつつある三段峡龍ノ口にうってつけの状況だ。はたして今回も龍ノ口を突破できるだろうか。 |
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山口からの道中、気温表示が20度のところもあり、朝イチは思ったよりも涼しい。しかし、駐車場に到着、準備をしている間にどんどん気温は上昇し、汗まみれになって出発。
駐車場では二谷に入るという広島のパーティーと出会った。 |
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いつものように赤い橋を渡ってから入渓。朝早いためか、まだ観光客は誰もいない。
身体を慣らしながら遡行すると、間もなく姉妹滝手前の河原に着いた。ここから龍ノ口がよく見える。未だに平水時の水量の判断がつかないが、多くはなさそうだ。 |
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龍ノ口遠景 |
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泳いで龍ノ口の入口拠点へ。今日は流れが弱いのか、簡単に到着できた。ここで、いつものように作戦を練る。作戦といっても、左岸寄りの取付拠点まで泳いで辿り着き、そこからさらに頑張って泳いで右岸に渡るというだけだ。
まずは、稲垣が一番乗りで取付拠点へ泳ぎ着く。 |
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取付拠点へ泳ぐ稲垣 |
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取付拠点で支点を作り、三人で龍ノ口の核心部を観察する。水位は低いようだが、白濁した水流が激しくうねっており、決して水量は少ないようには思えない。それでも、一人ずつ右岸へのアタックを開始。 |
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水流を観察する |
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今回の龍ノ口 |
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流れを横切って、右岸に触れることはできるのだが、ホールドが乏しいため、水流に押されて、体勢を保持できない。
ここで、池本が取付拠点の岩と右岸を使って、発射台を構築することを発案。今回の水量だから可能なのだろうが、右岸へのアタックがやりやすくなった。 |
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発射台となる池本 |
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再度、内田がチャレンジする。小さいカチに右手がかかり、右足を水中の岩に。押し寄せる水流にバランスを崩しそうになるが、じわりと右足に立ち込んでいく。
どれくらい時間がかかったのか分からない。気がつけば何とか右岸に張り付くことに成功した。
体勢を整えて右岸沿いを進むが、最後に出っ張った岩を乗っ越すのが怖い。ここで失敗すれば、水流に落ちて振り出しに戻ってしまう。またもや時間がかかってしまうが、何とかクリア。後は、内田が投げたロープを使って、二人が続いた。
無事に龍ノ口を越えることができ、三人でがっちり握手を交わす。それにしても、ここを右岸以外から越えることができるとは信じられない。 |
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ロープが届けば一安心 |
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その後もまだまだポイントが続く。今回、できるだけ河原を歩かず、水流の中を遡行したため、何度も水中の岩に滑って転ばされ、小滝の正面突破で体力を使わされ、じわじわと消耗する。 |
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小さな滝も見逃さない |
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初めて通る箇所もある |
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また、既にアブの時期なのか、水面から出ている部分にびっしりとアブがまとわりつく。血を吸われるだけならまだしも、痛痒いのがたまらない。
うんざりしながら葭ヶ原に着いたときには三人ともお腹いっぱいになっていた。今回の遡行はここまで。途中、黒淵の渡船は営業していなかった。 |
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猛烈なアブにうんざり |
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数えてみると、龍ノ口に来たのは今回で5度目、そのうち突破できたのが4回となる。それでも、水量が少ない時ばかりを狙っていることもあり、まだまだ三浦さんのようにはいかない。
今後も研鑽を積み、少しでも偉大な先輩に近づきたいと思う。 |
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( 文・写真 : 内田 ) |
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