|
河津峡(錦川水系) |
|
|
|
|
|
山行日 |
2019年6月9日(日) |
天 候 |
晴れ |
メンバー |
高田、藤村、有松、内田 |
行 程 |
山口IC~六日市IC~河津8:30~入渓9:10~F1?9:50~河津の滝11:00~縦走路13:10~小休止~錦岳14:05~林道15:25~河津~六日市IC~山口IC |
|
|
|
|
まだ6月というのに気温が30度を越える日もあり、ようやく沢の季節がやって来た。今回、声をかけて集まったのは4人。有松の沢デビューの舞台として、河津峡に行くことにした。 |
|
|
|
河津集落の橋の近くの空きスペースに駐車し、準備をしてから出発。
ところが、予想に反して、涼しいどころか何だか肌寒い。車の温度計では14度。これまでの暑さはどこへいったのだろうか。林道終点の橋から入渓するが、いきなり水に浸かってのシャワークライミング。予想はしていたが、痺れるほど水が冷たく、一気に身体が冷えた。 |
|
|
|
|
林道終点の橋から入渓 |
|
|
|
二日前に130mm以上の降水があったので、水量が心配だったが、遡行するには問題なく、天気は上々。
沢には木洩れ日が差し、素晴らしい渓相に心が躍る。アシガ谷分岐、トチゴヤ谷分岐を過ぎ、小滝を越えて順調に進むと、F1?が現れる。高さは7~8mはありそうだ。 |
|
|
|
|
身体が冷えるのに積極的に水に浸かる |
|
|
|
|
渓相は素晴らしいの一言 |
|
|
|
水量多めの滝本体は見るも寒々しいので、細く水が流れる右のチムニーを登る。高田、藤村はもちろんだが、有松も安定した登りで沢が初めてだとは思えない。チムニーに取り付くまでのへつりも面白かった。 |
|
|
|
|
F1?に取り付く |
|
|
|
その後も、久しぶりの沢の感覚を楽しみながら遡行すると、遠くに河津の滝が見えてきた。
前衛の小滝を越えると、ようやく全貌が明らかとなるが、ここもさすがに登ろうという気にならない。右岸の岩溝を登って滝を高巻いた後、苦労して沢に戻った。念のためロープを出したが、普段からクライミングをやっている有松は全く危なげない。 |
|
|
|
|
河津の滝 |
|
|
|
このあたりから気持ちが守りに入り、次第に水に浸かるのを避けるようになる。けれど、なるべく濡れないように、みんなでワイワイ言いながらへつるのも楽しい。 |
|
|
|
|
なるべく水に浸からないように |
|
|
|
河津峡は本流を進むので、基本的に水流の多い方を選べば良いが、分岐に出会う度、現在地を確認する。今回のように水量が多いと、ぱっと見では分かりにくい箇所もあった。
飛び出しの滝を越えても、滝は続く。気温が上がらないので、身体も温まらないが、面白そうな箇所は水流に突っ込むので、さらに身体が冷える。 |
|
|
|
|
水流に突っ込む |
|
|
|
最後は、稜線近くまで水流沿いに登った後、右手の支尾根を経て、縦走路に出た。そこで一息入れていると、偶然にも加藤と遭遇。なんと寂地峡と犬戻峡の間の尾根を登ってきたそうだ。さすがベテランは目の付け所が違う。時間も押しているので、お互いの安全を祈って、別方向に分かれた。
我々は予定通りにミノコシ谷を降りる。錦岳から北に延びる尾根をコルまで進み、そこから左側の急な斜面をミノコシ谷へ下った。相変わらずガレているので歩きにくい。二俣からは踏み跡を辿って林道に戻った。 |
|
|
|
|
ミノコシ谷を下る |
|
|
|
|
トラック図(河津峡) |
|
|
|
何度訪れても河津峡は美しい。それ故、あまり水に浸からずに渓相を楽しむ遡行もありだと思う。ただ、主稜線まで突き上げて、道なき道を下山するので、体力は必要だ。きついけれど、やっぱり沢登りは面白い。 |
|
|
|
( 文:内田・写真:高田、内田 ) |
|
|
|
|
|
|
|