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三倉岳(上ノ岳右ルート・中ノ岳稜線ルート) |
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山行日 |
2019年4月17日 |
天 気 |
晴れ |
メンバー |
宮田・林 |
行 程 |
三倉岳駐車場(09:00)→上ノ岳右ルート取り付き(10:00)→上ノ岳稜線(12:00)→中ノ岳稜線ルート取り付き(13:00)→中ノ岳山頂(15:00)→αクラック(16:00)→三倉岳駐車場(17:00) |
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6時に防府で集合し、下道で三倉岳へ。2時間半程で到着。
準備をして、上ノ岳右ルートに取り付いたのは10時ぐらいだった。 |
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1ピッチ目、宮田がリード!ここはプロテクションが取れずに緊張するが、見事オンサイト。最初の乗越と、最後のスラブが怖い。大きな岩の立木でピッチを切る。 |
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1ピッチ目を登る宮田 |
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2ピッチ目、林リード。クラック沿いにトラバースするように登るが、このトラバースも、途中でカムを微妙に効かせてのファジーな登りなので怖い。
トラバースが終わり突出した岩の基部でピッチを切る事も考えたが、そのまま続けて突出した岩を直上した。ここもカムがバチ効きするが、ナチュプロなので怖い。
登りきって広いテラスでピッチを切る。ロープの流れは悪くならなかった。 |
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一ケ所カムが決まる所がある |
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3ピッチ目。ここはどこでピッチを切るかが問題。宮田は初めてのルートなので、僕が引き続きリードをすることにした。
最初のスラブの出だしで足がズルっと滑って怖い思いをしたが、負けじと登り続ける。次のピンは少し遠くて、ピンの手前がスラブの乗越で怖い。エイヤ!で乗り越える。
スラブを越えるとクラックに移り変わる。このバリエーションの豊かさが面白い。クラック手前の細くてグラグラする立木とカムで終了点を構築することも考えたが、それよりも少し左側によって、太い立木で終了点を構築した。ビレイ体勢は悪くなるが、細い立木も上手い事利用したらなんとかなった。 |
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緊張するスラブが続く |
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4ピッチ目。いよいよ核心のクラック。ここも林リードで。
前半のクラックはフットジャムを利かして割かし気持ちよく登れる。後半は、ハングした岩にキャメロットの1番を効かせて、更に広がったクラックに3番を効かせて、一気に解放感溢れるクライミングに移り変わる。ピンにクリップしても、その後の一歩が怖い。 |
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ハンガーのある所まで来たら一安心 |
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5ピッチ目。宮田リード。ここも最後のスラブの乗越が怖いが、難なく登って行った。あとは簡単な稜線を走って渡り、終了。 |
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昼食に宮田君の美味しいコーヒーを頂いて、いろいろ悩んだ結果、中ノ岳稜線に取り付くことにした! |
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1ピッチ目、宮田リード。最初の岩の乗り越しは、少し下がった所から取り付つく。最初のクラックを越えてからスルスルとロープを目いっぱいまで伸ばした。 |
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ここからだと登りやすい |
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2ピッチ目、林リード。ルートを選べば殆ど歩きみたいなものだ。簡単なチムニーの手前で、先行パーティに追いつく。「どこの山岳会ですか?」と聞かれたが、どうも見覚えのある顔ぶればかり。
「周南山岳会のHさんですか?」と聞いたら見事ビンゴ。今先頭を登っているのは宇部山岳会の村岡さんだという。皆さん懐かしい人たちばかりで、しばし談笑。僕のことを「イケメンだね!」と言ってくれたので、「今から登ってくる宮田君は僕よりイケメンですよ!」と答えたが、いざ宮田君が登ってきても反応はイマイチだった。 |
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偶然お会いできて、ホッと一息 |
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3ピッチ目、イケメン宮田がリード。簡単なチムニーを登り、大きな岩の乗越をエイドクライミング。そこからピッチを切って、残置ロープを頼りに下り、チムニーの入り口まで行く。
4ピッチ目、宮田リード。前回登れずに悔しい思いをしたとの事だったが、今回は見事のクライミングをみせた!途中で奇怪なムーブを魅せるなど、余裕の登りだった。 |
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こんなムーブは見たことない・・! |
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5ピッチ目、岩をジャンプして、ピッチを切り、宮田リードで山頂までのラストピッチ。最後のスラブもフリーで越えていった。 |
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やはりマルチは楽しい! |
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山頂に到着し、時間もあるのでαクラックへ行ってみることに。三倉の入門的なクラックで練習に丁度いいらしい。
トポ図通りにいったつもりが全然違う所に出たみたいで、地元クライマー?に場所を聞いてなんとかたどり着く。初見では到達不可能だと思う!
トップロープを仕掛けて登ってみる。ハンドを効かせながら登る感じで、何回か練習すればリードで行ける!と自信がついたところで下山。 |
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αクラック!面白かったです |
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やはり三倉岳は心が鍛えられる!
ナチュプロでも臆せずに登れるよう、技術を身に着けたいなと思いました! |
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( 文・写真 : 林 ) |
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