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瀬戸谷右俣 |
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山行日 |
2019年7月16日 |
天 候 |
晴れのち雨 |
メンバー |
林・宮城(会員外Y・I) |
行 程 |
08:10駐車場から入渓~08:50瀬戸の滝~10:10瀬戸の滝上流から再入渓~12:35一つ目の二俣~13:35二つ目の二俣~14:00登山道~15:00駐車場 |
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前泊でやや飲み過ぎて、頭の痛い状態から入渓。最近は冷夏として気温の低い日が続いているが、この日は天気もすこぶる良く、今日は幸いにも気温は高め。それでも、入渓をしていきなりの泳ぎでは水が冷たく泳ぐには勇気が必要だった。いくつかの泳ぎを交え(へつりでも行けます)瀬戸の滝に出た。 |
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立派な瀬戸の滝 |
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瀬戸の滝をどちらから高巻くか少し悩んだが、見た感じ右岸の方がすんなり行けそうだったので右岸を選択。念のためロープを出す。
宮城がトップで泥壁と雑草を掴んで登り、立木でビレー。立木に赤いテープがあった。
さらに1ピッチ登ると、今度は苔むしたフィックスロープがあった。「西中国山地の沢」に書いてあるフィックスロープとはこれの事だろう。残置されてから何年経っているか分からないが、過去の人たちと同じ軌跡を辿れた気がして少し嬉しくなった。 |
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美しい緑の中の高巻き |
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その後もフィックスロープに導かれて、合計3ピッチ登った。ここの高巻きは初級者が居る場合にはロープを出していた方が良いなと感じた。
高巻きの終了点と思われる尾根の途中の立木にも赤いテープがあった。ここからは沢に戻るように小さな尾根と谷をトラバースしてすぐに沢に戻る事が出来た。 |
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沢に戻るとそこは瀬戸の滝の落ち口だった。ここからは沢も明るく、緑が非常に美しい。イメージ的には細見谷に似た渓相だ。
しばらく平凡な美しい河原を歩く。ところどころに石垣が現れ、かつては人の手がここまで入っていたんだと驚くと同時に、どうやってここまで登ったのだろうと疑問に思った。恐らく、どこか登れる道があるのだろう。 |
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渓相は素晴らしいの一言 |
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一時間ぐらい美しい平凡な河原を歩くと、右側に岩壁が現れた。沢には岩壁から落ちてきたであろう、大きな岩が転がっている。ここから広いゴルジュとなり、ようやく滝が出てくるのだが、流木と、恐らく土砂で埋もれた箇所も多く、小滝を楽しむ。 |
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崖から崩れた大きな岩 |
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スラブてツルッとした1mぐらいの滝を登ると、その奥に立派な淵を持ったチョックストーン滝。この沢のハイライトはおそらくこの滝ではないかと感じ、寒いけれど泳いで取り付き突破。(へつりでも簡単に越えられます)
その後すぐにトユ状の滝があり、これはツッパリで越えたが、ヌメリが凄く難儀した。オマケに飛んでいた小さな虫を飲み込んでしまった。行動食だと思い込むことにして美味しく頂く。その後は長い流木が橋の様に架かった滝。流木を歩いたりして楽しく越える。 |
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チョックストーン滝 |
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頑張って突っ張る! |
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橋の様に架かった流木 |
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その後すぐに一つ目の二俣となり、右俣に行く。
この沢唯一と言っていいだろう垂壁状の滝F8(5m)がすぐに現れた。時間も気になってきだしたので、とりあえず宮城さんにフリーで越えてもらって様子を見てもらったが、ロープが有った方が良いということでここはロープを出した。水流の中は難しいが、左岸をよく探せば良いホールドがある。 |
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F8を登る宮城 |
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その後は流木のかかった小滝をいくつか登って、段々と水が枯れてきたところで登山道に合流しやすいように二つ目の二俣を右俣に進み、地図をみながら谷を詰めていき、手入れのされた?急斜面に出ることが出来て、大した藪漕ぎもなく、登山道に出ることが出来た。
登山道に出るころには雨が強く降り出したが、空も明るくすぐに止んだ。 |
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最後の急斜面 |
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去年だったか、瀬戸の滝を見て以来その上流部はどうなっているのだろうとずっと気になっていた。その結果、非常に美しい沢と出会えることが出来た。
全体的に平凡な河原が長く、大きな滝らしい滝もないが、美しい渓相に癒されました。核心は高巻きかと思いました。 |
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(写真・林、宮城:文・林) |
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